THE CHIEFTAINS / VOICE OF AGES
1962年の結成から、50年間に渡ってアイリッシュ・ミュージックの伝統を守りつつ、その未来を切り開いて来た偉大なバンド、ザ・チーフタンズ。ポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズ、ヴァン・モリスン、ルチアーノ・パヴァロッティなど、多くの大物アーティストとの共演歴、そして数度に渡るグラミー受賞などが物語る、まさにアイルランドの至宝。そんな彼らが先日リリースした最新作「VOICE OF AGES」は、T・ボーン・バーネットをプロデューサーに向かえ、豪華ゲストを招いての50周年記念作。しかし豪華ゲストとは言え今回はいわゆる大物ではなく、これからのフォーク/カントリー/アメリカーナといったフィールドを担う新進気鋭のアーティスト達が中心。例えば、キャロライナ・チョコレート・ドロップスとか、ザ・シヴィル・ウォーズとか、パンチ・ブラザーズとか。さらにボン・イヴェールやザ・ディセンバリスツといった新時代のインディー・フォーク・ロック系のバンドまで。この辺りの人選には唸らされるばかりですし、彼らを同じ土俵に上げてしまうという感覚も素晴らしいの一言! しかもこれがザ・チーフタンズのアルバムとして見事に纏まっているから天晴です!
メアリー・ブラックで知られる「Carolina Rua」からスタート。歌うはスウィンギー&ロカビリーな才女イメルダ・メイ。実は彼女、メアリー・ブラックと同じダブリン出身なんですよね。アイリッシュなメロディーとポップな躍動感が何とも愛らしい出来映え。現代の黒人ストリングス・バンド、キャロライナ・チョコレート・ドロップスとの「Pretty Little Girl」は、カントリーの源流にケルト音楽があることを伺わせるセッション。そしてボン・イヴェールことジャスティン・ヴァーノンが静謐な雰囲気を醸す「Down In The Willow Garden」も、アパラチア地方からさらにアイリッシュへと遡るカントリーのルーツが垣間みれるようで興味深い。
ザ・ディセンバリスツが参加したディラン曲「When The Ship Comes In」はその選曲もさることながら、フォーク・ロックに絡み付くアイリッシュなアレンジが秀逸。T・ボーン・バーネットがプロデュースした作品も話題になったアラバマ出身の姉妹デュオ、ザ・シークレット・シスターズが歌う「Peggy Gordon」は2人のハーモニーが素晴らしい!この姉妹には今後注目です。そして注目と言えば次世代のブルーグラス・バンド、パンチ・ブラザーズですよ!これからのブルーグラスを担う彼らと、アイリッシュの歴史を刻んで来たザ・チーフタンズの共演にはワクワクさせられます。あと忘れてならないのがザ・シヴィル・ウォーズ。今年のグラミー賞での溌剌としたパフォーマンスも記憶に新しい男女フォーク・デュオ。彼らの参加も嬉しいところ。
それにしても50周年作に現代の新感覚なフォーク/カントリー・シーンの旗手達を集めるという、ザ・チーフタンズの現在進行形な姿には恐れ入りますね。そしてやはり恐るべきはT・ボーン・バーネット、ということになるんでしょうね。ちなみにジム・ケルトナー、デニス・クロウチ、デヴィッド・ヒダルゴ、ヴァン・ダイク・パークスなんかもちらっと参加しています。
Voice of Ages trailer | The Chieftains
さてさて、そのザ・チーフタンズが来日します。ツアー日程は以下の通り。
11/22(木)Bunkamuraオーチャードホール
11/23(金・祝)焼津文化会館
11/24(土)滋賀県立劇場びわ湖ホール
11/25(日)アルカスSASEBO
11/27(火)北九州芸術劇場
11/30(金)すみだトリフォニーホール
12/1(土)オリンパスホール八王子
12/2(日)兵庫県立芸術文化センター
12/4(火)愛知県芸術劇場コンサートホール
12/7(金)まつもと市民芸術館
東京はBunkamuraオーチャードホール、すみだトリフォニーホールの2回。前者はアイリッシュトラッド中心の単独公演、後者は新日本フィルハーモニー交響楽団との共演だそうです。もう何度も日本に来ているザ・チーフタンズですが、今回は50周年記念ですし、中心人物のパディ・モローニももう70歳代半ばですからね。
ちなみに私は、偉そうなこと書いてる割にはまだ一度もザ・チーフタンズを観たことがありません…。一度は生で観てみたいんですけど、なかなかね~。
インフォメーション→プランクトン
プランクトン先行予約は4月15日から始まってます!
