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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

「フランク ミュラー 情熱が生む腕時計」

2024年07月05日 | 本と雑誌

「フランク・ミュラー」からリーフレットが届きました。オーバーホールのご案内など、たまに郵便物が来ることがありますが、A4サイズの冊子は初めてです。「フランク ミュラー 情熱が生む腕時計」。

(「Master of Complications FRANCK MULLER」。「複雑時計の名匠」と冊子内で翻訳されていました。)

突然何だろうかと思いましたが、この冊子は、「ひとつの金属が腕時計に生まれ変わるまでの過程を初めて公開」したという内容。自社製造、生産工程はほぼハンドメイドという、「伝統技術とこだわりを突き詰めた時計作りの神髄に触れて」ほしいという趣旨のようです。

ちなみに、冊子を開くとトップページに出てくる最高峰の時計「グランドセントラル トゥールビヨン」が、別添のカタログでも紹介されていました。

(「マスターズ コレクション」の逸品。2,200万円。(笑))

まだパラパラッと読み流しただけですが、製造過程がパートごとに写真いっぱいで具体的に解説されていてとても分かりやすいし、匠たちの思いも書かれていて、「フランク・ミュラー」の時計への愛着が改めて深まります。

中程のページにフランク・ミュラーさんが登場していました。

(お元気そうで何よりです。)

ジュネーブ郊外にある工房「ウォッチランド」を訪ねるエネルギーはありませんが、この冊子の中で、あの時計を初めて手にした時のワクワク感を再び楽しみたいと思います。


「ゼロからわかるファイナンス思考-働く人と会社の成長戦略」

2023年08月22日 | 本と雑誌

近々開催予定の、とある研修の推薦図書の関連本です。「PL脳」と「ファイナンス思考」を対比する形で経営者や働く人たちに必要な考え方を分かりやすく説明しています。

推薦図書の「関連本」と書きましたが、推薦図書そのものはこちら、「ファイナンス思考」。

(著者は同じです。)

推薦図書は330ページ、「ゼロからわかる・・・」は190ページ(かつ漫画ページあり)。本チャンの推薦図書が2018年の著作、関連本の方は2022年の著作。「アップデートされた内容でかつ手軽に読めるだろう。」と思って関連本の方を読みました。

感想ですが、ちょっと❝基本的❞過ぎました。1日でというか2時間くらいで読み終わってしまいます。(笑) 関心のある方は推薦図書そのものの「ファイナンス思考」を試し読みされることをおススメします。


「セキュアベース・リーダーシップ」/「ザ・ゴール」

2022年11月26日 | 本と雑誌

本なら旅行雑誌やライトノベルが好きですが、仕事で必要があっていわゆるビジネス書を2冊読みました。2冊とも洋書の翻訳本ですので、特有の❝読みづらさ❞があります。

1冊目は、「セキュアベース・リーダーシップ」。

副題に「<思いやり>と<挑戦>で限界を超えさせる」とあります。リーダーシップに関しては、私は❝生きた見本❞に学ぶ派ですので、本には手を出さないのですが、仕事でどうしても情報の整理が必要だったところ、九州勤務時代にお世話になった方で今は大阪で一緒に仕事をしている方から飲み会で教えてもらった一冊です。

ネタバレになるのであまり書きませんが、今の時代、チームが最高のパフォーマンスを発揮するための、リーダーとメンバーの関係性について気付きと自信を得ることができる一冊ではないでしょうか。ただし、冒頭書いた通りの読みづらさがあり、読み進むにつれて(やや)くどさを感じるようになるかも。

2冊目は、「ザ・ゴール」。

こちらも副題?があります。「企業の究極の目的とは何か」。何きかっけで読むことになったのか記憶が曖昧ですが、確か新聞だか雑誌だかで「今こそ読むべき一冊」的な超推奨されていたのを見てだったか、、、。

こちらは副題通りのテーマで全編書かれているのですが、小説のような物語風です。とある企業、業績的に行き詰っている企業の、とある問題工場の工場長が主役です。「このままでは数ヶ月後に工場は閉鎖」というピンチから物語はスタートし、いろいろあって(笑)劇的に生産性が向上し、一躍会社の救世主的な業績をたたき出し、この工場長がついには本社で大出世する、しかも離婚寸前だったパートナーともラブラブ回復という、いかにもアメリカ的な大味な展開です。ただし、物語の中で「TOC(制約条件理論)」の手法が繰り広げられますので、こちらも後半読むのがしんどくなってきます。(笑)

