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ののちゃん: 動物園の展示方法

2008年07月24日 07時20分03秒 | 新聞
朝日新聞の「ののちゃんの自由研究」(7月21日)は、「野生に近づけ動物ハッピー」という題で、動物園の展示方法についてでした。

藤原先生が、動物園は「めずらしい動物に頼る傾向はかわりつつあるのよ。」とののちゃんに説明しています。

旭山動物園の「行動展示」等、なるべく野生に近い環境をととのえる「環境エンリッチメント」という方法が取られ、問題行動が減ったり、繁殖に結びついたりしているということです。

従来の動物園は、オリとコンクリートに囲まれた獣舎で、えさは1日1回まとめて与えていました。

上野動物園では、ゴリラのえさをワラの中に隠したり、ツキノワグマを冬眠させる試みをしています。

多摩動物園では、生息地が近いキリン、ペリカン、シマウマ等を同じ敷地で放つ異種動物の同居や、群れでくらす動物は複数を一緒に飼うようにしています。

福岡市動物園では、高い場所を好むチンパンジーのために高さ15メートルの施設を3年前に作ったところ、問題行動がほとんどなくなったということでした。

旭山動物園は、レッサーパンダ舎で人工の木と自然の木の間に地上3.5メートル、長さ13メートルのつり橋を昨年12月に作ったところ、自然の木の方に行くようになりました。オランウータンの自然繁殖もありました。小菅園長は、「動物が楽しくくらせるようになると、野生の行動が出てきて、それがとても魅力的だ」と話していらっしゃいます。

全国の動物園の入園者総数は、2005年から増加に転じ、2006年は4088万人という記事でした。

動物は好きです。国内でも、国外でも訪れた都市に動物園があれば、訪れたいです。

炎天下に狭い場所で展示されているより、木々や草に隠れて見えない部分があっても、いきいきとしている動物を見ることができて、学ぶことが多い動物園は、また来ようと思います。


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