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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

2024 旭川→札幌出張②[完]〔2日目〕

2024年02月04日 | 旅行記

2日目、仕事は午前中で、ホテルロビーに9時過ぎの集合です。6時半から朝食を食べて、朝の散策に出てみます。めざすは、2月4日から始まる「2024さっぽろ雪まつり 第74回」のメイン会場の大通公園です。

(「2024さっぽろ雪まつり」のポスター。ネットより拝借。3日後ですからもう雪像はできていると思いますので、ちょっと雰囲気を味わいたいと思います。)

ホテルから大通公園までは徒歩15分というところですが、札幌駅から大通・すすきの地区を地下でつなぐ「札幌駅前通地下歩行空間」という地下道で行ってみます。

(「地下歩行空間」へはこの白いオブジェの右のエスカレーターを下って行きます。)

地下鉄「さっぽろ駅」から通勤の人たちが出てきます。

(散策後に同じ所を通った時は通勤ラッシュ時間帯に入ったのか、ギシギシに人がいました。)

東京の地下鉄の駅にもあるのかもしれませんが、❝旅先❞だと片隅の「地下鉄スタンプ」にも気付きます。

(スタンプ用紙も置いてあります。記念に一枚押しておきました。)

地下鉄の駅を通り過ぎると、すぐに広々とした地下道(地下街)となります。

(まさに「地下歩行空間」という❝空間感❞。)

渋谷のスクランブル交差点にもある大谷さんの巨大ポスターもここでは人の映り込みなく写メできます。

(「夢を 叶える 仕事に 出会おう。」 稼いでますなぁ。(笑))

事前リサーチしておいた散策ルートは、地下歩行空間5番出口を上がる→4丁目会場から10丁目会場へ歩く→折り返して10丁目会場から4丁目会場へ戻る。2月4日の雪まつり開催までは大通公園への立ち入りは禁止されているので、大通公園の周囲をぐるりと一周する感じ。

(5番出口。何か東京と違って空間にゆとりがあって気持ちがいいですね。)

5番出口を出ると、ここは「4丁目会場 STV広場」。

(そこそこ風も吹いていますが、モンクレールの威力はすごいです。全く寒さを感じません。)

ここで振り返って「さっぽろテレビ塔」をチェック。

(名古屋の「久屋大通公園」のテレビ塔と同じく、ランドマークです。)

テレビ塔側は「3丁目会場 市民の広場」で、市民雪像がいっぱい。

(公園内には入れませんが、十分雪像を楽しめます。早朝で誰もいませんし。(笑))

現在7:08。散策スタートです。「4丁目会場 STV広場」は「ゴールデンカムイ」の大雪像。

(手前に杉元、奥にアシリパが見えます。)

「5丁目会場 道新 雪の広場」は「栄光を目指し駆けるサラブレッド」というテーマで、札幌競馬場を疾駆するサラブレッドの大雪像。

(「国内で生産されるサラブレッドのうち 約98%が北海道で生まれ、その数は毎年7,000頭を超えます。」とのこと。(雪まつりサイトより))

次は「6丁目会場」です。こんな感じで通りごとに看板が立てられていて分かりやすいです。

(雪まつり当日は今私が歩いている一般歩道と平行して公園内を歩くことになりますが、一方通行となります。ちょうど私の散策ルートと同じ感じです。)

私が歩いている一般歩道はこんな感じです。

(さすがに滑るだろうとスノースパイクをポケットに入れて持参しましたが、全然普通に歩くことができます。ここでもスノースパイクは不要なようで、結局使いませんでした。(笑))

所々に「すべり止め用砂」が配備されています。

(「ご自由にお使い下さい」とのことです。どうやって使うのかと後で調べてみると、例えば横断歩道がツルツルになっていたら一般の人が砂袋を取り出してパラパラとまく、という感じ。春になったら自治体が地面の砂を回収するそうです。)

「6丁目会場 アート広場」は札幌を中心に活動する美術家・工芸家5名による雪像彫刻が展示されますが、よく見えなかったので通過。「7丁目会場 HBCドイツ広場」は「ノイシュバンシュタイン城」。

(奥の方にお城らしき雪像が見えますが、その前に何やら像があります。)

「ノイシュバンシュタイン城」の大雪像の前にアニメキャラの中雪像が作られています。

(太田胃散の缶の隣の猫は太田胃散公式PR大使「太田胃にゃん」だそうです。(笑))

「太田胃にゃん」よりも「えっ!?」と思ったのは、奥の方に見える、それほど大きくない雪像。

「オーバーロード」のアインズ様ではありませんか。「劇場版『オーバーロード』聖王国編」の小雪像だそうです。個人的にはゆるキャラバージョンではなく本チャンバージョンのアインズ様の中雪像を見たいものです。)

そして、こちらが「ノイシュバンシュタイン城」の大雪像。

(これは正面から見ないと迫力半減という感じですね。)

「8丁目会場 雪のHTB広場」は「旧札幌停車場」の大雪像。

(「旧札幌停車場」は、1908年に完成し1952年まで使われていた3代目の札幌駅駅舎を再現。ちなみに、現在のJR札幌駅は5代目だそうです。)

「9丁目会場 市民の広場」。その名の通り、市民グループによる小雪像がいっぱい。

(くまモンですね。(笑) ちょっと完成度がどうかと思うのは、数日前に雨が降って雪像が溶ける(崩れる)トラブルがあったそうで、その影響かもしれません。)

「市民雪像」の数々。

(手前には「銀河鉄道999」。くまモン同様雨で崩されたか、微妙な感じになっています。)

「10丁目会場 UHBファミリーランド」まで来ました。

(この先に最後の「11丁目会場 国際広場」がありますが、私はここで折り返します。)

「10丁目会場」は「北海道ボールパークFビレッジ Let's play! スノースライダー」ということで、観るだけでなく遊べる大雪像となっています。

(ファイターズの新庄監督の大雪像。サイトの説明を読むまでは「サンドイッチマン」(手前:富澤さん、奥:伊達さん)と思い込んでいました。(笑))

この向こうが11丁目会場で一番端となります。

(「2024さっぽろ雪まつり」の大看板には参加各国の国旗が描かれています。)

ここで折り返して反対側の一般歩道で10丁目会場から4丁目会場(地下歩行空間5番出口)へ戻ります。公園内には様々なブースが作られていますが、こんなのもありました。

(旧日本陸軍最強と言われた第7師団は旭川に駐屯していましたが、現在の陸上自衛隊第7師団は駐屯地こそ旭川にはないようですが、その編成と装備で現在でも「陸自最強の師団」と評されているそうです。)

ちょうど自衛隊のいかつい大型車両が停まったと思ったら、隊員さんたちが出てきました。

(これから雪像に関係する任務でしょうか。)

4丁目会場あたりでちょっと立ち入れる所があったので、入ってみると、「ゴールデンカムイ」の大雪像をほぼ正面で見ることができました。

(さすがにこれ以上踏み込むのはまずいかと大雪像には近付きませんでした。)

スタート地点に戻って来ました。さっぽろテレビ塔を確認。

(現在7:48。ちょうど40分散策していたことになります。)

この後、地下歩行空間で同じルートを戻りましたが、通勤ラッシュ時間帯か、行きとは比較にならないほど人が歩いていました。8時過ぎにはホテルの部屋に戻って、集合時刻まで片付けしながらテレビを観ていました、、、今朝の旭川、えらいことになっています。

(昨日の旭川の穏やかなお天気とは一転、ホワイトアウトしています。)

「出張が一日ずれていたらたいへんなことになっていたなぁ。」と思っていると、妻からのお土産依頼LINEが来ました。

(ネットより拝借。新千歳空港の「美瑛選果」でしか買えない「びえいのコーンぱん」。1人2箱まで。)

ネットでリサーチしてみましたが、かなりハードルの高いお土産のようです。とにかく焼き上がりを求めて行列ができるらしく、小一時間は並ぶ覚悟が必要な模様。そうこうしていると集合時刻となりました。駅前のタクシー乗り場から乗ったタクシーは、何とマニュアル車で、発進するたびに低速ギアでタイヤが空回ります。昨日、旭川空港から旭川駅まで乗ったタクシーと随分違うことに驚きつつも、目的地に無事到着。

(お天気は(まだ)晴。)

建物の高層階から見る景色も穏やかな晴です。

(これなら荒天になる前に新千歳空港にたどり着けそうです。)

ところが、仕事を終えて、タクシーで札幌駅に着く頃には雪が激しく舞い始めました。

(あっという間に状況が変わりました。舞っている雪は乾いていますので、服に付くことはありません。)

札幌駅から新千歳空港へは「快速エアポート」で40分というところ。運行状況に影響はありませんでしたが、乗っている間に雪はどんどん激しくなり、ほぼ景色は見えません。

(窓の外は真っ白。)

帰路便まではたっぷり時間がありますので、まずは昼食です。レストラン街をチェックしてみましたが、小ぶりな海鮮丼3500円、うに丼6500円など、かなりの高騰ぶりです。ということで、フードコートにしました。私も相棒さんも「松尾ジンギスカン」で。

(私は旭川到着後のランチもジンギスカン、新千歳空港でもジンギスカンと、ジンギスカン三昧。)

レストラン街には焼きながら食べる「松尾ジンギスカン」のお店もありましたが、10年前の職場旅行の時に食べたことを懐かしく思い出しました。今日はそちらではなくフードコートの「松尾ジンギスカン」で。

(「特上ラム定食」。うまい!)

食後、まったりすることもなく、私は妻からの依頼を果たすべく、「美瑛選果」へ。「まぁ30~40分も並べば買えるだろう。」と思っていたら、終わっていました。(笑)

(現在13時半前。14時焼き上がり分は完売、次回は15:10焼き上がりですが、帰路の便に間に合いませんので、完敗です。)

この後妻に完敗の旨報告しましたが、今度は出発まで時間の余裕ができてしまいました。

(「さてどうするか。」と考えながら目の前のシロクマを写メ。(笑))

結局フードコートに戻りました。せめて新千歳空港限定ものを何か食べようと思って、こちらに。「雪印パーラー」。

(私の経験では、旅先のソフトクリームは絶対美味しい。)

「新千歳空港でしか食べられない『空港ソフト』」をひとつ。

(「限定」威力がやや弱いですが、ソフトクリームとしては牛乳をグイグイ感じる絶品でございました。)

フードコートからは滑走路側の景色がパノラマで見えます。

(今気づきましたが、快速エアポートに乗っている時はあれだけ吹雪いていたのに、晴れています。旭川空港から乗ったタクシーの運転手さんの言葉の通りです。)

よく見ると、空港の敷地の向こうに大型クレーンが何機も見えます。

(ズームしたところ。最近話題の半導体メーカー「ラピダス」が千歳市の工業団地に建設中の最先端半導体工場ですね。2025年4月試作ライン稼働予定。熊本県の菊陽町で見た台湾の半導体メーカー「TSMC」の工場の建設現場を思い出しました。)

いい時刻となりました。保安検査場を通過して、予定通り搭乗。定刻運航です。搭乗機は「JAL Colorful Dreams Express」で東京ディズニーランドのラッピング機でした。

(ヘッドレストカバーもミッキー・ミニー。)

降りる時に「搭乗証明ステッカー」をいただきました。

(表面。)

裏面は「第3弾」バージョンで、1月から3月末までのデザイン。

(先日行った東京ディズニーシーを思い出しました。今年もシーかランドに行こうと妻と話しています。)

仕事終わりの妻とちょうど時間が合ったので、待ち合わせして夕食を食べて帰りました。北海道用の厚着で羽田空港から電車に乗ってのぼせ気味でしたので、生ビールが激ウマです。

(久々に生ビールを飲んで「カーッ」と唸りました。(笑))

価格高騰の北海道とは違って東京のお店の御膳のお値段にホッとします。

(東京の方が安く感じるというおかしな感覚になっています。(笑))

身に染みわたる夕食となりました。ごちそうさまでした。

 

厳寒期の旭川で無事過ごし、札幌で❝ほぼ雪まつり❞を観ることができ、食事の価格高騰に驚いた、10年ぶりの北海道でした。


2024 旭川→札幌出張①〔1日目〕

2024年02月03日 | 旅行記

一年でおそらく一番寒い時期だと思いますが、旭川と札幌に仕事で行って来ました。最後に北海道を訪れたのは多分、当時の職場旅行で小樽・札幌などを巡った10年前に遡ると思います。ただその時は5月だったので足元の心配は不要でしたが、今回はほぼ2月。滑って転倒が怖いので、Amazonで「スノースパイク」を購入。

(一瞬スノーブーツを買った方が良いのかと思いましたが、ほとんど使う機会もないので、安価な(990円)こちらにしました。)