 

良い本2冊のレビューを書くつもりが、へたくそな感想になってしまいました。(笑)

2冊とも良書です。特に「セキュアベース・リーダーシップ」の方は、リーダーであれメンバーであれ大いに気付きを得られる一冊ではないでしょうか。関心のある方はいかがでしょうか、まずは本屋での立ち読みから。(笑)


「オーバーロード16 半森妖精の神人[下]」

2022年08月30日 | 本と雑誌

「オーバーロード15 半森妖精の神人[上]」から1ヶ月後に発刊されると予告されていた「オーバーロード16 半森妖精の神人[下]」。配信予約をやっていましたのでポチッと。8月31日にkindleに自動配信されます。

(ネットより拝借。)

上巻(15巻)は辛口の書評が目立ちましたが、読んでみると、私は「全然あり」でした。ただ、上下巻に分けたせいか、あっという間に読み終えてしまいました。

さて、下巻(16巻)は一転高評価のようですので、読むのが楽しみ。上巻はアウラが主役みたいなものでしたので、下巻はいよいよマーレが登場するのだろうなというところまでは予想できますが、どんなふうに盛り上がるのか。秋めいてくる9月、読書の秋。(笑)


「オーバーロード15 半森妖精の神人[上]」(kindle)ダウンロード完了

2022年08月01日 | 本と雑誌

7月29日、「オーバーロード15 半森妖精の神人[上]」のkindle版の発売日です。帰宅後さっそくダウンロード。

(1188円。それなりの値段です。)

待望の15巻ですが、Amazonの書評(口コミ)では散々な言われ様。それでも、オーバーロードファンとしてはじっくりと読み込みたいと思います。

アニメも同時並行で放送中ですので、頭の中がごっちゃになりそう。(笑)


「オーバーロード15 半森妖精の神人[上]」発売

2022年07月01日 | 本と雑誌

待ちに待った「オーバーロード」最新刊が6月30日に発売となりました。前刊「オーバーロード14 滅国の魔女」の発売が2020年3月ですから、約2年半ぶりとなります。

タイトルは今年の3月頃に判明しましたが、「オーバーロード15 半森妖精の神人[上]」。

15巻は上巻ですので下巻(16巻)もあります。連続発売とのことですが、時期は1ヶ月後という情報も。「オーバーロード15 半森妖精の神人」の発売を待っていた人は多いと思いますが、会社でもアニメ話仲間が「Amazonで買って届きました!」と、さっそくひと盛り上がりしました。(笑)

ですが、私はkindle利用ですので、発売日はちょっと遅れて7月29日になるそうです。しばし我慢ですが、テレビシリーズ第4期はまもなくスタートします。いよいよ「オーバーロード」の季節です!


「小さな地球の大きな世界」

2022年04月06日 | 本と雑誌

SDGsの考え方の元となった書籍。社外の方から一読を勧められて読んでみました。副題は「プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発」。

3520円と高額なので、届くまで「どんなに分厚い本なのだろうか。」と思っていたら、普通の厚さというよりも薄い印象。

「プラネタリー・バウンダリー」とは、人類が生存できる安全な活動領域とその限界点を定義する概念で、地球の限界、あるいは惑星限界とも呼ばれます。

産業革命以前も含めて昔は「大きな地球の小さな世界」だったので、様々な指標でプラネタリー・バウンダリーにはかなり余裕があったが、人類が移動手段を発達させ、経済活動とともに物質的な水準を(昔に比べれば)過度に高めていく中で、「世界」は大きくなりすぎ、「小さな地球」の回復力では持ちこたえられない状況にある、だが、まだ戻ることができる可能性は残されている、、、。

翻訳本特有の読みにくさはありますが、写真と分かりやすいグラフがふんだんに盛り込まれているので、がんばって読み通すことはできます。

この書籍から多くのことを学ぶことができると思いますが、私が思ったことは、「エネルギー、食糧をはじめ、キーワードは『地産地消』ではないだろうか。」ということ。

地方としての地産地消、日本という国単位での地産地消。感染症のまん延はひょっとしたら地球からの警告ではないだろうかとふと思ってしまう、今だからこその示唆に富む一冊でした。


「オーバーロード」最新情報

2022年03月28日 | 本と雑誌

ようやく最新情報がアップされました。「オーバーロード」の最新刊「15巻」の発売日です。

(ネットより拝借。こちらはTVシリーズの第4期の告知。最新の告知動画を観ると、ノベル14巻に入ってくると思われます。こちらも楽しみ。)