1962年の結成から、50年間に渡ってアイリッシュ・ミュージックの伝統を守りつつ、その未来を切り開いて来た偉大なバンド、ザ・チーフタンズ。ポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズ、ヴァン・モリスン、ルチアーノ・パヴァロッティなど、多くの大物アーティストとの共演歴、そして数度に渡るグラミー受賞などが物語る、まさにアイルランドの至宝。そんな彼らが先日リリースした最新作「VOICE OF AGES」は、T・ボーン・バーネットをプロデューサーに向かえ、豪華ゲストを招いての50周年記念作。しかし豪華ゲストとは言え今回はいわゆる大物ではなく、これからのフォーク/カントリー/アメリカーナといったフィールドを担う新進気鋭のアーティスト達が中心。例えば、キャロライナ・チョコレート・ドロップスとか、ザ・シヴィル・ウォーズとか、パンチ・ブラザーズとか。さらにボン・イヴェールやザ・ディセンバリスツといった新時代のインディー・フォーク・ロック系のバンドまで。この辺りの人選には唸らされるばかりですし、彼らを同じ土俵に上げてしまうという感覚も素晴らしいの一言! しかもこれがザ・チーフタンズのアルバムとして見事に纏まっているから天晴です!
メアリー・ブラックで知られる「Carolina Rua」からスタート。歌うはスウィンギー&ロカビリーな才女イメルダ・メイ。実は彼女、メアリー・ブラックと同じダブリン出身なんですよね。アイリッシュなメロディーとポップな躍動感が何とも愛らしい出来映え。現代の黒人ストリングス・バンド、キャロライナ・チョコレート・ドロップスとの「Pretty Little Girl」は、カントリーの源流にケルト音楽があることを伺わせるセッション。そしてボン・イヴェールことジャスティン・ヴァーノンが静謐な雰囲気を醸す「Down In The Willow Garden」も、アパラチア地方からさらにアイリッシュへと遡るカントリーのルーツが垣間みれるようで興味深い。
ザ・ディセンバリスツが参加したディラン曲「When The Ship Comes In」はその選曲もさることながら、フォーク・ロックに絡み付くアイリッシュなアレンジが秀逸。T・ボーン・バーネットがプロデュースした作品も話題になったアラバマ出身の姉妹デュオ、ザ・シークレット・シスターズが歌う「Peggy Gordon」は2人のハーモニーが素晴らしい!この姉妹には今後注目です。そして注目と言えば次世代のブルーグラス・バンド、パンチ・ブラザーズですよ!これからのブルーグラスを担う彼らと、アイリッシュの歴史を刻んで来たザ・チーフタンズの共演にはワクワクさせられます。あと忘れてならないのがザ・シヴィル・ウォーズ。今年のグラミー賞での溌剌としたパフォーマンスも記憶に新しい男女フォーク・デュオ。彼らの参加も嬉しいところ。
それにしても50周年作に現代の新感覚なフォーク/カントリー・シーンの旗手達を集めるという、ザ・チーフタンズの現在進行形な姿には恐れ入りますね。そしてやはり恐るべきはT・ボーン・バーネット、ということになるんでしょうね。ちなみにジム・ケルトナー、デニス・クロウチ、デヴィッド・ヒダルゴ、ヴァン・ダイク・パークスなんかもちらっと参加しています。
Voice of Ages trailer | The Chieftains
さてさて、そのザ・チーフタンズが来日します。ツアー日程は以下の通り。
11/22(木)Bunkamuraオーチャードホール
11/23(金・祝)焼津文化会館
11/24(土)滋賀県立劇場びわ湖ホール
11/25(日)アルカスSASEBO
11/27(火)北九州芸術劇場
11/30(金)すみだトリフォニーホール
12/1(土)オリンパスホール八王子
12/2(日)兵庫県立芸術文化センター
12/4(火)愛知県芸術劇場コンサートホール
12/7(金)まつもと市民芸術館
東京はBunkamuraオーチャードホール、すみだトリフォニーホールの2回。前者はアイリッシュトラッド中心の単独公演、後者は新日本フィルハーモニー交響楽団との共演だそうです。もう何度も日本に来ているザ・チーフタンズですが、今回は50周年記念ですし、中心人物のパディ・モローニももう70歳代半ばですからね。
ちなみに私は、偉そうなこと書いてる割にはまだ一度もザ・チーフタンズを観たことがありません…。一度は生で観てみたいんですけど、なかなかね~。
インフォメーション→プランクトン
プランクトン先行予約は4月15日から始まってます!