ブログを始めるよりずっと前、仕事で頻繁に札幌に行っていた頃は、札幌駅の売店でビジネスシューズの底に貼る滑り止めシールを買っているサラリーマンをよく見かけたものですが、イマイチ効果がないと聞いていましたのでこちらにしました。さすがに底ツルツルの革靴で冬場の北海道に乗り込むのは無謀なので、底に溝がしっかり彫られたカジュアルシューズで。

(スノースパイクを試しに装着。簡単でいい感じ。)

服装は、スーツ姿のインナーは上下ともヒートテック、オーバーコートはモンクレールのダウン、手袋・マフラーも持って出発です。羽田から1時間半くらいで旭川空港。ランディング体制に入った窓の外には真っ白な景色が広がります。

(道央の大都市旭川市は北海道第二の都市。)

程良く暖かい空港内から見る外の景色は日頃雪を見ることがない私には美しく見えます。

(雰囲気があります。ここで暮らす方々はややうんざりな景色かも。)

展望デッキからは滑走路側の景色を一望できます。

(見事な除雪。どうやってここまできれいに除雪するのでしょう、驚きです。)

出張前、あれこれネットでリサーチしていましたが、旭川空港は、冬の除雪が充実し欠航がほとんどなく、「就航率99%の安心」というキャッチコピーを掲げています。(2017年には何と就航率99.5%を記録。) ちなみに、新千歳空港よりも就航率は高いそうです。

ちょうど昼時の到着ですので、まずはランチを。旭川空港には立派なフードコートがあります。

(フードコート「そらいち」。空いていて快適そうです。)

事前リサーチで、ジンギスカンか「ざんぎ」(鶏の唐揚げ)に絞り込んでいました。当日その場の雰囲気で決めようと思っていましたが、私は「鉄板焼 旭人」でジンギスカン定食を。

(「旭人」はジンギスカンというよりは鉄板焼きというコンセプト。北海道産の牛や豚も人気のようです。)

「ジンギスカン自家製だれ仕上げ」。

(肉が柔らくて美味しい! お値段は定食スタイルのセットで2300円というところ。インバウンド観光客の影響だと思いますが、北海道の観光地は価格が高騰しているようです。ニセコはラーメンで2000円を超えるそうです。)

今回の出張の相棒さんはお隣のお店「ごはん処 あさひ屋」で「ザンギ定食」を注文していました。「ザンギ」と言うと、小樽の「なると」を思い出します。(10年前の職場旅行の時も「なると」に立ち寄りました。)

さて、それでは出張先に向かいますが、時間調整もありますので、ひとまずJR北海道の旭川駅に向かいます。

(空港ビルを出たところ。逆光でパネルの表示が見えませんが、「現在の気温 0.0度」。結構❝穏やか❞です。(笑) 歩道はしっかり除雪されていて、スノースパイクはここでは不要。)

タクシーで移動。振り返ると雪に埋もれるように旭川空港が見えました。

(いい空港でした。)

タクシーはもちろんスノータイヤを履いていると思いますが、それにしても普通の道路を走っているかのようです。ブレーキのタイミングが雪のない街のタクシーよりも早いのでむしろ快適な乗り心地。天気予報で「明日は北海道は暴風雪に注意」みたいなことを言っていたので、運転手さんに訊いてみると、「札幌が吹雪いていても新千歳空港は晴れているんですよねぇ。だからこそ札幌からあんなに離れた所に空港を作ったのだと思います。」とのこと。明日午後の帰路のフライトは運転手さんの経験値で太鼓判をいただきました。(笑)

旭川駅に到着。

(だいぶ雪も見慣れてきました。(笑))

駅構内に入ってみると、誰もいませんでした。(笑)

(多分列車発着の合間だからでしょうね。仕事が終われば夕刻にここから札幌へ向かいます。)

まだ時間がありますので、先にお土産物売り場に行ってみました。

(事前リサーチしたお土産を見て回ります。)

まずは、旭川の銘菓、「壺屋総本店」の「き花」(きばな)。

(真っ白なモフモフの鳥、雪の妖精「シマエナガ」パッケージ。モンドセレクションで32年連続金賞受賞という実力値の「き花」はアーモンドガレットにチョコレートを挟んだお菓子。)

続いて、こちらも旭川と言えばの「旭豆」。

(パッケージいろいろ。「き花」よりもお手頃価格。)

「共成製菓」の前身の菓子屋さんが旭豆を作ったのは明治35年(1902)。北海道産の大豆、甜菜糖、小麦が原材料という、ザ・北海道産菓子。「ゴールデンカムイ」にも陸軍第七師団のおやつとして登場しているそうです。

あとは、買わないまでも見てみたいと思っていた「熊ボッコ」です。熊ボッコは北海道産のトドマツやカラマツを使用して作られた、熊のかわいい木彫り民芸品。年輪模様を生かして作るので一体ずつ表情が違うそうです。店内を探してみましたが、なかったので今回は出会えませんでした。

店内には観光案内所とベンチもあって休憩できるようになっています。そのベンチ前に幾川啄木の像がありました。

(啄木さんの後ろが椅子になっていて、座ると一緒に写真が撮れます。啄木さんは釧路に向かう途中、旭川で投宿したそうで、その時に詠んだ歌が銅板に書かれています。)

いい時刻になりました。ここから出張先のオフィスまでは徒歩10分弱というところ。お天気もいいので歩いて行くことに。

(大通りは歩道も除雪されていますが、枝道に入るとこんな感じです。それでもスノースパイクなしで普通に歩けます。カジュアルシューズの性能なのか。)

枝道を歩いていて感じたのは、昔ながらの建物が残っていること。

(現役のクリーニング屋さんの建物が素敵です。このあたりにポツポツとレトロな建物が現役でがんばっています。信号機はもちろん縦型。)

仕事も終わって再び歩いて旭川駅へ。札幌へは「特急ライラック」で行きますが、ギリギリ一本早い列車に乗れそうだったのでみどりの窓口に指定変更に行ってみると、窓口の方が「その列車だと通路側しか空いていませんので、せっかくの窓側の席ですので少し駅で過ごしていただいて(予約通りの列車に)ご乗車されてはいかがでしょうか。」とアドバイスをくれました。30分後のことですので、そうすることに。

(旭川駅の駅ビルはスーパーマーケットが入っていたりと、日常使いのショッピングモールの機能を兼ねているようです。)

マクドナルドでコーヒーを買って広々としたフードコートでしばし休憩。あっという間に列車に乗る時刻となりました。

(先程とは違って乗客がいます。)

ホームに上がってみると、仕事で来ているとはいえ、旅情を掻き立てる景色が広がります。

(17時前の空と雪の色、温かみのある灯り、雪の中を伸びていく線路、いい雰囲気です。)

特急ライラック。

(ライドグリーンの車両色がちょっと意外。と思ったら、ライトグリーン(萌黄色)はJR北海道のコーポレートカラーだそうです。)

みどりの窓口の方のおススメの窓側席。確かに雪景色を見ながらの1時間半、窓側が正解かも。こんな冊子がポケットに刺さっていました。

JR九州の車内誌「Please」を思い出しました。旅の情報満載で毎月楽しみにしていましたが、「Please」は経費節減のためか休刊になっていましました。)

ちょっとワクワクしながら開いてみると、やっぱりいい感じの情報がいっぱい。

(このページは札幌駅の駅弁「にしん数の子押し寿司」。)

窓の外は、そんなに遠くでもない山の斜面がスキーのナイター照明で明るくなっていたり、到着する駅はどこも雪が積もっていたりと、北海道の一味も二味も違う車窓の景色を楽しませてもらいました。

(岩見沢駅停車。ここのホームはまだ雪が少ない方。)

札幌駅に到着。

(駅北口側のホテルにチェックイン後にメインの南口を撮った写メ。博多駅の博多口側にちょっと似ていますね。)

構内には「ゴールデンカムイ」実写版の宣伝がありました。

(アニメの実写化。個人的には絶対観ません。)

夕食の時間ですが、街中をさまようよりも駅ビルで選ぼうということになり、こちらへ。全農が経営?している「みのるダイニング 札幌ステラプレイス店」。

(このほかに回転寿司、和食、中華、洋食など、たくさんのお店がありました。)

「みのるダイニング」は北海道産の食材を使ったハンバーグを中心としたメニュー。

(小さくて見づらいですが、「お野菜ビュッフェ」(300円)があって、北海道産の野菜を調理したビュッフェくをOPで付けることができます。)

で、おススメの「みのる定食」に「お野菜ビュッフェ」を付けました。

(お野菜ビュッフェのお皿を写メし忘れました。お米は「ななつぼし」。味噌汁は魚貝の出汁も入っているのか、北海道オリジナルの味で、めちゃウマでした。)

ちなみに、レストランフロアの客層は8割はインバウンド観光客という印象。私たちの周りの席も全てアジアのインバウンド客。円安がどう影響しているのか分かりませんが、お値段は軒並み東京の感覚よりも高い感じです。「みのるダイニング」は全農がやっているためかそこそこのお値段でしたが。

お腹も満たされて、ホテルに帰る前にコンビニに寄りましたが、ファミマでスノースパイクがガッツリ売っていました。(笑) 

(札幌駅南口から伸びる大通り。この先にすすきのがあるのだと思います。)

明日は札幌で仕事です。

 

・・・・・2024 旭川→札幌出張②[完]〔2日目〕に続く。


2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行⑥[追加]〔2024年1月3日~1月4日/博多臨時宿泊〕

2024年01月09日 | 旅行記

羽田空港の大事故の影響で私たちの予約便は欠航、一番早い振り替え便が2日後となりましたので、臨時に博多で追加2泊することになりました。福岡空港で某地元テレビ局のインタビューを受けてしまったので、「(ニュースに)出るかも。」と、九州勤務時代の一番近い同僚の方に一応一報したところ、「1月3日は筥崎宮で『玉せせり』がありますよ。」といういい情報を教えてもらいました。

(ネットより拝借。「玉せせり」、正式には「玉取祭」。室町時代に始まったと伝わる神事。)

箱根駅伝の復路を観てから筥崎宮に向かいましたが、お祭自体は既に終わったようで、参道の露店の雰囲気を味わいながらの初詣となりました。

(地下鉄の駅を上がったところ。)

東京にいるとなかなかお祭の露店を見ながらそぞろ歩くという機会もないので、ちょっと気持ちが上がりますね。

(歩くのに程良いにぎわい。)

せっかくの露店ですので、ホテルを出る前に「この時期の筥崎宮の露店の名物は何か?」とリサーチしたところ、「社日餅」が名物とのことで、その露店を探していると、境内に近い所にお店が出ていました。

(「社日餅」は何と読むのか、ネットで調べても「やきもち」としか出てきません。)

結構人気のようで、10個、20個と持ち帰りで買って行く人もいたりします。並んでいる時に「白〇個、よもぎ〇個」と注文しているのを耳にして、社日餅には2種類あることを知ります。

(これだけ「筥崎宮名物」と書いてあると、事前リサーチしなくても立ち寄ったかも。(笑))

私たちはイートインで白・よもぎを1個ずつ注文。置いてある餅をすぐに渡されるのかと思ったら、どうやら焼き立てを出してくれるようです。

(焼き立ての社日餅、白&よもぎ。❝羽根❞付きで嬉しい。(笑) アツアツ、甘さ控えめで美味しかったです。)

それではお参りさせていただきます。

12月31日に年末詣・幸先詣でお参りした阿蘇神社、1月3日の初詣でこれからお参りする筥崎宮、図らずも「日本三大楼門」のうち「二大楼門」を見ることができました。

(拝殿に続く行列に並びます。徐々に楼門が迫って来ます。)

いつ見てもこの扁額には迫力を感じます。

(「敵国降伏」の真意は、武力で相手を降伏させる『覇道』ではなく、徳の力をもって導き、相手が自ずから靡(なび)き降伏する『王道』である我が国のあり方(=真の勝利)を説くものです。「敵国降伏」の字は、鎌倉期に亀山上皇が納められた御宸筆を、楼門建立の際、小早川隆景公が模写拡大し掲げたものとのことです。)

お参りさせていただき、御朱印をいただきました。

(書き置き、ケース付きです。御朱印を持って満足した表情で妻に撮ってもらいました。)

こちらが御朱印です。

(ホテルに帰ってから撮影。「令和六年一月三日」。阿蘇神社の御朱印帳に貼っておこうと思います。)

この後、「鳩みくじ」で運試し。

(おみくじを引くと空くじなしの景品が当たります。さすが勝負事の神様、筥崎宮。)

おみくじの方は、末吉・小吉でイマイチでした。(特に私の方はあらゆる項目がネガティブ表現でした。(笑)) 景品の方は「開運箸」と「幸福砂糖」。

(ありがたく使わせていただきます。)

初詣もすませて、せっかくなので国道3号線まで参道を歩いてみます。

国道3号線まで来たところで、真新しい石碑を発見。

(揮毫された名誉宮司のお名前が彫られています。)

