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ある40代女性の生活

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安部譲二さん: 「男を売る稼業」に誘われ 慶応高校を除籍 

2010年08月31日 10時53分54秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「人生の贈りもの 作家 安部譲二さん 1 麻布中の劣等生、「男を売る稼業」に」という記事がありました。

『堀の中の懲りない面々』で有名な安部譲二さんは、麻布中学、慶応高校と進学していましたが、けんかが強く、「男を売る稼業、修業してみないか」と誘われ、ヤクザの世界に入ったのだそうです。

安部譲二さんは、お父さんが日本郵船に勤務する家庭に生まれました。

第二次世界大戦の疎開から東京に帰り、麻布中学に進学します。

小学校では勉強ができたのですが、麻布中学では45人のクラスで38番でした。
「ああ、おれは劣等生なんだ」、おれの後ろには7人しかいないと思ったら、その1人が橋本龍太郎さんだったそうです。

中学生の頃から、渋谷の街で大人相手にケンカをしていました。
渋谷の愚連隊組織である安藤組の安藤昇さんから、「お前、男を売る稼業、修業してみないか」とスカウトされます。

これがもし、「ヤクザにならねえか」と誘われたら違っていたでしょうが、「男を売る稼業」に清水次郎長などを連想し、「そうだ、その道があった」と乗り気になりました。

慶応高校に進学後、早稲田の生徒とのケンカが原因で、高校を除籍になってしまいました。

「退学だったらね、ほかに編入できるんだよ。除籍っていうのは「最初からお前はいない」だから」

神戸の高校へ行ったり、6回高校を替わって、22歳で東京の保善高校定時制を卒業しました。
4日でクビになった高校もあり、「入学金返せ」と騒いだこともあります。

ヤクザの世界に入ってみると、自分が下手だということが分かったそうです。
博才があるほうじゃなし、度胸のあるほうじゃなし、20歳くらいのときに気がついて、カタギになろうと決心します。

高校へ通いながらレストランでアルバイトをしていました。
そこでは、クレープシュゼットなど秘伝の技も教えてくれました。

食べることが好きなので、サービス業に就こうと、高校卒業後、ホテル学校へ入学します。

ホテルニューオータニで「クレープシュゼット」を出すことになり、作れる人が4人必要だと、安部さんを採用しようという話になりました。

ホテルの人事課に行ったところ、安部さんを捕まえたことがある警察官がたくさんいます。
警視庁の天下りの人たちで、「こんなところへ、おれが来れるかっ」となりました。

なかなかカタギになれなかったということです。
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安部さんのおじいさん(父方)は、造船技師で、東京大学予備門(のちの旧制一高)では、正岡子規や夏目漱石と同期で、「坂の上の雲」の世界だったとも、記事にありました。

安部さんは、ヤクザの世界にとても詳しい方という印象があります。
育たれた家庭は、カタギの家庭なのですね。

中学時代に、勉強以外で何があるだろうと考え、素直な子だったら、絵や詩に行くだろうが、野球も自分はうまいけれど足が遅いからプロにはなれないと、いろいろなサイドを探したとあり、印象的でした。


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