今日の朝日新聞に、「富士 万感の絶景 「三保松原 奇跡信じてた」 文化庁長官奔走 一体性アピール」という記事がありました。
富士山が三保松原を含めて世界遺産に登録されたのは、近藤誠一・文化庁長官のコミュニケーション説得があったのだそうです。
6月22日(土)に、プノンペン(カンボジア)で開催されている世界遺産委員会で、富士山を世界遺産に登録することが決まりました。
三保松原(みほのまつばら)は、4月に行われた国勢記念物遺跡会議(イコモス)では、除外勧告をされていました。
今回のプノンペンでは、近藤誠一・文化庁長官が、先頭に立って三保松原を含めた富士山の魅力を伝えました。
木曽巧・ユネスコ日本政府代表と共に、各国の大使の性格を読みながら接触を重ねました。
6月22日に審議が始まると、「三保松原は重要で価値のある場所だ」という日本の主張を、各国が支持を表明しました。
近藤長官は、驚きながら、「これ、どこかで体験したな」と感じたそうです。
6年前に、石見銀山の世界遺産登録に成功したときの体験です。
このときも、最初はユネスコの諮問機関が登録延期を勧告したのを、アピールにより評価を変えることができました。
近藤長官は、7月で文化庁長官を退任する予定で、「登録が実現して感慨無量です」 ということです。
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富士山の世界遺産登録、おめでとうございます。
無理と言われていた三保松原を、逆転で認めさせた近藤長官の手腕がすばらしいです。
石見銀山が認められたのも、近藤長官のご活動があったのですね。
いったいどういう方なのでしょう?
「近藤誠一」さんで見てみました。
「あらゆる分野を統合する知の体系をつくる読書 文化庁長官 近藤誠一氏 ...」という日経新聞の記事がありました。
(http://www.nikkei.com/article/DGXNASFG170A3_X11C12A2000000/参照)
2012年12月23日の記事です。
外務省広報文化交流部長、ユネスコ日本政府代表部特命全権大使、駐デンマーク特命全権大使などを歴任し、外務省出身としては初めて文化庁長官に就任した
とあります。
文化庁のホームページなどによると、
昭和21年(1946年)3月24日生まれ。
昭和46年 東京大学教養学部教養学科イギリス科卒業
昭和47年 東京大学大学院法学政治学研究科中退し、外務省入省
記事では、日本の古典、夏目漱石の『草枕』、新聞の書評を参考にして哲学や文学、国際政治・経済、宇宙科学や物理学、数学、遺伝子の本も読むと書かれていました。
広い教養のある方のようです。
近藤さんのコミュニケーション能力の秘訣を知りたいと思いました。
「近藤誠一 コミュニケーション」で検索してみると、
「日本の発信力~危機管理力としてのコミュニケーション戦略 - GLOBIS.JP」というサイトが最初に出てきました。
(http://www.globis.jp/2008参照)
「GLOBIS.JP」という世界的なビジネスをめざす人向けのサイトの記事です。
近藤さんは、東日本大震災に逢ったとき、「この危機をチャンスと捉えて日本の良いイメージを打ち出すような発想を、日本の誰かがするのか?」と考えたそうです。
「危機にあたって「これぞチャンスだ」と、発想を転換出来る日本人が少ないですよね。
そういった発想力を養うために大切なのは普段のコミュニケーションです。」
「コミュニケーションには言葉、つまり論理によるコミュニケーションと、感性でやりとりするコミュニケーションの2種類があると私は考えています。
で、日本人は感性、要するに右脳を使った対話が元来は得意で、言語コミュニケーションがあまり得意ではありません。」
「彼らがどんな思考回路なのか。そこを把握したうえで、どのように伝えていけば良いのかが大切になります。相手の、少しねじ曲がった日本観を「どのように利用してやろうか」という、そのぐらいの発想でなくてはいけないと思います。」
とありました。
近藤さんは、相手(特に外国人)の考え方のクセ・思考回路を把握し、それを利用して、論理的なコミュニケーションで説得していく という方法を取られているようです。
日本の外交、文化の世界にこのような方がいらっしゃるのは、すばらしいことです。
もちろん、近藤さんお一人だけでなく、他の優秀な方、スタッフの力があってのことだと思います。
一方で、組織はそのトップがどういう人かで、だいぶ様子が変わるという面もあるように思います。
写真を拝見すると、細身でロマンスグレーの知的な雰囲気の方です。
日本が世界で認められる際に、近藤さんのような方たちの活動が大きく影響しているのだと感じました。
富士山が三保松原を含めて世界遺産に登録されたのは、近藤誠一・文化庁長官のコミュニケーション説得があったのだそうです。
6月22日(土)に、プノンペン(カンボジア)で開催されている世界遺産委員会で、富士山を世界遺産に登録することが決まりました。
三保松原(みほのまつばら)は、4月に行われた国勢記念物遺跡会議(イコモス)では、除外勧告をされていました。
今回のプノンペンでは、近藤誠一・文化庁長官が、先頭に立って三保松原を含めた富士山の魅力を伝えました。
木曽巧・ユネスコ日本政府代表と共に、各国の大使の性格を読みながら接触を重ねました。
6月22日に審議が始まると、「三保松原は重要で価値のある場所だ」という日本の主張を、各国が支持を表明しました。
近藤長官は、驚きながら、「これ、どこかで体験したな」と感じたそうです。
6年前に、石見銀山の世界遺産登録に成功したときの体験です。
このときも、最初はユネスコの諮問機関が登録延期を勧告したのを、アピールにより評価を変えることができました。
近藤長官は、7月で文化庁長官を退任する予定で、「登録が実現して感慨無量です」 ということです。
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富士山の世界遺産登録、おめでとうございます。
無理と言われていた三保松原を、逆転で認めさせた近藤長官の手腕がすばらしいです。
石見銀山が認められたのも、近藤長官のご活動があったのですね。
いったいどういう方なのでしょう?