妻に、ここに以前はランドマークになるくらいの巨大な石の大鳥居があったこと、その後倒壊のおそれがあることから解体されたこと、その解体費用が4000万円だったことなどを説明。ここで地下鉄の駅に引き返して博多に戻ります。

明日の振り替え便が朝8時発と早いことから、ちょっと早めですが夕食へ。大阪梅田の阪急百貨店の積立「阪急友の会」が博多阪急でも利用できるとのことで会員証を持ってましたので、こちら「阪急うまか食堂」で。

(フードコートです。初めて利用します。)

海鮮丼・天ぷらの「博多 喜水丸」の定食で決定。

(中途半端な時間でしたので空いていました。)

妻はメインを2品選べる定食でアジフライとお刺身をチョイス。私は「特上天ぷら定食」を。

(小皿の明太子はおかわり自由。さすが博多です、ネタのクオリティーが高いのか、刺身もアジフライも天ぷらもめちゃウマです。)

「阪急友の会」パワーで(笑)、後でホテルで食べようとたこ焼きを購入。

たこ焼きを焼いてもらっている間に、先程通りかかって気になったこちらを買いに。

(「福岡 さかえや」の「ソフトかりんとう」。ちょっとお高めですが、めちゃウマです。ここでも「阪急友の会」パワーを発揮。)

フードコートに戻って、「道頓堀くくる」でたこ焼きを受け取ります。

(この後、ホテルでいただきました。久々のたこ焼き、美味しかったです。)

博多地下街経由で日航ホテル横から地上に上がりました。

(イルミネーションの優しい光に癒されます。羽田空港の大事故の影響で臨時宿泊していることを忘れそうです。)

ここからホテルまではすぐ。たこ焼きとソフトかりんとうをいただいて、早めの就寝となりました。そして翌朝。昨日(1月3日)は振り替え便もかなり欠航が出たようですので、まずは朝一のニュースで今日(1月4日)の運行状況をチェックします。

(何か微妙。)

航空会社のサイトと、スマホアプリで状況をチェックしますが、今のところ、私たちが搭乗する便に欠航・遅延のアテンションは出ていません。この後、福岡空港に行って、荷物を預け、保安検査場を通過し、無事搭乗。最後の最後まで飛ぶかどうか気を張っていましたが、結局予定通り離陸し、羽田空港には10分早着。着陸した後、駐機場まで移動している時、窓の外に例の炎上したJAL機が見えました。

(空港ではあってはならない景色なので現実感がありません。)

スーツケースをピックアップしてP3駐車場へ。

(渡り廊下にて。帰って来ることができました。)

P3駐車場の料金はもちろん駐車日数分必要ですが、予約車に課される超過料金(超過ペナルティ)は欠航の場合免除されますので、駐車場管理室でその手続きも完了。家に向かって出発です。

(横浜の鶴見つばさ大橋あたりから見た景色。高速からしばらくの間見事な富士山が見えていました。妻撮影。)

車は流れてすんなり帰宅。12月29日から1月4日まで留守にしていた家はキンキンに冷え切っていました。いろいろなことがあった年末年始でしたが、部屋が温まってくるにつれて、普通の日常のありがたさを改めてじわじわと感じた2024年の再スタートとなりました。


2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行⑤[完]〔2024年1月2日/帰路(のはずが・・・)〕

2024年01月08日 | 旅行記

1月2日の朝はこのニュースから始まりました。令和6年能登半島地震。

(一夜明けて被害のほんの一部が明らかになってきました。)

お正月で帰省している人、職場が北陸エリアの人など、お付き合いのある方々のことが心配ですが、今はテレビなどで状況を知ることしかできません。今日は年末年始の温泉旅行を終えて東京へ帰る日ですので旅を予定通り続けることとします、、、とこの時は自分たちがこの後起こる大事故の影響を受けるとは知る由もなく。

今朝も起き抜けの温泉から。

(今日は晴れそうな予感がする早朝。今日で最後かと思うと、内風呂も露天風呂も堪能し尽くしたいと、ショートサーキットで(笑)何度も浸かります。)

箱根駅伝の往路をテレビ観戦していると、朝食の準備が整いました。

(1月2日の朝食はいつもの「月洸樹」の朝食に戻りました。(笑))

小鉢・小皿にいろいろ。

(私たちのような年齢層には嬉しい、野菜メインの献立。)

焼き物もいつも通り。

(連泊で2度目の朝食ということで、食材はやや変化しています。さつま揚げ、秋刀魚とふぐの一夜干し(?)が初顔。秋刀魚とふぐに隠れていますが、レギュラーの鮭もいます。私は「月洸樹」の鮭が大好きで、❝おかわりシステム❞があった頃は鮭をおかわりしていました。)

デザートは、小国ジャージーパンナコッタ・季節のフルーツのワインシロップ漬けです。

(小国ジャージーは阿蘇の牛乳のこと。阿蘇の牛乳の乳製品、美味しいです。是非冷蔵庫に阿蘇の牛乳を復活させていただきたいものです。)

「月洸樹」のチェックアウトは11時。12時チェックアウトの宿も結構出てきている中、11時が早く感じます。名残惜しむかのように温泉に浸かります。

10時を回ってもまだ温泉に浸かります。(笑)

(晴れてきました!)

やっぱり連泊は最高です。今回も期待通りの豊かな滞在となりました。

(全8棟、コンプリートしました。さて、今度はいつどの離れに来ようか。)

フロントでチェックアウトの時、黒川温泉のイベントで抽選をやっていました。4回くじを引けるのですが、4等×4回。(笑)

(黒川温泉のプリント入りタオル。これはこれでいいかも。)

2023年→2024年の年末年始、ずっと楽しみにしていた黒川温泉「月洸樹」での滞在。「月洸樹」もいろいろあったようで、由布院に全く違うコンセプトの「月洸樹」をオープンさせてみたり、❝おかわりシステム❞や選択制がなくなっていたり、冷蔵庫に阿蘇の牛乳がなくっていたりと、気持ちが揺れる変化もありますが、温泉の素晴らしさ、離れの心地よい雰囲気、料理の美味しさなど、私たちが大好きなところは何も変わっていなかったので、また来たいと思います。

(今回もお世話になりました! いい年末年始でした!)

さて、今日の帰京便は20時台なので時間はたっぷりあります。すっきり晴れたことですし、小雨降る往路に行かなかった「大観峰」に行ってみることに。「月洸樹」から大観峰までは40分弱というところ。

(すんなり到着。駐車場近くの撮影スポットにて。左に根子岳のギザギザ、右に中岳の噴煙。)

展望所まで坂道を上っていきます。

(いつ来ても最高の眺望。魂が浄化される景色です。)

三角点の両脇にいらっしゃるお地蔵さんがくまモンのよだれかけをしています。(笑)

(帰宅まで無事に旅をさせてください。合掌。)

展望所の先端まで行ってみます。

(既に絶景。)

阿蘇五岳のうち私でも分かるギザギザの根子岳と、噴煙を上げ続ける中岳をややズームで。

中岳の火口エリアは規制がかかっているのでしょうか。)

パラグライダーが離陸しました。

(こんな日に飛ぶのは気持ちいいでしょうねぇ。もっとも、有料のタンデムフライト体験ツアーもありますが、やろうとは思わないです。(笑))

久々の大観峰も堪能しました。この後の観光はノープラン。たまたま大観峰の売店に貼ってあった「通潤橋」のポスターを見て、妻がまだ訪れたことがないので、「行ってみよう。」となりました。大観峰から通潤橋(道の駅)までは1時間半という距離。ちょっと長めのドライブとなりましたが、到着。

(で、まさかの「道の駅 通潤橋」、営業しておらず。(笑) 働き方改革ですからね。)

「道の駅 通潤橋」には2019年8月に一人旅で来たことがありますが、駐車場の端に、地元の「八朔祭」で山車として曳き回される「大造り物」の今年のものが飾られています。今年はくまモンだったようです。

(ライダー姿のくまモン。)

八朔祭は五穀豊穣・豊年祈願の地元のお祭りで、旧暦8月、現在の9月初旬に行われます。その祭の主役「大造り物」の材料は全て山野に自生する植物が使われます。このくまモンの完成度に妻が大喜び。

(比較物がないので分かりませんが、巨大です。ざっと5mくらいか。)

通潤橋よりもくまモンの「大造り物」に妻が食いついていましたが、そんなに喜んでもらえればロングドライブでここまで来た甲斐があります。(笑)

(それにしても素晴らしい完成度です。みなさんこのくまモンと記念撮影していましたね。)

で、肝心の「通潤橋」です。昨年6月の新聞に「国宝に指定される」という記事が出ていました。

(通潤橋は嘉永7年(1854)、四方を河川に囲まれた白糸台地に農業用水を送るため建設された石造アーチ水路橋。)

2016年4月の熊本地震による橋上部の損傷、2018年5月の豪雨による石垣の崩落などの被害のため保存修理工事が行われ、2020年には約4年ぶりに放水が再開することとなりました。

(ネットより拝借。)

残念ながら本日は放水期間ではないようですが、散策できるようですので、上って行ってみます。

(長い階段を上ると、一旦、通潤橋を見下ろす場所に出ます。)

通潤橋の上を渡るように散策している人たちがいますので、私たちも歩いてみます。橋の上を歩いた感覚は「幅の広い普通の道」という感じで、歩いて分かる巨大さです。放水口。ほぼ中央でしょうか。

(柵も何もないので慎重に覗き込みます。)

渡り切ると「通潤橋」の碑があります。

(どうやら通常営業している時は、こちら側から入場して向こう側に渡る道順になっているようです。)

通常営業(有料)の時の門が閉まっていますので、元の場所に戻るには来た道を引き返すことになりますが、こちら側で下に降りることができる階段がありました。

(階段を降りた所から見た通潤橋。放水している時の景色を撮るなら、ここがいいかも。)

通潤橋をもう一度渡って来た道を戻ります。道の駅もやっていませんし、訪れる人もまばらな通潤橋でしたが、渡ることもでき、ゆっくりと見物できました。何よりくまモンの「大造り物」に出会えて良かったです。

ちょうどいい時間となりました。ここから博多までは2時間半というところでしょうか。かなり余裕をもって出発しました。が、渋滞知らずの九州の高速も1月2日はUターンラッシュなのか、渋滞しています。

(途中、いきなり団子を買おうと何度か立ち寄っている北熊本PAに入りましたが、全面改装中で、駐車もせずにスルーしました。)

首都圏の高速のようなひどいものではありませんが、九州でこんな渋滞に遭ったのは初めてです。それでも博多のレンタカー営業所に18時前に車を返却して、ちょっと早いですが福岡空港に向かいます。博多から交通至便の福岡空港に到着してスーツケースを自動預け機に入れると同時に、この情報が飛び込んできました。

(スマホのNHKニュースのスクショ。「えっ!?」と目を疑います。)

航空会社のアプリを入れているスマホにはまだ運行に関する情報は届いていないのですが、目の前の掲示板を見ると、搭乗便がまさかの「欠航」表示に。

(羽田行きは全て欠航。)

「さぁ、どうリカバリーするか?」。航空会社へのカウンターへ続く長い行列に並びながら妻と相談します。が、対応策は限られていて、この2つくらい(ですが、2案ともダメでした)。

 ①スカイマークなら飛ぶか?→妻がスカイマークのカウンターに走りましたが予約閉鎖中。
 ②新幹線に切り替えるか?→EX予約サイトを見ると、この年末年始から全席指定の中、本日分は満席で空席ゼロ。

結局、航空会社のカウンターで一番早い振り替え便を見てもらうと、2日後の1月4日の朝便。「えぇ~っ。」って感じですが、それしか選択肢はなさそうですので、押さえました。預けたスーツケースも返してもらって、次は、博多であと2泊分のホテルを押さえなければなりません。いつも使う旅行サイトでさっそく検索すると、幸いなことに博多駅近くのビジネスホテルが結構お安く空いていたので、即予約。

(勝手知ったる場所。空いているホテルはいくつかありましたが、九州勤務時代からよく知っているこのホテルを予約しました。)

食料をコンビニで買い込んでチェックイン。2泊しましたが、満足度の高いホテルでした。(次回の博多ステイからはサットンホテル博多ではなくこちらに泊まることにします。)部屋で羽田空港の事故のことをテレビで観ました。

(能登地震の翌日の羽田空港の大事故。日本大混乱の新年のスタートとなりました。)

これだけの大事故だと、振り替え便が予定通り飛ぶかどうかも怪しいところですが、能登地震で被災した方々のことを思えば全然マシな状況です。気持ちを早々に切り替えて、明日は欠航騒ぎで妙に疲れた体を休めることも兼ねて箱根駅伝の復路をゆっくりテレビ観戦して、午後からでも散策に出かけることにします。

私たちの新年も波乱のスタートとなりました。

 

・・・・・2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行⑥[追加]〔2024年1月3日~1月4日/博多臨時宿泊〕に続く。


2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行④〔2024年1月1日~1月2日/黒川温泉「月洸樹」で過ごすお正月〕

2024年01月07日 | 旅行記

2024年元旦。6時前に目覚めて、まだ暗いテラスを見ると、雨で濡れています。温泉宿の楽しみのひとつ、起き抜けの温泉に浸かって体を芯から起こします。2024年1月1日の朝は、午前8時の一番風呂を予約しておいた「天空の露天風呂」(貸切風呂)へ向かう散策から。

(「天心」から出た所、レストラン前にて。道標の示す通り、「佳月・天空」という一番高い所をめざします。)

「佳月」など高い所の離れに泊まった時はカートで送迎してもらった道をぶらぶら歩いて上ります。

(坂道をちょっと上った所からの景色。雨も上がり晴れ間も見えてきました。)

ここからは石段を上ります。

(ここより上にあるのは「佳月」と「天空」だけ。)

「天空露天風呂」に到着です。

(厚い雲と山際の間に若干の晴れ間が。ひょっとして初日の出を拝めるか。)

「月洸樹」に来たら入るべし、まさに一番高い所にある「天空」の露天風呂。

(朝の冷気で寒いです。)

おおっ、山際から太陽が昇ってきました。初日の出です!

