朝日新聞の週末beに、「フロントランナー NPO法人グリーンバレー理事長 大南信也さん(60歳) 「逆指名」で移住者を呼び込む」という記事がありました。
小さな町の将来を、専門家に計算してもらい、必要な移住者を呼び込んでいる町があるそうです。
大南信也さんは、徳島県神山町で生まれました。
お父さんは神山町で建設会社を経営していて、長男でした。
日大理工学部を卒業後、スタンフォード大学大学院に進みます。
大学院修了後、神山町に帰り、家業を継ぎました。
神山町は、徳島市から車で50分、山に近い人口6300人の町です。
アメリカから帰国後、建築業の仕事のかたわら、神山町の様子を見てきました。
道路ができて便利になると、人が都心に出ていってしまうのに気がつきました。
女優さんが、最後に演じる役の年齢から逆算して、子ども時代を演じたと話しているのを聞きます。
「それまでは、活動を続けていれば何か変わると思っていたけれど、数年で成果が出ないと続かなくなる。
でも、理想の未来を先に描けば、今何をすべきかが見えるのではないかを気づきました」
人口減が避けられないのなら、正しい割合での人口減をめざそう。
専門家に依頼し、2035年に小中学校が複式学級とならないために必要な移住者数を逆算してもらいました。
毎年、5世帯の20人(子ども10人を含む)が移住すればいいことが分かりました。
この5年間で、44世帯の82人を誘致しました。
若い夫婦、町に必要な仕事を持つ人を、時には逆指名で移住してもらっています。
移住者たちが「自分たちが楽しむ」という雰囲気ができ、「神山的なるもの」に惹かれて移住する人が増えているそうです。
東京のIT企業、映像制作会社など10社が、神山町にサテライトオフィスを置いています。
大南さんは、今年3月、郷土愛をはぐくむことをテーマにした安倍内閣の有識者会議のメンバーに選ばれた ということです。
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地方の町がだんだん人口が減るのは、全国で問題になっています。
うまくコントロールできている例があるのですね。
大南さんはどんな方だろうと、「大南信也」さんで見てみました。
最初に、「大南信也 (shinyaominami) on Twitter」とツイッターのサイトが出てきました。
(https://twitter.com/shinyaominami参照)
60歳という年齢で、ツイッターを使いこなしていらっしゃるのに驚きました。
2番目に、「イン神山 » 大南 信也」と大南さんのホームページがありました。
(http://www.in-kamiyama.jp/author/ominami/参照)
「神山で暮らす」という項目もあり、移住に興味がある方のための「お試しハウス」の紹介もあります。
大きな音を出してもOKの物件もあるようです。
これを見て感じたのは、「自由がありそうだ」ということです。
都会の人が地方に移住するとき、その地方のやり方に都会の人が合わせなければならないケースが多いです。
地域の草取り、朝起きる時間帯、不幸があったときに仕事を2~3日休んで協力する習慣、プライベートをどれだけ重んじるか。
買い物・学校・病院・図書館の便もですが、そういう人間関係が最も都会人にとってはカルチャーショックです。
大南さんは、大学で都会を、大学院で外国を経験されています。
その寛容さが、もしかすると神山町がうまくいっている理由のひとつかもしれないと思いました。

小さな町の将来を、専門家に計算してもらい、必要な移住者を呼び込んでいる町があるそうです。
大南信也さんは、徳島県神山町で生まれました。
お父さんは神山町で建設会社を経営していて、長男でした。
日大理工学部を卒業後、スタンフォード大学大学院に進みます。
大学院修了後、神山町に帰り、家業を継ぎました。
神山町は、徳島市から車で50分、山に近い人口6300人の町です。
アメリカから帰国後、建築業の仕事のかたわら、神山町の様子を見てきました。
道路ができて便利になると、人が都心に出ていってしまうのに気がつきました。
女優さんが、最後に演じる役の年齢から逆算して、子ども時代を演じたと話しているのを聞きます。
「それまでは、活動を続けていれば何か変わると思っていたけれど、数年で成果が出ないと続かなくなる。
でも、理想の未来を先に描けば、今何をすべきかが見えるのではないかを気づきました」
人口減が避けられないのなら、正しい割合での人口減をめざそう。
専門家に依頼し、2035年に小中学校が複式学級とならないために必要な移住者数を逆算してもらいました。
毎年、5世帯の20人(子ども10人を含む)が移住すればいいことが分かりました。
この5年間で、44世帯の82人を誘致しました。
若い夫婦、町に必要な仕事を持つ人を、時には逆指名で移住してもらっています。
移住者たちが「自分たちが楽しむ」という雰囲気ができ、「神山的なるもの」に惹かれて移住する人が増えているそうです。
東京のIT企業、映像制作会社など10社が、神山町にサテライトオフィスを置いています。
大南さんは、今年3月、郷土愛をはぐくむことをテーマにした安倍内閣の有識者会議のメンバーに選ばれた ということです。
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地方の町がだんだん人口が減るのは、全国で問題になっています。
うまくコントロールできている例があるのですね。
大南さんはどんな方だろうと、「大南信也」さんで見てみました。
最初に、「大南信也 (shinyaominami) on Twitter」とツイッターのサイトが出てきました。
(https://twitter.com/shinyaominami参照)
60歳という年齢で、ツイッターを使いこなしていらっしゃるのに驚きました。
2番目に、「イン神山 » 大南 信也」と大南さんのホームページがありました。
(http://www.in-kamiyama.jp/author/ominami/参照)
「神山で暮らす」という項目もあり、移住に興味がある方のための「お試しハウス」の紹介もあります。
大きな音を出してもOKの物件もあるようです。
これを見て感じたのは、「自由がありそうだ」ということです。
都会の人が地方に移住するとき、その地方のやり方に都会の人が合わせなければならないケースが多いです。
地域の草取り、朝起きる時間帯、不幸があったときに仕事を2~3日休んで協力する習慣、プライベートをどれだけ重んじるか。
買い物・学校・病院・図書館の便もですが、そういう人間関係が最も都会人にとってはカルチャーショックです。
大南さんは、大学で都会を、大学院で外国を経験されています。
その寛容さが、もしかすると神山町がうまくいっている理由のひとつかもしれないと思いました。

