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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

黒川温泉1泊旅行(「黒川温泉御処 月洸樹」)

2021年04月04日 | 旅行記

姪っ子親子と妻の女子3人旅は、別府で一泊、黒川温泉で一泊。私は2日目からレンタカーで合流です。

初日の別府入りは特急「ソニック」でしたが、まさかの博多駅を40分遅れての出発。それでも、事前に私から渡しておいたプラン+αの観光地巡りをして余裕をもって上人ヶ浜のホテルに入れたようです。

 

さて、日出町の散策を終え、レンタカーで11時前に「ガハマテラス」の駐車場に到着、待機。

「ガハマテラス」は、2019年2月に妻と泊まった「潮騒の宿 晴海」のお隣にある、同じ系列のホテルです。

妻によると、「晴海」の大浴場も利用できるので行ってみたそうですが、経営者が替わったのか、雰囲気が2年前とは違っていたのと、「ガハマ」との間に❝お値段以上❞の「ニトリ」ができていて動線が分かりにくかったそうです。

そうそう、3人で初日に「鬼滅の刃」の聖地「八幡竈門神社」に行ったらしく、御朱印をもらってくれていました。

2年前に「晴海」に泊まった時にお参りしましたが、その時は聖地になるとは想像もしませんでした、、、でも、確かに、「鬼滅の刃」の「岩柱」の「悲鳴嶼行冥」の武器(鉄球)をイメージさせる機雷があったりと、今思えばとても関係が深い神社だと思います。

 

2日目のプランはシンプルです。

黒川温泉の「月洸樹」に15時のチェックインタイムに入って、雰囲気と温泉を存分に楽しむ、です。その道中、思い出になるようなスポットに少しだけ立ち寄ります。

由布院盆地を一望できる「狭霧台」。

(もはや「湯布院」と「由布院」は適当に使っていますので、気にしないでください。(笑))

2020年8月に、姫島と湯布院を旅した時に立ち寄って、その絶景に感動。今日も快晴で、絶景を見ることができました。

湯布院の「湯の坪街道」は通りませんでしたが、何となく由布院の雰囲気を感じる道を走り抜けて、昼食は、湯布院ICからも近い、炭火焼き鶏の店「高天原」(たかまがはら)へ。

「嵐」の櫻井翔が福岡に来た時はお忍びで通う店とのことですが、TV番組「櫻井・有吉THE夜会」でも、櫻井翔、妻夫木聡、佐藤隆太の3人がロケ企画で訪れた店です。

全国からお客さんが来るという名店なので、「混んでいるようならスルーしよう。」と話していましたが、8組待ち、多分1時間くらいの待ち時間とのことで、せっかくなのでのんびり待つことに。

お世辞にも、きれいなお店、整備された周辺という感じではありませんが、近くを流れる小川は清流で、クレソンと思われる草が大量に自生しています。

1時間弱待ったでしょうか、ついに入店。

噂通り、店内の換気扇はフル稼働していますが、煙で靄っている状態。

(訪れてみたい方は、臭いが染みついてもいい服装でどうぞ。(笑))

メニューはシンプルでこれだけ。

(黒マジックで消されているのは「黒毛和牛」(1620円)のようです。)

待ち行列の管理とフロアを1人で切り盛りしている大将が注文のアドバイスをしてくれます。「よく出るのは、鶏を人数分と、砂ズリ・レバーをお好みで注文されます。」とのこと。

ということで、「鶏」4人前。

(かなりの量のクレソンが敷かれています。)

「砂ズリ」と「レバー」を1人前ずつ。

それと、「めし」と「汁(味噌)」を。

(器は竹製です。ご飯は雑穀系、味噌汁は具だくさんで、両方ともgoodです。)

それでは、どんどん焼いていきましょう。

(店内に漂う美味しそうな臭いで食欲はmaxに刺激されています。)

ネットで調べた事前情報によると、「付け合わせのクレソンを鶏の上に乗せて蒸し焼きのようにすると、クレソンが超美味。」とのことなので、やってみます。

(ビジュアル的にも「絶対美味しい!」パターンです。)

秘伝(かどうか知りませんが)のタレとほどよい塩味がきいていて、焼きクレソン、うまい!