(日の出が遅い九州、しかも山の中。8時過ぎでも初日の出を拝むことができます。「天空」を1月1日午前8時の一番風呂で予約して大正解!)

温泉にも浸からず、しばし記念撮影タイム。

(脚は浸かっています。(笑))

ご来光、ズームで。

(合掌。)

この後、昇った太陽は厚い雲に隠れてしまい、姿を見せることはありませんでした。改めて「天空」の温泉にゆっくりと浸かって、初日の出を拝むことができたことを妻とともに慶びます。

元旦から充実した気分で、行きとは違う道で「天心」に戻ります。途中、眺望のいい所がありますので、「月洸樹」のほぼ全景を。

(ほぼ全景ではなくて、半分もフレームインできていませんね。(笑) 屋根や建物が黒で統一されているのは、月明りを妨げないためだと思います。)

「洞窟風呂」も貸切風呂として予約できますが、私たち夫婦は洞窟風呂はあまり好きではないので、前回利用済みということで今回はスルー。

(前回来た時、こんなべんがら色の塀と東屋はなかったような気がします。)

ちょうど「天心」を眺めることができる所に来ました。

(自然の中に佇む古民家のようで絵になります。)

麓まで下りて来ました。この渡り廊下を進めばレストラン、「天心」は反対側です。

(渡り廊下の所々にカラフルな傘が置かれています。)

部屋に戻ってしばらくすると朝食です。今日は一番風呂(午前8時)に入りましたので、朝食は9時となっています。

(朝食のセッティング。既に備長炭もセット済み。)

元旦の朝食前と言えば「お屠蘇」。宿が準備してくれていました。

(改めて一年の健康を願います。お酒としては美味しくないですけどね。(笑))

朝食も正月バージョンで、お重のおせち料理。

(右上の角小鉢に盛られているのはヒラメのお造り(エンガワのトッピング付き)。昆布でしっかりと〆られていて、脇役とは思えない美味しさでした。)

お重の手前にはお正月の「祝い肴三種」の「数の子、黒豆、田作り」。

(京風と言って良いのか分かりませんが、上品なお味です。)

お楽しみの「お雑煮」です。

(すまし・丸餅(焼)・鶏・魚、野菜系は大根・人参・小松菜(?)・椎茸、という具材です。❝全国お雑煮マップ❞で九州のお雑煮をチェックしてみましたが、「月洸樹」のお雑煮は❝無国籍❞かも。(笑))

銅製の小鍋では豆乳豆腐鍋がアツアツです。

(豆乳豆腐、鶏、野菜が入っています。小鉢にとって醤油を2、3滴垂らすとより美味しくなります。)

そして、「月洸樹」のいつもの朝食の焼物。

(全くブレないラインアップが盛られています。玉ねぎ味噌とネギ味噌も変わらない味です。)

デザートはヨーグルトに季節の果物がたっぷりと。

(阿蘇牛乳から作られていると思われるヨーグルト、美味しいです。)

朝の散策→初日の出→「天空」風呂→お正月verの朝食。盛りだくさんな元旦の朝でした。朝食後は温泉三昧です。

(部屋の畳スペースからテラスを見たところ。まだ雲は晴れていませんが、日光が射し始めました。)

この後ニューイヤー駅伝をテレビ観戦していましたが、応援している企業チームが入賞してびっくり。元気が出ますね。そんなこんなでお昼時です。「月洸樹」ではチェックアウトの時に自家製ハンバーガーを持たせてくれますが、連泊の時のお昼にも出してくれます。

(デザートとドリンク付き。)

寒くもなく穏やかな元旦ですので、妻と「テラスで食べよう。」と食事部屋からテラスへ運びます。

(すっきり晴れていればなお気持ち良かったのですが、風もなく黒川温泉の冬とは思えないお昼時です。)

いつか自宅のアウトドアリビングに家具を置こうと思っているので、「月洸樹」の家具は参考になります。

(これまで泊まった離れでも家具のブランドを写メして後でググってみたりしていますが、手が出ないようななかなかの高級家具を置いていますね。)

こちらが本日のランチ、「月洸樹」自家製ハンバーガー。

(バンズは地元のパン屋さんに作ってもらっているそうです。)

ランチ後は部屋に置いてあるコーヒーセットでコーヒーを淹れてみます。

HARIO(ハリオ)の「オリーブウッドスタンドセット」(左)。今日は豆をミルするところからやってみます。)

妻の方がコーヒーを上手に淹れますが、今日は私ががんばります。(笑)

(しっかり蒸らして、お湯を回し入れて、ドリップの中がふんわり泡立つように。)

軽くてとても雰囲気のいいコーヒーカップに注いで完成です。

(食事部屋の窓は下の方に切られていますが、苔、落ち葉、木々の株立ち、夜のライティングが作り出す景色が素敵です。)

午後も温泉三昧です。

(晴れてきました。最高です。)

遅くなりましたが、「月洸樹」の温泉効能表です。

(弱アルカリ性単純泉。奥武雄温泉桜島の古里温泉のような強烈な特徴のある温泉もいいですが、「月洸樹」の温泉もとてもいいです。毎日・何回でも浸かれる、浸かりたくなる温泉です。私たちが「月洸樹」をリピートするのはこの温泉が好きなのもありますね。)

今朝は初日の出を拝むことができましたが、幸運にも日の入りも見ることができました。

(美しい夕陽です。妻とテラスに立って連続写メしてます。(笑))

1月1日の夕陽をズーム。

(初日の出、初日の入り、コンプリ。(笑))

合掌。

(いい元旦でした。)

この少し前に能登半島で震度7の地震が発生したとニュース速報が入ったのですが、情報量もまだ少ない状況。私たちは夕食前の散策に出かけました。黒川温泉の中心街では冬期の間開催されている「湯あかり」イベントとして「鞠灯籠」が温泉街を彩っています。

(ネットより拝借。)

私たちは黒川温泉の中心街へ出かけたのではなく、この「鞠灯籠」が「月洸樹」の敷地内にも飾られているので、その夜景を見ようということで。

(高低差があるので、「鞠灯籠」が映えます。)

今見上げた東屋あたりまで上ってみた所からの夜景。

(建物はレストランです。)

「天心」前からでも美しい景色を見ることができました。

(「黒」が夜に映えます。20分ほどの散策でしたが、「鞠灯籠」が醸し出す幻想的な景色を楽しむことができました。本日唯一の運動。(笑))

さて、夕食です。今日も19時スタートでお願いしました。今日の献立表。

(献立表の日付が「令和六年一月一日」。いい思い出になります。)

■食前酒・先附・小鉢・前菜

(連泊なので2回目の夕食。どんな変化があるのか楽しみです。)

・前菜1:養老茶振り海鼠

(海鼠のコリコリ食感を想像していましたが、柔らかい、初めての食感。「茶振り」という下ごしらえ(湯がき)をすることでこの食感に変化するそうです。見た目はいつもの生の海鼠ですので、絶妙の茶振り具合なのでしょうね。)

・前菜2:鳥肝チーズ、鮎甘露煮、裏白椎茸、鰻巻き、合鴨ロース煮

(あれっ、献立表にある「松葉銀杏」が見当たらない。)

・小鉢:汲み上げ湯葉、雲丹

(おかわりしたい美味しさ。(笑))

■椀盛:潮汁仕立て(焼き茄子、鯛、湿地、法蓮草、柚子)

■割鮮

(ひらめ薄造りと馬刺し。妻も私も刺身は今日のスタイルの方が「いいね。」という感想で一致。)

・ひらめ薄造り、鮪とろ、車海老

(ひらめ薄造り最高です。マグロは大トロ。)

・熊本の馬刺し

(昨日も出ましたが、この馬刺しは毎晩食べても美味しい。本日も❝おかわりシステム❞は発動せず。(笑))

■温物:吹き寄せ(粒蕎麦あん、百合根ひろうす、人参、海老芋、下仁田葱)

(百合根ひろうすも美味しいですが、海老芋が更にいいですね。)

■焼物:甘鯛西京焼き、丸十利休焼き

(「丸十利休焼き」が何のことか分かりませんでしたが、「丸十」とはサツマイモのことで合点がいきました。器の右上の白ごまがトッピングされたものがサツマイモです。)

■強肴:たらば蟹、あわび、肥後赤牛

(ひらめ薄造りに続き、妻と「今日のこれ、いいね。」で感想一致。(笑))

ソース等やご飯は昨晩と同じです。

(ジャポネソース、岩塩、ポン酢。)

蟹の焼けるいい香りは食欲を増進させますね。

(蟹、鮑、肉、最強トリオです。(笑))

ここまでハイボールのおかわりで来ていましたが、最後の最後に中途半端になったので、冷蔵庫からビールを出しました。

(オリジナルラベル。私にはイマイチなのですが、焼き物には合うので。このビールグラス、おそらく銅板から叩き出した一枚物だと思います。)

■デザート:抹茶アイス、季節の果物盛り合わせ

(目の回りそうなお皿ですが(笑)、甘味の方はとても美味しいです。)

そして、ここで「月洸樹」からのサプライズ!

(花火が刺さっていたのですが、既に消えました。)

宿の方から「全離れコンプリート、おめでとうございます!」。嬉しいサプライズでした。ありがとうございました!

今晩も夜食のおにぎりをお願いしました。この後はこのコンプリート記念プレートを畳スペースに持って行ってテレビを観ながらいただきました。この間も能登半島の地震速報が立て続けに入り、尋常ならぬ事態が徐々にニュースでも報じられるようになってきました。

 

・・・・・2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行⑤[完]〔2024年1月2日/帰路(のはずが・・・)〕に続く。


2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行③〔2023年12月31日/黒川温泉「月洸樹」で過ごす大晦日〕

2024年01月06日 | 旅行記

「道の駅 阿蘇」から40分弱。産山村との境界をかすめながら快適なドライブとなりました。残雪は全くなく車のスリップの危険も感じられない安全な道中でした。走りなれた黒川温泉の中心街を通過して「月洸樹」への分岐に来ました。

(この坂道を上れば「月洸樹」へのアプローチがあります。)

少し早かったのでここで数分停車していましたが、時々車が通ることから、15分前ですが進むことにしました。山城を思わせる堅牢そうな門。ここを入れば「月洸樹」です。

(宿の方が後続の車に対応するため、ほんの少し待ち時間が生まれました。何度も「月洸樹」に来ていますが、この門が閉まっている状態で写メできるのは初めて。レアな一枚。(笑))

リピーターということでチェックインはあっという間に終わって、さっそく今回の離れ「天心」へ案内していただきます。

(「天心」の玄関の前から今来た道を振り返った景色。大きな窓のこの建物はレストラン。「天心」はフロントのある本館やレストランに一番近い離れです。)

「月洸樹」の全8棟の離れは広大な敷地に点在しています。各離れの位置関係はこうなっています。

(黄色太線の下線を付したのが離れ。右下から左上に向かって山を登っていくように高くなっています。)

「月洸樹」に初めて泊まったのは「有明」。今回の「天心」で全8棟、全てに宿泊、コンプリートです。(笑) 各離れに泊まった記録。

 ・佳月 : 2021年5月(連泊)
 ・十六夜: 2021年4月
 ・夢見 : 2021年5月
 ・風待 : 2021年2月
 ・弓張 : 2021年10月
 ・有明 : 2020年9月
 ・宵待 : 2022年5月
 ・天心 : 2023年12月(連泊) <今回>

