昨日の朝日新聞オピニオン欄に、「耕論 「変革の病」去り、絶滅へ」という記事がありました。
モンスターペアレントについての考えを3人の方が述べていて、そのうちの1人、内田樹さんの意見です。
内田さんは神戸女学院大教授で、専門はフランス現代思想、映画論、武道論です。
内田さんは、モンスターペアレントは、この言葉をメディアが使い始めたときから、問題は解決に向い始めていると思うのだそうです。
もともと、日本のメディアは、学校や病院、行政という「強者」に対し、「弱者」の市民は全力を挙げてその非をあげつらうべきだと主張してきました。
問題点を指摘し、責任者を糾弾し、変革を求めることが、この国をよくする最良の方法と考え、足元をクールに分析せず、システムを全否定する傾向がありました。
手持ちのシステムを「やり繰り」して使い回すことが必要だと思います。
誰が悪いかより、自分に何ができるか、周りに困っている人がいたらとりあえず手を差し伸べようと人々のマインドが変わってきたように感じます。
「年越し派遣村」を「微温湯的で根本解決を遅らせる」というヤジは飛ばせません。
要求をメディアが後押ししてくれると思っていたのが、批判されるようになると、無理な苦情を言う親も減ると思います、という意見でした。
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体制を批判してきたように見えた朝日新聞が、こういう意見を掲載することに変化を感じました。
モンスターペアレントについての考えを3人の方が述べていて、そのうちの1人、内田樹さんの意見です。
内田さんは神戸女学院大教授で、専門はフランス現代思想、映画論、武道論です。
内田さんは、モンスターペアレントは、この言葉をメディアが使い始めたときから、問題は解決に向い始めていると思うのだそうです。
もともと、日本のメディアは、学校や病院、行政という「強者」に対し、「弱者」の市民は全力を挙げてその非をあげつらうべきだと主張してきました。
問題点を指摘し、責任者を糾弾し、変革を求めることが、この国をよくする最良の方法と考え、足元をクールに分析せず、システムを全否定する傾向がありました。
手持ちのシステムを「やり繰り」して使い回すことが必要だと思います。
誰が悪いかより、自分に何ができるか、周りに困っている人がいたらとりあえず手を差し伸べようと人々のマインドが変わってきたように感じます。
「年越し派遣村」を「微温湯的で根本解決を遅らせる」というヤジは飛ばせません。
要求をメディアが後押ししてくれると思っていたのが、批判されるようになると、無理な苦情を言う親も減ると思います、という意見でした。
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体制を批判してきたように見えた朝日新聞が、こういう意見を掲載することに変化を感じました。