鶏は地鶏ではなく普通の鶏を使っているので柔らかく、やはりタレと塩味が絶妙で絶品。私はレバーが最高にうまいと思いましたが、妻は砂ズリが気に入ったとのこと。

時間がある方は、「高天原」、是非お試しください。超おススメです。

ちなみに、次回来店することがあれば、鶏とレバーをもう少し多めに、それと、裏メニューらしい「クレソンの追加」を注文したいと思います。

いやぁ~、美味しかったぁ。(臭いはしっかりと服に染み込んで、車中に充満しております。(笑))

 

次の立ち寄りスポットは、「高天原」とともに、「櫻井・有吉THE夜会」で、櫻井翔、妻夫木聡、佐藤隆太が訪れた「九重❝夢❞大吊橋」です。

そうなんです、別府から黒川温泉の道中、ちょうどこのTV番組の行程をたどることができるので、やってみました。(笑)

九重❝夢❞大吊橋には、私たち夫婦は、2019年11月に「フリューゲル久住」に一泊旅行に来た時に一度訪れていますが、今回はメインではない方の「北方」側から渡ります。

こちら側は元々空いていますが、今日は更に空いているようです。

今回初めて知りましたが、4人でチケットを買うと、4種類別々の写真=大吊橋の四季の写真でチケットを出してくれます。

(春と夏が微妙ですが、上から、春・夏・秋・冬。)

初めて渡った時はかなり怖かったですが、2回目ということで、ちょっと慣れたような気が。落ち着いて写真を撮る余裕があります。(笑)

(手前の滝「雌滝」、右奥の滝「震動の滝 雄滝」、中央の黒い筋だけ見えるのが「子滝」。「子滝」は水量が少ないので流れていないことが多いそうです。)

かなり空いていたので、すんなりと渡り切りました。

(メインの「中村」側。)

ここで「日本一の大吊橋」という巨大看板と、櫻井翔、妻夫木聡、佐藤隆太が撮ったように、姪っ子親子と妻の3人を記念撮影。(同じようなショットとなるように調整にやや苦労しました。(笑))

「中村」側にはお土産物屋がありますので、思い思いにお土産を購入。

私はレジ前のこの情報に釘付け。(笑)

(「橋の人気投票」。何と九重夢大吊橋が全国第3位。一体どこの調査機関のいつの情報なのでしょう。)

戻るためにもう一度大吊橋を渡ります。

道路沿いに咲ている桜(と思った樹)が、一株で紅白に咲いているので、「どうしてこの桜は紅白なんだろう?」と話していると、売店の仕事終わりのおばさんが、「これは桃の樹で、接ぎ木をしているので、一株に紅白の花が咲いているの。」と教えてくれました。

(実際はもっと美しく見えました。)

これにて立ち寄りスポットは終了です。「嵐」がらみのコースで、女子3人の満足度も高く、にわかツアコンとしても達成感がございました。(笑)

 

「高天原」で1時間待った分、黒川温泉「月洸樹」のチェックインが遅くなりましたが、16時半頃には部屋に入ることができました。

今回私たち夫婦の離れは「十六夜」(いざよい)。

(赤太線で囲んだ所が「十六夜」。今年2月に泊まった「風待」の更に上にあります。薄く黄色で塗った所はこれまでに泊まった離れ。)

そして、姪っ子親子は、私たちが前回泊まった離れ「風待」に泊まります。

「十六夜」のご紹介を。

アプローチ。

いつもながら、離れのアプローチを進む時、「今日はどんな部屋とお風呂だろう。」とワクワクします。

「十六夜」は、玄関を入った三和土(たたき)からほぼ一望できます。

(三和土に立って、目の前は囲炉裏の間、奥が和室、見えませんが、その右奥が寝室(ベッドルーム)、囲炉裏の間の右は内風呂。)

囲炉裏の間から玄関を見るとこんな景色で、大きな岩が配されています。

(巨岩は壁を突き抜けて外に張り出しているような作りになっています。岩の左に洗面所・トイレに続くドア。)

囲炉裏に座ると、目の前に巨大で重い、格子の木の扉が存在感を放っています。

(遠近法で小さく見えますが、一辺2.5mはあろうかという正方形の大扉。)

ここを開けると、これまた大きな内風呂の浴槽が一望できます。

(内風呂の浴槽はデッキの露天風呂に続いています。その扉も開け放つと、囲炉裏端からその景色を望むことができます。)

ちなみに、囲炉裏の足元は堀こたつ風になっていて、何と、足湯!