このブログを見ていただいている方から「どの離れが一番良かったですか?」と訊かれそうですが、好みは人それぞれという前提で、私の場合は「宵待」をリピートしたいです。ちなみに、宿の方と話している感じでは、「十六夜」も人気のようです。

さて、「天心」に入りましょう。

(玄関前。)

玄関を開けた所から見た中の景色。

(座敷牢のような(笑)太っとい木の格子が印象的です。)

「天心」は❝麓❞にある位置を活かして、バリアフリー設計となっています。

(よって、玄関も車椅子で入れるようにスロープが付いています。)

三和土を上がって真正面にメインの部屋や水回り、右手に囲炉裏のある食事部屋という間取りです。

(部屋には一段(二段か)上がった畳敷きのスペースがあります。これも車椅子ご利用の方が畳に上がりやすい(移りやすい)ための段差。右側は寝室。)

寝室を背にして玄関の方向を見た景色。

(枯れた感じの革が張られた大きなソファー。「月洸樹」は家具類も素晴らしいです。奥は洗面所・脱衣所などの水回り。)

畳の小上がりの床の間的スペースには正月飾りが。

(「Happy New YEAR」のカードが刺さっています。意外でしたが、正月飾りはこれだけ。そう言えばフロントにも卓上松飾だったか、かわいい正月飾りだけでした。)

玄関の三和土に戻って、食事部屋に行ってみます。

(囲炉裏が切られているのは全ての離れに共通ですが、「天心」以外の離れは掘りごたつスタイル。「天心」がテーブルスタイルになっているのもバリアフリー設計です。)

再び部屋に戻って水回りへ。ここも車椅子で移動できるように間口も中も広いです。

(広々としていて使い勝手がとても良かったです。)

ここで新しい発見。「月洸樹」は洗面台に男女別にアメニティーをセットにしたポーチを置いてくれています(持ち帰り可)が、そのデザインが一新。

(オシャレ度が増したオリジナルポーチ。マチが大きくて使いやすそうです。妻はかなり気に入ったようです。)

ここにトイレもあります。もちろん、バリアフリー対応です。

(広い。開放感があって良かったです。(笑))

そして、部屋探検のメイン、お風呂・温泉です。まずは内風呂。

(もちろん、全離れ共通の総ヒノキ造り。湯舟の広さも一畳以上、最高です。)

「天心」の内風呂で気付いたのが、天井が抜けていること。

(梁が突き抜けていて、温泉に浸かりながら「ふぅ~っ」と極楽モードで上を見ると何とも言えない開放感があります。)

露天風呂は、「風待」や「夢見」と違って屋根が付いています。

(別格の露天風呂を有している「佳月」・「十六夜」、岩風呂の「弓張」・「宵待」以外の離れの露天風呂はテラスの床面に埋め込まれたフラットな作りですが、バリアフリー対応の「天心」は意味のある段差が設けられています。)

テラスの反対側から露天風呂を見た景色です。

(冬場の今、太陽が沈む方角にバッチリ面しています。部屋の窓は観音開きで、季節がいい時なら開け放つと気持ちいいでしょうねぇ。)

もう一度食事部屋に戻って冷蔵庫チェックです。(笑)

(オールインクルーシブです。阿蘇の牛乳とガラスの器に入ったチョコレートがなくなっていました。ここの牛乳がとても美味しくて好きだったので、ちょっと残念。)

ビールはそのままありました。

(オリジナルラベルの「ピルスナー」と「ペールエール」の2種類。大きな声では言えませんが、実は私、このビールがイマイチ口に合いません。(笑))

恒例の部屋探検が終わったら、あとは温泉三昧。私は「内風呂(短め)→露天風呂(長め)→内風呂(短め)」を1セットとして何度も堪能します。当然ですが、外気にさらされている露天風呂の方が温度が低めになります。(「月洸樹」は加水・加温はなし、正真正銘のかけ流し。)

(夕刻。いい感じに暮れてきました。)

食事は19時スタートにしました。本日の献立表。

(「令和五年大晦日」の日付が、阿蘇神社でいただいた御朱印の日付と同じく、なぜか嬉しい。)

■食前酒・先附・小鉢・酒肴

(器と料理、それぞれが美しいです。)

各器の料理を単独で写メしておきます。

・酒肴:(左上から反時計回りに)柚子釜に牡蠣マリネ・いくら、ヤーコン味噌漬け・山雲丹豆腐、干し柿と湿地の白和え、蓬麩田楽・鮭羽衣寿司・トマトワイン漬け・雪輪蓮根

(左下の山雲丹豆腐は五木村の名産で、旅行をした時にお土産で買いました。)

・小鉢:フォアグラ大根、山芋、白髪葱

(ブリ大根ならぬ、フォアグラ大根。フォアグラと大根、合いますねぇ。家では絶対やらないけど(できないけど)。(笑))

・先附:嶺岡豆腐、美味出汁

(嶺岡豆腐、もっちりとした食感。大豆で作る普通の豆腐とは違って牛乳と葛でできているとか。大豆(枝豆?)が脇に添えられているのが楽しい。)

お酒の方は、食前酒の梅酒で乾杯した後、妻は白ワイン、私はハイボールで。大晦日に寝落ちするとヤバいので(笑)、お酒は軽めで。

■椀盛:清汁仕立て 柚子、鶯菜、帆立新丈、かぶら、椎茸

(すまし汁は優しいお味。鶯菜、食べた感じが小松菜に似ていると思ったら、小松菜の親戚(別名?)のようです。)

■割鮮

(お刺身と馬刺しのセットです。)

・お刺身の方は、紅葉鯛重ね造り、烏賊、伊勢海老。

(烏賊は大葉の後ろにいます。鯛はそれぞれの旬で桜鯛とか麦わら鯛とか呼ばれますが、今日は紅葉鯛。秋が旬の鯛ですが、大晦日に紅葉というのが今年の暖冬を象徴しているように思えました。)

・馬刺しはもちろん熊本産。

(以前は馬刺しの❝おかわり❞を訊いてくれましたが、どうやらおかわりシステムはなくなったみたい。)

料理に無関係のことですが、醤油皿をずらそうとすると「あれっ?」、動きません。不思議に思って皿を持ち上げてみると、何と、木のお盆に皿の高台の大きさ(直径)に合わせてくぼみが掘られています。

(料理を運んでくれる方に聞いてみると、「お皿が滑らなくなってとても運びやすくなりました。」とのこと。ほとんどの宿泊客が部屋食を選びますので、宿の人が安全に運べるように改善されたのでしょうね。)

■温物:天草大王地鶏の沢煮仕立て

(季節の野菜とともに。温物も以前は2種類から選べるシステムだったと記憶していますが、天草大王一択になっていました。)

■焼物:山女魚塩焼き、舞茸白仙揚げ

(温物同様焼物も以前は3種類(山女魚の塩焼きorから揚げ、太刀魚などの焼物)から選べたのですが、山女魚の塩焼き一択になっていました。まぁ、私が楽しみにしていた山女魚の背骨の素揚げが盛られていましたのでOKです。(笑))

ここで、❝炭担当❞の方が備長炭をセッティングに来ます。

(明るく赤く燃え盛っている備長炭の火力は強力で、食事部屋に来た瞬間に熱気を感じました。)

■強肴:肥後赤牛、和牛ロース、焼き野菜

(エリンギ、ズッキーニ、ナスが添えられます。)

ソース等は、ジャポネソース、岩塩、ポン酢。

(ポン酢は自家製で、九州の醤油をベースにしているのでしょうか、市販のポン酢よりもマイルドで甘めです。ちなみに、このソース等の皿がのっている木のお盆にも高台に合わせてくぼみが掘られていました。お米はいつもの「小国米ひのひかり」。)

「焼肉とご飯!」に一番合うのはジャポネソースですが、肉そのものを味わうなら、刺身の時に出された本山葵をミディアムレアの肉にのせて、ちょっと岩塩をつけるのがいい感じ。

■止椀:年越しのお蕎麦

(妻も感じたらしいですが、蕎麦屋で食べる蕎麦よりも長さが短い気がします。なぜそう感じたかと言うと、食べやすかったから。(笑) きっとそれなりの理由があるのでしょうね。)

■デザート:イチゴのソルベ、焙じ茶プリン、季節の果物盛り合わせ

(ガラスの器にのっている白いものは綿あめ。口に入れると溶けます。何十年ぶりかに味わう食感でした。)

ごちそうさまでした。お腹いっぱいですが、宿の方のご提案通り、残ったご飯で夜食のおむすびをお願いしました。

(塩むすびと肉味噌むすび。ミニサイズで胃にも優しい。(笑))

お腹がこなれるまでしばしテレビを観て過ごします。紅白を観た印象がないので別の番組を観ていたのでしょうけど、何を観ていたか記憶がありません。(笑) 何度か温泉に浸かっていたので、観ていなかったのかも。

(小雨が降り始めました。気温はかなり下がっていると思いますが、寒い中での露天風呂、最高の贅沢です。)

そして、紅白歌合戦も終わって、テレビの前でスタンバイ。「ゆく年くる年」が始まりました。今日お参りした阿蘇神社は年を越してからの登場でした。

(阿蘇神社も雨のようです。)

今日お参りした阿蘇神社を温泉宿の暖かい部屋のテレビでもう一度観る贅沢なひと時。

(テレビで観ても楼門の素晴らしさが伝わって来ます。)

楼門近くの古くからある時計屋さん。あの熊本地震の強烈な揺れにもかかわらず時計はひとつも落ちなかったそうです。

(店主の話としてアナウンサーが「楼門が身代わりになってくれたのかもしれないとおっしゃっていました。」と紹介していました。)

合掌。

(楼門をくぐった所ですね。)

こうして黒川温泉「月洸樹」で2024年(令和6年)の新年を迎えました。昨年一年に感謝し、今年も穏やかな日々が続き、健康でいられますように、そんなことを内心願った新年でした。

 

・・・・・2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行④〔2024年1月1日~1月2日/黒川温泉「月洸樹」で過ごすお正月〕に続く。


2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行②〔2023年12月31日/阿蘇神社 年末詣・幸先詣~楼門(復旧竣工)〕

2024年01月05日 | 旅行記

2023年大晦日。前泊で2泊した博多を出発です。いつものレンタカー店で車をピックアップ。

(今回の旅の相棒。「道の駅 阿蘇」の駐車場にて。)

いつものファミリーカークラスですが、今回は黒川温泉やその道中の道路の凍結(積雪)への対策としてスタッドレスタイヤをオプションで申し込みました。

(結果的に、ぱらついたのは雪ではなく雨、日中の気温は10~15℃、全く凍結とは無縁のお天気でしたが、転ばぬ先の杖ということで。)

黒川温泉「月洸樹」に行く前に阿蘇神社に立ち寄ります。阿蘇神社には2019年8月2020年2月に訪れていますが、2016年(平成28年)の熊本地震による被災からの復旧工事の真っ最中でした。その阿蘇神社の「楼門」が復旧・竣工したと12月初旬のニュースでやっていましたので、年末詣・幸先詣ということで訪れます。

(阿蘇神社にお参りする時はいつも駐車場で難儀しますが、新しい駐車場(有料)ができていました。(前からあったかな?)「阿蘇」という巨大提灯が印象的。)

駐車場から参道に近づくと、足場が組まれた照明設備があちこちにあることに気付きます。

(楼門が復旧・竣工成ったので、ライトアップイベントでもやっているのか?)