「近藤誠一」さんで見てみました。
「あらゆる分野を統合する知の体系をつくる読書 文化庁長官 近藤誠一氏 ...」という日経新聞の記事がありました。
(http://www.nikkei.com/article/DGXNASFG170A3_X11C12A2000000/参照)
2012年12月23日の記事です。
外務省広報文化交流部長、ユネスコ日本政府代表部特命全権大使、駐デンマーク特命全権大使などを歴任し、外務省出身としては初めて文化庁長官に就任した
とあります。
文化庁のホームページなどによると、
昭和21年(1946年)3月24日生まれ。
昭和46年 東京大学教養学部教養学科イギリス科卒業
昭和47年 東京大学大学院法学政治学研究科中退し、外務省入省
記事では、日本の古典、夏目漱石の『草枕』、新聞の書評を参考にして哲学や文学、国際政治・経済、宇宙科学や物理学、数学、遺伝子の本も読むと書かれていました。
広い教養のある方のようです。
近藤さんのコミュニケーション能力の秘訣を知りたいと思いました。
「近藤誠一 コミュニケーション」で検索してみると、
「日本の発信力~危機管理力としてのコミュニケーション戦略 - GLOBIS.JP」というサイトが最初に出てきました。
(http://www.globis.jp/2008参照)
「GLOBIS.JP」という世界的なビジネスをめざす人向けのサイトの記事です。
近藤さんは、東日本大震災に逢ったとき、「この危機をチャンスと捉えて日本の良いイメージを打ち出すような発想を、日本の誰かがするのか?」と考えたそうです。
「危機にあたって「これぞチャンスだ」と、発想を転換出来る日本人が少ないですよね。
そういった発想力を養うために大切なのは普段のコミュニケーションです。」
「コミュニケーションには言葉、つまり論理によるコミュニケーションと、感性でやりとりするコミュニケーションの2種類があると私は考えています。
で、日本人は感性、要するに右脳を使った対話が元来は得意で、言語コミュニケーションがあまり得意ではありません。」
「彼らがどんな思考回路なのか。そこを把握したうえで、どのように伝えていけば良いのかが大切になります。相手の、少しねじ曲がった日本観を「どのように利用してやろうか」という、そのぐらいの発想でなくてはいけないと思います。」
とありました。
近藤さんは、相手(特に外国人)の考え方のクセ・思考回路を把握し、それを利用して、論理的なコミュニケーションで説得していく という方法を取られているようです。
日本の外交、文化の世界にこのような方がいらっしゃるのは、すばらしいことです。
もちろん、近藤さんお一人だけでなく、他の優秀な方、スタッフの力があってのことだと思います。
一方で、組織はそのトップがどういう人かで、だいぶ様子が変わるという面もあるように思います。
写真を拝見すると、細身でロマンスグレーの知的な雰囲気の方です。
日本が世界で認められる際に、近藤さんのような方たちの活動が大きく影響しているのだと感じました。
世界遺産の登録、良かったです〜。
今までにたくさんの遺産登録がありましたが、富士山は日本全体の象徴のような存在なので、報道も厚かったですね!
三保の松原の登録の裏に、そういう話があったのですね。知りませんでした。勉強になります〜。
ポチッ
こんにちわ
先日、テレビで、世界遺産への登録を巡って、各地での奮闘振りを紹介していました。
近藤さんたちの努力には敬意を表します。
そして、長い年月にわたって、日本の文化遺産や自然を守ってこられた過去からの方々にも感謝です。
さて、世界遺産登録は、実はこれからが大変なのです。
現状の美観や環境を保持していく義務が課されますので、費用も労力も、そして何よりも国民全体の強い意思がいるのでしょうね。
とりあえず、富士山に乾杯しましょう。
ポチッ
富士山が世界遺産に登録されて本当によかったです。
今日はテレビで、7月1日は登録後初の富士山山開きになるというニュースを伝えていました。
ポチッ
なるほど、おっしゃるように先人の方々に感謝ですね。
世界遺産は、なった後が大変なのですか。
入山料のことも含め、うまくいってくれるといいですね。
富士山と8ちゃんさんに乾杯!
ポチッ
近藤さんからの電話をお待ちします。趣旨はコンセプトの提案です。連絡先は湘南の名簿にあります。
お忙しい中 、スミマセンが宜しくお願い致します。