(ちょうどいい湯加減ですが、ずっと浸けていて暑くなるようなら温泉を抜くこともできます。)

もちろん源泉かけ流しの風呂。総檜の浴槽はデッキへと続きますが、扉を閉めるとこんな趣き。

この扉を開け放つと、浴槽がデッキへと開放されるだけでなく、心まで解放され、いやがうえにもテンションが上がります。

(翌朝のショット。雨模様です。)

デッキ側(外)から内風呂方向を撮るとこうなります。

(囲炉裏の間との巨大格子戸は閉めています。)

ウッドデッキはこうなっています。

(要は、内風呂と露天風呂が続き、L字型で一体となっています。)

反対の端からの眺めです。

(最高です!)

とにかく総檜の浴槽が広い!

(内風呂から露天風呂まで温泉に浸かりながら移動できます。)

デッキからの眺望です。方角は西を向いていますので、晴れた日なら、以前泊まった「有明」と同じようにマジックアワーを堪能できます。

(この時は晴れていましたが、夕陽の時間帯には雲が厚くなり、結局、赤く染まる空と夕陽を拝むことができませんでした。)

姪っ子親子も「十六夜」の中を見学し、その後、宿の方に「風待」に案内されて行きました。

これまで宿泊した露天風呂付個室の風呂の中でも最高峰の「十六夜」の温泉を何度も楽しんだ後、湯上りに、くまモンの「サイダー」を。

前回泊まった時は気付きませんでしたが、「月洸樹」の季節の絵葉書が置かれていました。

上は、雪に覆われた冬の「月洸樹」。美しいですが、車でのアクセスはかなり難しくなりますね。下は、季節は分かりませんが、夜の「月洸樹」。離れ「佳月」を頂点とした斜面にある「月洸樹」の地形がよく分かります。

 

さて、夕食です。

夕食は、姪っ子親子に「十六夜」に来てもらって、4人で広々とした囲炉裏端でいただくことに。

今回のお品書き。

今回もたくさんの地元の旬の食材と、器や盛り付けなどとにかく視覚でも楽しめる料理の数々に舌鼓。

前回「風待」に泊まった時に、「月洸樹」オリジナルの日本酒を初めて飲みましたが、その時は「純米大吟醸」にしましたので、今回は、もう一種類の「純米吟醸」を。

その時々で変わるかもしれませんが、私としてはこの「純米吟醸」の方が料理に更によく合って美味しいと感じました。

足湯に浸かりながら囲炉裏端での食事。別府観光のことや、今日の観光、「月洸樹」で感じた驚きや感動など、4人での楽しい夕食となりました。

 

翌朝。予報通り雨です。

深夜の目が覚めるほどの強さの風雨よりはマシになっているようですが、まだまだ風の音や打ちつける雨の音がします。

目覚めの温泉。格子戸を閉めて入ってみたり、、、

格子戸を開けて入ってみたり。

「風待」は露天風呂に軒が張り出していないので、雨降りだとちょっとたいへんですが、「十六夜」は軒が露天風呂の半分くらいまで張り出しているので、雨でも濡れずに温泉を楽しむことができます。

 

朝食です。

朝食は、それぞれの離れでいただくことにしました。

朝食の後は、また温泉に何度か浸かって、湯上りに「阿蘇小国ジャージー牛乳」を飲みましたが、この牛乳がかなり美味しかったです。

今回もコーヒーを豆から挽いて淹れました。

(「風待」では姪っ子がコーヒーミル初体験で盛り上がっていたそうです。)

妻とリピートしている「月洸樹」、今回も大満足でした。

「十六夜」は一生の思い出に残る部屋でした。

11時過ぎにチェックアウト。いつものように特製あか牛ハンバーガーをいただきました。

あいにくの雨ですが、小やみになりました。女子3人の記念写真を撮って、名残惜しいですが、「月洸樹」を出発。

昨日時間の関係でできなかった、黒川温泉の温泉街のプチ散策へ。

(一番便利な「ふれあい広場」の駐車場に入れました。)

雨は止みませんが、黒川温泉の中心街をぐるっと一回りして、お土産タイム。

20年以上昔に泊まった「新明館」を姪っ子親子に見てもらいました。

(しっとり雨に濡れる温泉宿の景色というのもいいものです。)

 

雨がやみそうでやみませんが、プラン通りの観光をしてみることに。

まずは、「鍋ケ滝」にご案内。

(私たち夫婦は、多分4回目の鍋ヶ滝。(笑))

