昨日の朝日新聞夕刊に、「文化 深層新層 出番減る芸能レポーター “情報管理”で薄れる関心」という記事がありました。
文化の新しい傾向を、深い背景から解説するコーナーです。
テレビの世界では、かつては芸能リポーターが視聴率アップに貢献しましたが、現在は視聴者の関心が時事や生活情報に移り、芸能人の情報管理も変わったことから、減りつつあるのだそうです。
1970年代後半に、歌手が愛人を殺害するという事件があり、芸能スキャンダルは視聴率獲得に効果的だと、テレビ各局が気づきました。
8月に亡くなった梨本勝さんは、その頃登場した芸能リポーターの典型だったそうです。
「恐縮です」と言いながら、当事者に直接カメラとマイクを突きつけ、嫌がる表情もそのまま放送し、その手法が人気となりました。
しかし、「行きすぎた取材」によるプライバシー侵害が問題になり、芸能事務所は所属する芸能人のイメージ管理を強化するようになりました。
本人への取材は、映画や商品の宣伝のために設定される記者会見などに限定され、結婚や私的な情報は事務所発表のコメントやブログの記載になりました。
視聴者の関心も変化し、1990年代以降、ワイドショーは国内政治、国際情勢、グルメ、ファッションと、芸能情報以外に時間を割くようになりました。
有名な芸能レポーターたちも、多くは50代以上になりました。
芸能リポーターの福岡翼さんは、「芸能リポーターというジャンルそのものが消えていく」と話されます。
福岡さんは、「石原裕次郎や美空ひばりのような国民的スターがいなくなったことが大きい」と分析されるということです。
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なるほど、その通りだと思いました。
私たちにとって、芸能人はスターというよりは、芸能を職業とする普通の(才能や努力は人並み以上で、雰囲気としては等身大)人という感じです。
テレビをつけたときも、芸能の話題より、ニュースの解説などのほうを見ます。
ブログもツイッターもあるので、本人の情報はここから知ることができます。
文化の新しい傾向を、深い背景から解説するコーナーです。
テレビの世界では、かつては芸能リポーターが視聴率アップに貢献しましたが、現在は視聴者の関心が時事や生活情報に移り、芸能人の情報管理も変わったことから、減りつつあるのだそうです。
1970年代後半に、歌手が愛人を殺害するという事件があり、芸能スキャンダルは視聴率獲得に効果的だと、テレビ各局が気づきました。
8月に亡くなった梨本勝さんは、その頃登場した芸能リポーターの典型だったそうです。
「恐縮です」と言いながら、当事者に直接カメラとマイクを突きつけ、嫌がる表情もそのまま放送し、その手法が人気となりました。
しかし、「行きすぎた取材」によるプライバシー侵害が問題になり、芸能事務所は所属する芸能人のイメージ管理を強化するようになりました。
本人への取材は、映画や商品の宣伝のために設定される記者会見などに限定され、結婚や私的な情報は事務所発表のコメントやブログの記載になりました。
視聴者の関心も変化し、1990年代以降、ワイドショーは国内政治、国際情勢、グルメ、ファッションと、芸能情報以外に時間を割くようになりました。
有名な芸能レポーターたちも、多くは50代以上になりました。
芸能リポーターの福岡翼さんは、「芸能リポーターというジャンルそのものが消えていく」と話されます。
福岡さんは、「石原裕次郎や美空ひばりのような国民的スターがいなくなったことが大きい」と分析されるということです。
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なるほど、その通りだと思いました。
私たちにとって、芸能人はスターというよりは、芸能を職業とする普通の(才能や努力は人並み以上で、雰囲気としては等身大)人という感じです。
テレビをつけたときも、芸能の話題より、ニュースの解説などのほうを見ます。
ブログもツイッターもあるので、本人の情報はここから知ることができます。
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