更に近づくと、この照明設備の理由が判明。

(そうなんです、今晩(大晦日)のNHKの紅白歌合戦終わりの23時45分からの「ゆく年くる年」の中継地となるようです。)

「これは宿で『ゆく年くる年』を観なければ。」と思いながら、さっそく参道へ。

(「銘水 神の泉」。手水舎的にここで手と口を清めるお作法ですが、今日は寒い(冷たい)。すみません、清めたつもりでお参りさせていただきます。)

振り返ると、楼門です。

(素晴らしい! 倒壊した楼門の部材を極力再利用しているのか、歴史を感じさせる威風堂々たる姿は健在です。ちなみに、阿蘇神社の楼門は、茨城県の鹿島神社、福岡県の筥崎宮の楼門と並んで「日本三大楼門」と言われています。)

それではお参りさせていただきます。

(巨大な扁額に感動すら覚えます。)

楼門に先立ち2021年に再建された拝殿の真新しい姿が見えてきました。

(一礼。)

楼門をくぐり、境内から楼門を拝み見ます。

(ほんとに素晴らしい。復旧・竣工を心からお祝い申し上げます。)

拝殿でお参りします。

(一年の感謝と新年の健康などをお願いします。)

そして、今回阿蘇神社に立ち寄ったのにはもうひとつ目的があります。特製の御朱印帳を授与していただくためです。

(通常の授与所に行ったところ、「楼門竣功記念朱印張」は特設の頒布場所でとのこと。)

当初予約頒布だった記念御朱印帳ですが、即完売という反響の大きさのため、12月25日から予約なしでもいただけるようになったとニュースで知って、「もうないだろうなぁ。」とダメもとで聞いてみました。

(初穂料8000円(!)のためか(笑)、まだありました。)

2023年大晦日に、新年も幸あれと購入しました。

(小雨が降っていましたので、宿に着いてから記念撮影。)

化粧箱に入っています。

(巫女さんが見本品の実物を使っていろいろと説明してくれました。)

蓋を取ると、こんな感じで額として飾ることができます、とのこと。

(自宅のどこかに飾りたいと思います。)

中の和紙には阿蘇神社の拝殿の古材が漉き込まれています。

(「十二月三十一日」という日付が妙に嬉しい。ご利益がありますように。)

表紙と外袋(外袋もセットで付いています)には「天草ヒノキ」の間伐材で製造した木糸生地が使われています。

(自然の生成りの色と、「阿蘇神社」の文字と内側の生地の紺色の組み合わせが素敵です。)

充実の年末詣・幸先詣となりました。ちょうどお昼時。前回(2021年10月)満席でふられたあか牛の店「阿蘇 はなびし」に行ってみます。

(今日もにぎわっていますが、ラッキーにも待たずに入れました。)

「はなびし」と言えば「牛カツ重」が名物ですが、この3つで迷います。(笑)

(メニューを写メ。妻と検討の結果、今日は「牛カツ重」は落選。(笑))

妻は「牛カツカレー」。

(あか牛の牛カツが美味しいのはもちろん、カレーのレベルもなかなかなもの。)

私は「あか牛丼」。

(レアなあか牛をタレとワサビでいただきます。うまい!)

妻とシェアしながら「牛カツカレー」と「あか牛丼」を堪能しました。ここから黒川温泉「月洸樹」までは30分ちょっとというところ。チェックインにはまだ早いので、「道の駅 阿蘇」に行ってみます。駐車場に車を停めて、❝お隣❞のJR九州豊肥線の阿蘇駅を見物。

(旅情を誘う雰囲気のある駅です。)

駅前にウソップの像が建っていました。

(「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の「麦わらの一味『ヒノ国』復興編」の一環で、「阿蘇市にはウソップが駆け付ける」と隣にある説明板に書かれていました。なお、人気アニメのキャラ像ということで盗難などの被害が出ているらしく、監視カメラがガッツリ設置されていました。)

で、道の駅にはくまモン。(笑)

(私はこっちの方が馴染みがあって好きです。(笑))

特に買いたい物はないのですが、店内を見ると、「ご当地カレー」ということで「あか牛」コーナーがありました。

(全部あか牛カレー。)

先程の「はなびし」でのランチの仕上げということで、道の駅阿蘇名物のソフトクリームを。

(牛乳の製造元別で阿部牧場と竹原牧場の2種類から選ぶことができますが、圧倒的に阿部牧場を注文する人が多い。)

私たちは食べ比べということで阿部牧場と竹原牧場をひとつずつ購入。

(阿部牧場の方があっさりめ、竹原牧場は濃い感じ。どっちも美味しいです。食べ比べがおススメですね。)

そんなこんなでいい時間になりました。それでは黒川温泉「月洸樹」へ向かいます。

 

・・・・・2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行③〔2023年12月31日/黒川温泉「月洸樹」で過ごす大晦日〕に続く。


2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行①〔2023年12月29日~31日/博多前泊(2泊)ステイ〕

2024年01月04日 | 旅行記

ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年末年始は黒川温泉「月洸樹」で過ごしました。九州勤務時代に出会った宿「月洸樹」は、黒川温泉の中心街から少し離れた所にある、個性豊かな古民家風の離れ8棟の温泉宿。私たち夫婦はこの名宿がすっかりお気に入りで、全8棟に泊まってみたいと、九州を離れてからも年に一度は通っています。そして、最後の未宿泊の離れ「天心」で年末年始を過ごそうと、待つこと1年半、ようやくその時が来ました。

で、せっかくなので、12月29日から前泊(2泊)で博多にステイして、大晦日に黒川温泉に向かいます。

最初の難関は、羽田空港の駐車場の予約。(帰路便の時刻の関係で羽田空港に車で行く必要がありまして。)かなり苦戦しましたが、10月の沖縄行きの時と同様、ラッキーにも予約することができました。

(実は、間違えて「P2」駐車場の予約車専用レーンに入ってしまい、「車輌番号が認識されていません。」と機械音声ではじかれて、インターホンを押して係員さん対応となりました。親切な係員さんの指示で「誤進入車レーン」で無事本線に復帰して改めてP3駐車場へ。)

年末ですから道路にしても空港にしても何があるか分かりませんので、時間に余裕をもって出発したため、羽田空港でゆっくり過ごすことに。とりあえず展望デッキに。

10月の沖縄旅行の帰路便に乗ったSTAR WARSコラボ便。)

鬼滅の刃とのコラボ便が2機。

(下、淡いペイントですが、炭治郎が水の呼吸の型を放っているところ。)

AIRDOもコラボ便。

(奥は今着陸したAIRDO。手前のラッピング機は何とのコラボか分からなかったのですが、ポケモンとのコラボ便でラッピングされているのは「ロコン」だそうです。)

混み合う前にランチを食べようということでぶらぶらしていると、こんなスタンドがありました。

(魚眼レンズで撮ったかのような一枚。普通の写メです。)

「HOT DOG」の看板が印象的ですが、結構値段が高い。

(この看板の右上にあるコラボのサイン「『BEER CAFÉ+』× 『千駄木腰塚』」に目が留まりました。「腰塚」と言えば私が大好きなコンビーフの名店。)

「腰塚」とコラボしているならちょっとお高めなのも納得で、ここでランチ決定。

(奥は妻が注文した「HOT DOG」。手前は私が注文した「❝千駄木腰塚❞のコンビーフカスクート」。ソーセージもコンビーフも最高でした。お昼時でもそんなに混み合っていなくて、羽田空港第2ターミナルの穴場かも。)

ランチとしてはちょっと軽めでしたので、保安検査場を通過した後に空弁として「焼さば鮨」を購入。搭乗予定の便は搭乗口が遠くに変更になったり、直前に確認作業が発生して搭乗開始が遅れたりしましたが、無事離陸。

(シートベルトサインが消えると同時に食べました。(笑))

窓側の妻が見事な富士山の写真を撮りました。

(妻撮影。お見事!)

福岡空港に無事到着し、地下鉄で2駅、博多駅へ。前泊で2泊するホテルは私が最近よく使う「サットンホテル博多シティ」。

(昔ながらのビジネスホテル。結構古いです。(笑))

1時間ほど部屋でゆっくりして、予約しておいた夕食場所へ。ホテルから歩いて5分くらいの「鳥鶏研究団」。

(店名の看板なし(?)。食べログで外観チェックしておかないと、ここかどうか分からないと思います。)

12月29日の夕食は私の独断で大好きな焼き鳥系にしました。初めて訪れる店ですが、ネットではなかなかの評判です。入店してすぐ、店員さんの愛想の良さと対応の的確さが好印象。旅行サイトのレストラン版で予約しておきましたので、料理はおまかせのコース。

(店名の通り、鶏へのこだわりがメニュー表紙からも伝わって来ます。)

ちょっと早いですが、妻と「今年も一年お世話になりました。」で乾杯。

(ジョッキもグラスも鶏のプリント。(笑))

活気ある店内ですが、カウンターの向こうから料理を出してくれる男性の店員さんが妙に声が小さくて(笑)、料理名はほぼ雰囲気で聞いていましたので覚えていません。

(鶏の出汁を使った、温製の菊菜のお浸し。)

続いて「トマトの出汁浸し」(だったかな)。

(冷製。これ、うまいです。妻がさっそくスマホで作り方をチェックしていました。)

ここから鶏中心の串が続きます。前半戦。

(全部うまいです。前半戦にして名店確定。(笑))

串を出してくれる時に「〇〇鶏の〇〇です。」と鶏の種類も説明があるのですが、覚えられず。取り扱っている鶏は4種類。

(メニューの見開きの片隅に発見。)

箸休めに漬物が出てきました。

(漬物で口をリセットして後半戦へ。)

後半戦も絶品の串が続きます。

(最後はレバーペースト(右下)で。)

そして、〆は、これをお目当てに通うお客もいるという、当店名物「黄金スープのあっさり塩らーめん」。

(スープの最後の一滴までいただきました。うまい!)

デザートは自家製プリン。

(こだわりの卵で作られたプリン。卵の名前も説明があったのですが、蓋付きの瓶で出て来たプリンのインパクトで、秒で忘れました。)

「鳥鶏研究団」、最高でした。超おススメです。

この後、コンビニで明日の朝食を買ってホテルに帰りました。羽田空港でかなり❝散策❞したためか、本日10,000歩超となりました。

翌日(12月30日)。今日は完全フリーです。博多・天神あたりをぶらぶらしながら気の向くままに散策です。11時頃に博多駅にて。

(まだ解体されていない巨大クリスマスツリーを駅ビルのテラスから見下ろします。)

この後天神に移動。行列具合によっては「ひょうたん寿司」でランチをと、本店と回転店の両方を見ましたが、えらい行列でパス。新天町に行ってみました。

(超久々の新天町。)

ランチはロッテリアで。(笑)

(「ひょっとしたら」と思って持って来たクーポン券が活きました。)

絶品バーガーやシェイクなど、久々のファストフードです。

(美味しかったです。ごちそうさまでした。)

ハンバーガーを食べながら、妻と「懐かしい唐人町商店街に行ってみようか。」ということで、この後、天神地下街をぶらぶらしながら地下鉄の駅へ。

(天神地下街の「芋屋金次郎」は健在。ここの芋けんぴは一味違います。もちろん購入。(笑))

黒川温泉で食べようと思っていましたが、ホテルに帰ってからちょっと食べました。

(やっぱり美味しい! 手が止まりません。(笑))

芋屋金次郎のすぐ近くには「伊都きんぐ」がありました。

(これにはさほど反応せず素通り。)

天神地下街、妻もお気に入りで、一人だと端から端まで見て回ります。今日はそこまでではありませんが、雰囲気の良さにそこそこしっかり見て回りました。で、地下鉄に乗ろうと思ったら、改札の近くにこんな自動販売機が。

(ひと際異彩を放つ自販機。「アジフライの聖地 長崎県松浦港工場産」。(笑) 東松浦半島は訪れたことがありますが、アジフライで地域おこしをしている松浦市は本格的に訪ねたことはありません。ちなみに、「松浦」は「まつら」と読みます。)

何と、アジフライの自販機。「株式会社三陽」という水産加工品の会社のアジフライを冷凍販売しているようです。

(東京の地下鉄の駅にあったら買いますね。)

アジフライの自販機の次は、その先すぐ、改札で発見。福岡市営地下鉄がタッチ決済のクレジットカードに対応していました。

(新しい物好きの福岡市長の発案でしょうか。恥ずかしながら、タッチ決済対応のクレジットカードでないとピッができないのに、手持ちの従来のカードでやって失敗、駅員さんに教えてもらいました。)

懐かしの唐人町商店街に到着。

(この写メには人がちょっとしか写っていませんが、商店街は正月準備の売り出しでにぎわっていました。寂びれることなく健在で良かった良かった。ただ、以前買い物などをした、昔ながらの履物屋さんやかき氷屋さんはなくなっていました。唐人町商店街も少しずつ変化していっているのですね。)

次は、ここから近い大濠公園に行ってみようということで、歩き始めました。

(当仁(とうにん)小学校の立派な塀の外に立つ「せせらぎかっぱ」。3匹の親子の河童。案内板によると、昭和63年(1988)に、大通り(黒門川通り)を整備する時に設置されたそうです。このあたり(地行(じぎょう))の昔ながらの「河童の松物語」がモチーフになっています。)

で、この先少し行った所で方角に違和感を覚えてGoogleマップをチェック。どうやら唐人町商店街を出た時点で方角を真逆に間違えていました。10分程戻りましたが、無事大濠公園に到着。

(妻も私も大好きな大濠公園。コンパクトシティ福岡市の豊かさの象徴。)

池に架けられた橋から景色を楽しみます。

(今日はスワンボートが大繁盛。)

年末とは思えない穏やかなお天気の下、優雅に泳ぐスワンを見ていると、私たちも乗りたくなりました。ということで、何十年ぶりかのスワンボートへGO!