雨ということもあり、お客さんはほとんどいません。そして、滝の水量がこれまでで一番です。

(ただし、水はこれまでで一番濁っています。)

「鍋ヶ滝」は「裏見の滝」なので、裏から見る滝をご案内したかったのですが、増水中で裏側は水浸しで、今日はここまでが精一杯。

続いて、ドライブしながら「こりゃ多分ダメだろうなぁ、、、」と思っていましたが、とにかく行ってみようということで、阿蘇の「大観峰」。

(ライト点灯、一番霧がひどい箇所ではハザードも点けっぱなしで走行。)

全く何も見えないのがかえって面白くて、この「大観峰」の横に立って、全く見えない景色と記念撮影。(笑)

ちなみに、行ったことのある方はおなじみの駐車場は、こんな状態です。

(何度か妻とここに来ていますが、こんな濃霧は初めてです。)

絶景を見せることができなくて残念ですが、一応「幻想的」ということでまとめておきました。(笑)

「大観峰」から少し降りてくると、眺望が開けた所がありましたので、「大観峰から見ると、この景色のもっとダイナミックな景色を見ることができますが、一応イメージだけでも。」ということで押さえで立ち寄っておきました。

この後は、今年2月に高千穂の「神仙」に泊まった時に、❝下見❞をしておいた阿蘇の名所をいくつか回ります。

予定では、米塚、草千里ヶ浜、中岳火口と考えていましたが、

 ・米塚:「米塚」という看板に着くも、真横にあるはずの米塚が全く見えず
 ・草千里ヶ浜:あと600mで駐車場という所で、前方で事故発生、しばらく通行止めとのことで、Uターン
 ・中岳火口:大観峰が濃霧だったのでスルー

という顛末となりました。

ということで、かなり下ってきて、最後の目的地「一心行の大桜」へ。

ここまで来ると、霧は晴れていますが、阿蘇の山手の高い所を見ると、やはり厚い雲がかかっています。

(一心行の大桜のある公園にて。)

「一心行の大桜」も、私たち夫婦は、20年以上前に一度訪れています。自然発生の菜の花畑の向こうに、威厳ある姿で咲き誇っていた一本桜の巨樹に感動したことを覚えています。

当時は混雑こそしていましたが、無料だったのですが、今は有料。

そして、「こ、これが、あの一心行の大桜、、、」と妻と驚いた姿がこちら。

菜の花は人の手で整然と植えられ、見学用のデッキ通路が整備されています。

上の写真は、今の一心行の大桜が一番豊かに見える角度から撮ったもので、見る場所を変えると、こんな姿です。

私たち夫婦が見た一心行の大桜は、こんな姿でした。

(私が持っている本「日本の美景 残しておきたい美しい日本の風景100選」(下巻)(=西日本編)より。)

どうやら、樹勢が衰えてきたため、土を追加したり、根が傷まないようにデッキ通路を整備したりなど、いろいろとやったが一向に改善せず、樹勢は衰える一方、更に台風などで枝が折れてしまったりして、このような姿になっているようです。

夫婦で何とも言えない寂しい気持ちになりましたが、何とか元気を取り戻してほしいものです。

この「一心行の大桜」の由来を説明している看板だけは昔からの姿を保っています。

(1580年からこの地で人々を見守っている、、、。)

さて、遅くなりましたが、ここの駐車場で車中で、「月洸樹」の特製あか牛ハンバーガーのランチです。

いつものことですが、今日も美味しかったです。

 

これにて、姪っ子親子と妻の別府・黒川温泉2泊の旅、私の日出町・黒川温泉1泊の旅は終了です。

帰路、九州道の北熊本SAに寄ります。

(すっかりお天気は回復。)

私たち夫婦にとってはややお約束になりつつある、北熊本SAの「いきなり団子」を旅の最後にご案内。

4人なので6個入1パックを購入。でき立てをいただきましたが、美味しいですねぇ。

 

福岡に帰着したのは18時過ぎ。姪っ子親子はホテルにチェックイン。夕食を兼ねて4人で居酒屋へ。

以前姪っ子が福岡に遊びに来た時に訪れたお店ですが、九州の美味しいものがそろっているので、今回もここにしました。

旅のオーラス、締め括りは、ゴマサバやもつ鍋など、九州の定番を食べながら、今回の旅の思い出と、明日の観光のことなどで盛り上がりました。

 

4人旅、楽しかったです。お疲れ様でした!

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