「オーバーロード15」のタイトルは「半森妖精の神人 [上]」、このタイトル情報は少し前から出ていました。新しい情報は発売日などに関することで、最新刊発売が2022年6月30日、そして上下巻構成となること。(16巻となる下巻の発売日は「近日公開予定」。) なお、最新刊の表紙デザインは「現在鋭意作成中」とのこと。

14巻「滅国の魔女」のリリースが2020年3月ですから、過去最長の2年3ヶ月のインターバル。もっとも、上下巻構成であることはもちろん、物語は確実にフィナーレに向かっていますし、壮大な世界観と完璧な設定(作り込み)ですので長期間を要するのもやむを得ないところです。

偶然にも先週14巻「滅国の魔女」を(kindleで)再読したところですので、あとは15巻の発売を待つばかりです。直前にもう一度14巻を再読すると思いますが。(笑)


「ジョブ型雇用社会とは何か」

2021年10月06日 | 本と雑誌

「ジョブ型」という言葉が氾濫していますが、頭の中をきちんと整理しておく必要があると思い、この本を買いました。

この本を選んだ理由は、著者の濱口桂一郎さんが「ジョブ型」という言葉の生みの親であること(2009年の著作内)、副題になっている「正社員体制の矛盾と転機」がまさに現状からの転換期に示唆となるのではないかと思ったこと、です。

ちなみに、著者は、今の日本型雇用を、ジョブ型との対比で「メンバーシップ型」と呼んでいます。

著者が「はじめに」でこの本を書く動機を語っていますが、メディアを筆頭に巷にあふれる「ジョブ型」に関わる情報があまりにも間違いだらけであり、「本当のジョブ型論を世の中に示さなければならない」と思ったから。

この本では、「ジョブ型」を正しく理解するために、「メンバーシップ型」との対比が随所に書かれています。その範囲は、労働法制や判例までに及びますが、私たちが慣れ親しんでいる現状との比較でとても分かりやすいです。

要旨を書き尽くせるものではありませんが、私が感じたポイントを。(各項とも頭に「ジョブ型とメンバーシップ型では、、、」が付きます。)

  ・「能力」の意味が違う
  ・就職・採用の考え方(差別問題を含む)が全く違う
  ・研修・訓練の位置付け(内容を含む)が違う
  ・評価のタイミングがそもそも違う
  ・労働組合の役割が違う(産業別労組と企業別労組の存在根拠)

などなど、他にも示唆に富む考察がされています。

もちろん、特定の書籍に頼るのは良くありませんが、少なくとも目の前の現状から「ジョブ型」に移行しようとするなら、これくらいの知識は必要だと痛感しました。

 

本の前半途中、「ジョブ型にするというのはそういうことだという覚悟が、本当にあるのでしょうか。」というフレーズが心に響きました。

おススメの一冊です。(後半部分に当たる「労働時間」(第4章)以降は❝テーマ❞別考察という感じで、読み飛ばしてもいいかも。)


「人新世の『資本論』」

2021年09月13日 | 本と雑誌

Eテレの「100分de名著」でマルクスの「資本論」を現代にも投影して分かりやすく講義してくれた、斎藤幸平さんの話題の著作。

(←この方です。)

Eテレで観た筆者への興味と、「SDGsは『大衆のアヘン』である」という刺激的な書き出しに惹かれて買ってみました。(kindleではなくリアル本で。)

ちなみに、カバーを取ると普通の集英社の新書のカバーが出てきます。

「人新世」とは、人類の経済活動が地球を破壊する、環境危機の時代という定義。今ならまだ破滅を免れることができるということで、危機の解決策を提言しています。脱成長経済、共同体をベースにした生活、、、。

現在の社会システムから大胆過ぎる転換が必要な提言なので、様々な反論や実現可能性の論理構成に耐えるため?の論述がかなり長大で、私のような一般的な人間には難しすぎました。(半分くらいでしんどくなって後半は流し読みになってしまいました。(笑))

読後の感想。数年前からのワード「働き方改革」は、コロナ禍で「ワークinライフ」のように変容しつつありますが、これが当たり前の世の中になった時、どんな日常を送っているのか、現実的には人々の意思というよりもコロナ禍による❝強制的環境変化❞が、斎藤さんが提言する社会システムへの転換に必要なエネルギーになり得る唯一の可能性ではなかろうか、と思いました。

、、、斎藤さん、こんな感想ですみません。