(日本人とインバウンド観光客が半々というところ。2人乗りスワン、30分1200円也。10分も待たずに乗ることができました。ボートに乗る時におじさんに「お客さんの時計で30分ねぇ。」と意味深なことを言われます。(笑))

スワン6号(首元の小さな数字が個体番号)からの景色はこんな感じ。

(車のAピラーならぬスワンの首で前方視界がかなり遮られますので、常に目視確認要。(笑))

湖上からの景色、最高です。

一番遠くまで漕いで来てみました。

(スワンボートと本物の鳥たち。この後、写メに熱中していると、流されて軽く杭に衝突。(笑))

そろそろ戻りましょう。

(あそこがボート乗り場です。直進で戻るのではなく、左の橋の近くを通って戻ることに。)

昭和世代は手漕ぎボートも得意だから、という訳ではありませんが、完璧な接岸で終了。

(私たちが楽しんだスワン6号。別のカップルがもう乗り込みました。)

大濠公園+スワンボートで気分も上々。地下鉄で天神に戻って、大混雑の「ひょうたんの回転寿司」の持ち帰りコーナーで、ホテルの部屋で食べる寿司を購入。

(行列に並んだら、まぁ2時間コースってところですかね。)

陽が沈む前にホテルの部屋に帰って来ました。シャワーを浴びて、夕食時までまったり。早めの夕食となりました。

(「特選握り」と「炙り」。私はコンビニで買ったアサヒの生ジョッキ缶で一杯。(笑))

昨日の10000歩超を軽く上回る、本日18,000歩。妻と「前泊なのに遊び尽くしているね。」と明日から黒川温泉に行くとは思えないくらい福岡の街を楽しんだ2日間でした。

明日は12月31日大晦日、黒川温泉に出発です。

 

・・・・・2023→2024 年末年始 黒川温泉2泊旅行②〔2023年12月31日/阿蘇神社 年末詣・幸先詣~楼門(復旧竣工)〕に続く。


2023師走の東京ディズニーシー

2023年12月21日 | 旅行記

2021年の大晦日に行って以来の東京ディズニーシーに行って来ました。今回も優待券があるのと、前回アトラクションが急きょ運行中止になったために付与された「マルチエクスペリエンス」パス(※)の2年間の有効期限(2024/1/2)が迫っているので。(※並ばずに人気アトラクションに乗ることができる超強力パス。有料の「プレミアムアクセス」パスを買えば2000円/枚!)

ということで、約2年ぶりの東京ディズニーシー。2年も経てばシステムも様変わりしていますので、妻としっかり情報収集して「楽しみ方のプラン」を立てて臨むことに。(シーのアプリのチェックと、充電バッテリーのフル充電も必須です。)

<私たちの大まかなプラン>
 ・9時前には開園することを見越して早めに家を出発。(平日だから空いているかもという淡い期待。)
 ・「マルチエクスペリエンス」パスはシー一番人気の「ソアリン」に使う。
 ・入園したら、「ソアリン」と人気双璧の「トイマニ」に並ぶ。(2時間待ち覚悟。)
 ・「トイマニ」に並びながら、抽選競争率がえぐいショー「ビッグバンドビート」にエントリー。(ハズレでも仕方ない。)
 ・「トイマニ」終了後、昼食の予約時刻12:40までに同じエリアにある「タワテラ」に乗れるか判断。
 ・昼食後、気分次第で「ソアリン」へ。
 ・夕食時刻18:30を意識しつつ、アプリで待ち時間をチェックして適当にアトラクションや日中のパレードを楽しむ。
 ・夕食後、シーの夜の目玉パレード「ビリーヴ!」、閉園前の打ち上げ花火を見る。

これ以上は経験値がほとんどない私たちには考えが及ばないので、あとは防寒対策だけして当日を迎えました。

開園前、8時半前に駐車場に到着。前回と違って、ゲートに近いような気がします。

(エリア「A3」。帰りのために覚えておかないと。)

「ひょっとして平日だから空いているかも。」と淡い期待を持っていましたが、東京ディズニーシーに平日は関係ないようです。

(てんこもり人が並んでいます。インバウンドの方が多いように思います。パークチケット(入園券)は9000円を超えますので、円安パワーか。)

東京ディズニーリゾートは開園40周年を迎えるということで、モノレールも40周年記念ラッピングの車両が時々走っていました。

(5本に1本くらいの感じでした。)

9時ちょっと前に開園。セキュリティを通過して、スマホアプリのQRコードで入園したら、まずは❝地球❞にご挨拶。

(水に浮いて回転する地球。偶然、日本がこっちに向いた時に撮れました。)

久々の夢の国に写メを撮りまくりたいところですが、プラン通り「トイマニ」に速足で向かいます。

(予想通り110分待ち。並びます。)

列に並び始めて妻としゃべている時に思い出したように、「あっ、ショーのエントリーをやってみようか。」と落選覚悟でやってみると、、、何だか当たったような。

(抽選なので、結果は後程アプリに通知されると思っていたので、最初この意味が分かりませんでした。)

何と、エントリーした16:20開演の「ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~」に当たりました! これだけでもかなりラッキーらしいですが、何と割り振られた座席が、1階センターのBエリアの前から4列目。妻が姪っ子にLINEで聞いてみると、これは強運どころの騒ぎではなく❝神席❞だそうです。

何だか気分がアゲてきて「トイマニ」の行列も苦になりません。(笑)

(1時間弱並んだくらいのところ。ふと見た行列の景色が浅草の仲見世通りみたいだったので写メ。)

まだまだ時間がありますので、ダメもとでチェックしたのが、シーに来るたびにフラれていて、今回も点検のためか運行休止中の「センター・オブ・ジ・アース」。明日までが休止期間なので、ひょっとしたら1日前倒しで再開していないかと思って。

(はい、予定通り「運営・公演中止」中でした。(笑) このアトラクションにほんと縁がないです。)

そんなこんなで退屈することもなく行列は進み館内に入りました。「トイ・ストーリー・マニア!」、シューティングですが、やり方を妻と思い出そうとします。

(左の大砲のようなもので標的を撃つことまでは思い出しました。(笑))

そして、いよいよ乗り込んで出発。座った時には完全にやり方を思い出して、妻といざ勝負です。で、結果。

(前回に続き、私の勝利。ただし、「ヒット率」は前回同様、妻の勝ち。)

お目当ての「トイマニ」を存分に楽しんで、外に出ると、❝神席❞が当たった「ビッグバンドビート」の建物が見えました。

(ミッキーたちのパフォーマンス、楽しみです。)

現在の時刻は11時過ぎ。「タワテラ」は「トイマニ」のほぼ隣で、現在待ち時間は85分。昼食の予約時刻が12:40なので、「いける。」との判断で並ぶことにしました。

(余裕で昼食に間に合うと思っていた、並んで30分くらいの頃。)

12時を回った頃にようやく「タワテラ」の「ホテル」の入口に近づいてきました。

(かなり微妙な感じになってきました。)

いよいよだと思ったら、「ホテル」に入ってからがそこそこ長かった。(笑)

(あと少し。でもやばいかも。)

しばし昼食の予約時刻のことは忘れて「タワー・オブ・テラー」の「恐怖」を楽しみました。出て来て時刻を見ると、予約時刻を過ぎています。昼食の「レストラン櫻」は近いので、ダッシュ。10分ちょっと遅れの到着でしたが、無事入店できました。

(フィッシュマーケットを改装した、日本人移民がオーナーの和食のレストランという設定。レストランもディテールがすごいです。)

メニューはスマホでQRコードを読んで。私はこれにしました。

(40周年記念の「スペシャル膳」。)

妻は「天麩羅膳」を。食後のデザートにこちらを注文してみました。

(和風のパフェ。)

こちらが実物。

(わらび餅と書かれていますが、みつ豆に入っている寒天ブロックという感じでした。美味しかったです。)

「櫻」で午前中の振り返りをしましたが、「トイマニ」と「タワテラ」の人気アトラクションを楽しめたので、気持ちと時間に余裕ができました。昼食後は、「ビッグバンドビート」の開場の時刻までのんびり夢の国を散策することに。

シーはクリスマスモードです。

(ディズニーのキャラクターのパネルがたくさんありました。映える記念撮影スポットです。)

「アメリカンウォーターフロント」エリアの広場には巨大ツリーがあります。

(この前で記念撮影をするカップルや家族がきちんと行列を作って、後ろの人が前の人を撮ってあげるという、日本人ならではのルールが自然発生。さすがです。)

いい景色です。

(曇りの予報でしたが、晴れてきました。寒いですが風がないのでちょうどいい体感。)

私たちの経験値では、どこをどう歩けば目的地に着くか、まだよく分かりませんが、「タワテラ」の「ホテル」がいいランドマークになってくれましたので、前回よりは思うように動けているかも。

(「タワテラ」の上層階の壁(窓?)が時々開きます。さっき体験したので何が起こっているか分かります。(笑))

ちょうどクラシックカーが停まっていたので乗ってみました。

(停留所。「ビッグシティ・ヴィークル」というアトラクションで、クラシックカーで「アメリカンウォーターフロント」エリアをゆっくりと(10分)周遊します。)

「そろそろ『ソアリン』に行ってみる?」と妻と話しながらぶらぶら。ここにも素敵なクリスマスの飾り付けが。

(生で見るともっと素敵です。)

中央の❝海❞のあたり「メディテレーニアンハーバー」エリアを歩いていると、海上パレード「ディズニー・クリスマス・グリーティング」が始まりました。

(1日2回のパレード。14:15の回を偶然見ることができました。ディズニーのキャラクターが勢揃い。後程の「ビッグバンドビート」で再会しました。(笑))

超人気アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」に到着です。

(1日を通して待ち時間100~140分の一番人気。前回はその待ち時間に諦めたアトラクションです。)

伝家の宝刀「マルチエクスペリエンス」パスを準備します。

(130分待ちを一気にショートカット。)

初「ソアリン」、すごく楽しかったです。ずっと一番人気なのも分かります。臨場感あふれる世界一周の旅。妻と「また乗りたいね。」とファンになりました。(今度は有料パスかな。(笑))

それでは、❝神席❞が当たった「ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~」へ向かいます。時間に余裕がありますので、途中お土産物ショップに立ち寄り。

(ここも記念撮影スポットとして人気があるようです。)

もう一箇所、立ち寄りました。姪っ子情報「ガーリックシュリンプ味のポップコーンが美味しい。」とのことで、このワゴンへ。

(ネットより拝借。ポップコーンのワゴンはいくつもありますが、全店味が違うようです。その中でも「ガーリックシュリンプ味」が一番人気らしく、ここだけ行列ができていました。)

並んでいる(15人くらいですが)列からの景色。

(お目当ての「ガーリックシュリンプ味」のワゴンはクリスマスツリーの近くという情報も姪っ子からです。)

こちらがそのポップコーン。

(「ガーリックシュリンプポップコーン」。シーで買った容器に入れてもらうのが600円、普通の箱に入れてもらうのがレギュラーで400円。)

喉も乾いたので、爽健美茶を近くのお店で購入。200円とちょっと割高ですが、パッケージがディズニーリゾートオリジナルです。

(右が「ガーリックシュリンプポップコーン」の箱。)

確かにクセになる味で美味しいです。この箱、結構なボリュームで、ここで休憩を兼ねて妻とボリボリ食べていましたが、全然減りません。手提げ袋に入れて、「ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~」の劇場へ。

(本格的なショー劇場です。アトラクション以上にワクワク感があります。)

30分前開場、実際の席に着くまでは本当に❝神席❞か信じ切れていませんでしたが、座ってみるとこんな感じ。

(劇場の造作がすごい。そして本当に前から4列目。(笑))

舞台を見るとこんな感じ。

(実は、私が座っているこの席、どセンターで、舞台に貼られているセンターを表示する「バミリ」の延長線上に私が座っています。こりゃすごい。)

開演後は撮影禁止です。30分間のショーは、さっき海上パレードで見たディズニーのキャラクター全員がタップダンスなど、本格的なパフォーマンスを繰り広げます。最後にドナルドダックが笑いを取って終演。最高でした。

(ネットより拝借。ミッキーの見せ場のドラム。私たちの席からはまさにこの写真くらいのかぶりつきで見ることができました。ミッキー・ミニーの❝肌艶❞まで見ることができて、ほんと最高でした。)

劇場から出てくると、もう陽が落ちていました。

(巨大ツリーが点灯されました。ますます記念撮影の行列が伸びていました。)

夕食の予約時刻までは1時間半あるので、待ち時間の少ないアトラクションに乗ってみることに。そちらに歩いていく途中、屋外の舞台のショー「ジャンボリミッキー!レッツ・ダンス!」をやっていました。

(参加型の子ども向けのショー。)

チップ&デールがメインで踊っていました。

(遠くからの見物でしたのでよく分かりませんが、着ぐるみ感が結構出ていますね。さっき見た「ビッグバンドビート」のミッキーたちは着ぐるみ感ゼロで❝人❞にしか見えませんでした。)

ショーから離れて歩き出します。夜景が美しいです。

(冷たい空気が澄んでいて夜景がクリアです。)

途中、夕食のレストラン「ホライズンベイ」を発見。

(入口はこの階段下。偶然、レストランの場所の確認ができました。)

「マーメードラグーン」エリアの「フランダーのフライングフィッシュコースター」にやってきました。

(面白い写真が撮れました。子ども向けなのでループやスクリューこそしませんが、小型ジェットコースター特有の怖さがありました。(笑))

まだ時間がありますので、レストラン近くの「ニモ&フレンズ・シーライダー」にも入りました。

(映画「ファインディング・ドリー」のドリーとニモが海中を案内してくれます。「タートル・トーク」のクラッシュも登場、キメのフレーズ「お前たち、最高だぜぇ!」もやってくれて楽しかったです。)

予約時刻の10分前となりましたので、「ホライズンベイ・レストラン」へ。

(コンセプトは、ヨットクラブを改装した、時空を超えた未来のマリーナ。ちょっと宇宙船っぽいです。)

カフェテリアスタイルで、トレーに料理を取って最後にお会計、シートはキャストが案内してくれる、という感じです。

(カフェテリアスタイルですが、盛り付けなどはその場で店員さんがやってくれますので、ちょっとしたでき立て感があります。「レストラン櫻」よりも安価ですみます。(笑))

夕食を食べながら、この後どうするかを妻と相談。夜のメインパレード「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」をちょっとだけ見て、最後に1つ、人気アトラクションに乗ろうということになりました。

レストランを出てすぐの所にあった「アクアトピア」が待ち時間なしでしたので、いきなり寄り道。(笑)

(これが結構面白かった。日中だとまた違った面白さがあるかも。)

最後に乗る人気アトラクションは「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」に決めました。パレード「ビリーヴ!」の公演中、待ち時間がグッと短くなるアトラクションがあることを発見、その中の「インディ・ジョーンズ」にしました。パレードは「メディテレーニアンハーバー」の反対側くらいの所で見ました。

(約30分間のパレード。最初の10分くらい見ていました。)

そして、「ロストリバーデルタ」エリアの「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」に到着。

(日中の待ち時間は90分でしたが、今は40分を切っています。)

途中、パレードが終わったのか、有料の「プレミアムアクセス」パスを持っているらしき人たちが専用レーンにどんどん入って来ます。

(乗り場に行くまでも、この世界観の中を映画に没入したかのように進みます。)

「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」、最後のアトラクションにふさわしいスリリングな冒険でした。映画の有名なシーン、巨大な岩の玉に追われる演出もありますが、その臨場感がすごくて本当に岩の玉にやられそうになる危機一髪の体験。思わず「うわっ!」と言ってしまいました。

あとは20:30から5分間の打ち上げ花火「スカイ・フル・オブ・カラーズ」を見るだけです、、、が、ちょっと時間があるので、道中の「アラビアンコースト」エリアの「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」が待ち時間なしだったので寄り道。

(川のように流れる水の上をボートに乗ってシンドバットの冒険を体験します。すごいのは、歌っている声はその人の口から、楽器の音はその楽器のところから音が聞こえる精巧さ。)

この「シンドバット」が想定外で10分以上乗っていた気がします。結局「アラビアンコースト」エリアで20:30を迎えました。場内のアナウンスが聞こえ始めましたので、どこから花火が打ち上がるのかと思ったら、こんな感じで見えました。

(どうやらシーのどこにいても見えるようになっているみたい。)

5分間の「スカイ・フル・オブ・カラーズ」が終わると、「きよしこの夜」が静かに流れて来て、夢の国での楽しかった一日の終わりを告げられているように感じました。さぁ、帰りましょう。

(「メディテレーニアンハーバー」エリアからアーケードを抜けて振り返ったところ。また来ます、多分。(笑))

最後に❝地球❞に挨拶してゲートを出ます。

すっかり駐車場の位置を忘れていたので、スマホの写真で確認。迷うことなく帰路につきました。レインボーブリッジから高層ビル群のきらめく夜景を見て、ライトアップされた東京タワーの横を駆け抜け、夜の首都高を疾走するのが好きな私たち。帰路も楽しいアトラクションです。(できれば、BGMにユーミンか角松敏生か大瀧詠一あたりがほしいところ。(笑))

さて、次回はシーかランドか、どっちに行こう。


伊東「風の薫 MORI premier」一泊旅行③[完]〔復路観光編〕

2023年12月03日 | 旅行記

11時に「風の薫 MORI premier」をチェックアウト。お腹も空かないので、そのまま立ち寄りスポットに向かいます。ホテルから15分程走ると、「大室山」の駐車場に到着。

(国指定の天然記念物です。)

大室山に来てみたかったのは、この形がめちゃめちゃ気になって、訪れてみたいと思ったから。

(ネットより拝借。)

大室山は「伊豆東部火山群の活動の1つとして約4000年前に噴火した単成火山のスコリア丘である」(ネットより)。

この「スコリア丘」というのが何のことかと調べてみると、「火口からマグマが噴き上がってできたスコリアが火口の周囲に累積し円錐台の丘を形成したもの」とのこと。「スコリア」とは軽石に似た暗色のもので、それが降り注ぐ中で、砂時計の砂が落ちて溜まっていくように積み重なってできた山がスコリア丘、とのことです。だからこんなに均整の取れた円錐形になるわけか、なるほど。ちなみに、砂時計のガラスの中にできる砂山は、崩れながら大きく(高く)なっていきますが、斜面の角度は一定以上にはならないことを何となく知っています。この角度は「安息角」と呼ばれ、砂時計やスコリア丘では約30度だそうです。

この形、九州のみなさんならご存知、阿蘇の「米塚」にそっくり。

(阿蘇のカルデラの中にある「米塚」。ネットより拝借。)

妻もすぐに米塚を連想したようで、大室山と米塚は❝双子❞のような美しい円錐形の山です。写真で見比べてみると、米塚の方がやや扁平な印象ですが、ちょっと両者のデータを調べてみました。

(ネットで調べて作表しました。大室山の方が大きいようです。)

なお、大室山も米塚も山体保護のため登山は禁止、大室山はリフトでのみ山頂へ登ることができます。

(久々のペアリフト。遊園地のジェットコースターなどによくある、途中にカメラがあってパシャリ、山頂に到着するとすぐに「記念にいかがですかぁ~。」と声をかけられます。1200円はちょっと高過ぎますね。円安のせいか、外国人観光客は結構買っていました。)

リフトは山頂まで6分。

(上りも下りもほぼ❝満席❞。大室山、人気スポットのようです。)

山頂は火口の縁を一周できるように舗装されています。

(ネットより拝借。1周30分弱というところ。)

スタート地点に「大室山のスコリア」実物が説明用に露出されていました。

(1個が結構大きい。こんなのが降り注いで砂時計の砂のように円錐形に積もっていくとは自然のスケールの大きさを感じます。)

580mの低山とはいえ、山頂は麓よりも風も強くて寒いですが、景色は絶景。

(今は青空も見えて日も差していますが、雲行きが怪しい。)

説明板によると、眺望が利けば伊豆七島を望むことができるようです。

(ネットより拝借。)

少し歩いたところでスタート地点(リフト乗り場)を振り返ってみました。

(まだ歩き始めて数分。海側の景色はこのあたりが一番いいかも。)

更に進んで振り返ると、スタート地点がかなり小さくなりました。

(スタート地点から伸びる下りの道の先にあるのは浅間神社のお社。)

「八ヶ岳地蔵尊」というお地蔵さんが祀られています。

(大室山は漁師さんの漁場の目印になっていたようです。八ヶ岳地蔵尊は漁師さんによって建てられ、現在のお地蔵さんたちは地元の方の寄付で再建されたとの説明。)

ちょうどスタート地点の❝反対側❞に到達。山に雲がかかってきました。

(寒さが更に増してきました。)

ここに最高点の三角点があります。

(標高は正確には579.64m。)

伊豆半島の入り組んだ海岸線の景色が見えます。

(いよいよ雲が厚くなってきました。)

「五智如来」。こちらは1660年代からのオリジナルのようです。安産と縁結びの神様。

(説明書きに、網元の娘が9歳で身ごもり、無事安産した、とあります。とんでもないことがさらりと書かれています。)

ほぼ一周したところで、記念写真スポットがあります。

(一周歩き終える頃にはすっかり雲の中に入ってしまいました。)

すっきり晴れていれば富士山が見えるらしい。

(何も見えません。(笑))

そしてここはアニメ「ゆるキャン」の聖地でもあります。

(そう言えば、SEASON2で観たような記憶も薄っすらあります。でも「ちくわ」(真ん中の犬)はいたかなぁ、、、。)

スタート地点に戻って来ました。もう景色は何も見えません。

(かなり寒くなっています。風も強くなっています。)

小腹が空いたので、団子を食べることに。

(2店舗あるのですが、何となくこちらのお店に引き寄せられて。あえて「みたらし」ではなく「しょうゆ」を注文。)

一本一本焼き台で焼いているのでちょっと待ちましたが、香ばしいいい香りがします。

(食欲をそそる香り。しっかりした団子で小腹は満たされました。)

まさかとは思いますが、強風と視界悪化でリフトが止まってしまう前に下山を。(団子の魅力には勝てませんでしたが。(笑))

(麓の駐車場も霞んでいます。)

無事下山できてほっと一安心。

(見上げると青空は消えて山頂に雲がかかっています。)

大室山、リフトは往復で1000円となりますが、晴れていればおススメスポットです。さて、これであとは帰路ですが、道中熱海に寄ってお気に入りのお菓子を買うことに。1時間弱走ったでしょうか、海岸沿いの市営駐車場に車を停めました。

(大駐車場。なぜか駐車料金が一番安かった。)

と、駅に向かって歩き始めて思い出しましたが、熱海と言えばアップダウンが強烈。熱海駅へは階段や坂をかなり上ります。

(こんな急な階段が続きます。昨日に続き、図らずもいい運動になっています。)

駅まではまだ距離がありますが、振り返ってみると、いい景色。

(下に見える駐車場が私たちが停めた駐車場。駅方面に行くにはたいへんなので料金が安いのかも。)

熱海駅です。

(またしても脚にきています。ヘロヘロ気味で熱海駅前に到着。)

駅前の「熱海 仲見世通り」は大にぎわい。

(お店によっては行列ができていました。)

私たちはにぎわっている方向とは逆のレトロなビルに向かいます。

(その名も「ATAMIX」。(笑))

「ここで遅めのお昼を食べておこう。」と食堂街に行ってみると、日曜定休!

(大観光地なのに日曜日に一斉に休むとは。にぎわいがないはずです。)

ここの2階にお目当ての「三木製菓」の出店があるというので、妻と行ってみると、(やっぱり)休んでるぅ!

(「ネコの舌」(ラングドシャ)が名物のお店です。「本店は日曜日でも営業中」というパウチが掲出されていました。)

気を取り直して、熱海中心街からちょっと外れている「三木製菓」の本店へぶらぶら歩いていくことに。

(この日はちょうど相撲の九州場所の千秋楽。ご当地力士の熱海富士を応援する垂れ幕が出ていました。結果は残念でしたが、来場所(初場所)に期待です。)

本店まで海岸沿いを歩きます。いつも車で通り過ぎる「貫一お宮之像」をじっくり見ました。

(写メを撮っている人たちの年齢層は高め。(笑) 物語を知らない海外の人が見たらDVに映るかも。どっちにしても今だったら大炎上モノです。)

「お宮の松」も元気です。

(確か二代目だったかと。)

こちらが初代「お宮の松」の切り株。

熱海駅から10分ちょっと歩いたでしょうか、「三木製菓」本店に到着。

(外壁修繕中?の養生に一瞬「えっ、休み!?」と思いましたが、出店の「本店は営業中」の掲出のとおり営業中でした。良かったぁ。)

贈答用や自宅用にいろいろ買って目的達成。

(私は左の「塩サラダ」(おかき)が大好きです。「リーフパイ」も食べましたが、他にない軽さと美味しさでファンになりました。)

車に戻って帰路につきます。さすがにお腹が空いたので、道中(真鶴を過ぎて江之浦あたり)にある「そは季寄 季作久」に立ち寄ることに。

(「季作久」の席からの景色。すっかり暗くなりました。)

「季作久」は今年の夏休みに「江之浦測候所」を訪ねた時に昼食を食べて気に入ったお店です。

(コシのあるそばと天ぷらが美味しい。何より美味しいそばが❝大盛り❞なのが嬉しい。(笑))

お土産に名物の「黒糖わらび餅」を買いました。

(前回店内で食べてとても美味しかったので。帰宅後さっそくいただきました。)

この後渋滞に巻き込まれながらも無事に帰宅。晩秋の週末、いい運動→温泉→いい運動、という、当初のプランとは違って盛りだくさんな一泊旅行となりました。これからは冬~早春、温泉のベストシーズンです。