人間ドック2日目。ヤマ場は「上部消化管内視鏡検査」(いわゆる胃カメラ)。昨晩の絶食時刻を❝ちょっとだけ❞過ぎて食べた雑炊が胃から消えているか、もしOKなら次回もあのペースで飲食しても大丈夫ということなのですが、残念ながらちょっと残っていました。自業自得ですが、食べ物を動かして胃壁をきちんと診るために、ファイバーを飲んだまま先生の指示で仰向けになったりうつ伏せになったり。
そんな一幕はありましたが、2日目も終わって、1日目同様に楽しみにしていた、お隣のホテルでのランチ。ツイン名物のビーフシチューにするか煮込みハンバーグにするか迷っていたのですが、「本日は和食でございます。」(!)
これで2022人間ドックの全行程が終了。小倉駅に向かいます。
(小倉駅南口。)
九州まで来ましたので、今日は大阪に帰るのではなく博多に行って、気心の知れたメンバーと博多で小ぢんまり新年の集いです。
お昼過ぎに博多駅に到着。集いまでにはまだまだ時間がありますので、ホテルに荷物を預けて、福岡市美術館で開催中の「ゴッホ展」へ。美術館は大濠公園からのアプローチですので、自動的に公園の散策となります。
(イルミネーション、きれいでしょうねぇ。)
今日は日差し燦燦で、ダウンを着ていると暑いです。
大濠公園は、ランニングする人、日向ぼっこする人、家族連れでのんびりしている人など、程良い賑わいを見せています。
(これは無人のボートで羽を休める大量の鳥たち。ちょっと怖いくらいです。)
地下鉄大濠公園駅から徒歩10分ちょっとでしょうか、福岡市美術館に到着。
(絵はゴッホがよく描いた糸杉シリーズの集大成、「夜のプロヴァンスの田舎道」。)
招待券をいただきました。コロナ禍での展覧会ですので、この時点で「多分入館に事前予約が必要だろうなぁ。」と思いつつも、ダメもとで入ってみます。
福岡市美術館、どこを切り撮っても絵になります。
(ガラスの向こうの絵も作品。)
東京や大阪のように人であふれかえることのない福岡ですが、やはりゴッホ展の人気は別格のようで、土日祝は事前予約制だそうです。
(行列ができています。翌日知ったのですが、この行列は入場のためではなく、グッズ販売のお会計待ちでした。)
ということで、ゴッホ展は明日大阪に帰る前にもう一度来るとして、こんなに天気もいいので、のんびり大濠公園周辺を散歩することに。
(美術館前。このオブジェ、前からあったかなぁ。)
大濠公園側を向くとこんな景色です。
(今更ですが、この規模でこんなに素晴らしい公園が福岡市のど真ん中にあるのは感動ものです。)
周回歩道途中で福岡城跡に続く舞鶴公園に逸れます。
舞鶴公園は大きな広場がありますが、大濠公園の賑わいから一転、人もまばらです。冬なのに色とりどりの花が植栽されています。この一画ではスイセンの群生が見頃となっています。
舞鶴公園を抜けて、城のお堀に出ました。6月頃の早朝には一面のハスが咲くお堀も今は冬枯れの様相です。
ホテルに戻ります。帰りはのんびりとバスで。
(博多駅。博多口側。)
ちょうどホテルのチェックイン時刻。部屋に入ってパソコンでゴッホ展の事前予約を完了。
(入場のためにこのQRコードが必要です。)
まだ時間がありますので、今日の陽気でちょっと汗ばんだので大浴場でさっぱり。部屋で一休みして出発。お店へはホテルから徒歩15分という距離です。承天寺通りを進んで、博多千年門。
(「博多千年門」という扁額が陰になって見えません。(笑))
更に進んで、承天寺の門。
(「山笠發祥之地」。今年こそ博多祇園山笠が執り行われますように。)
お店は、呉服町手前の店屋町の「割烹よし田」。定刻でそろって、新年と再会のご挨拶。
これぞ玄界灘という料理が場を盛り上げます。鯛の鱗&皮の唐揚げ。
(「鯛皮チップス」だったかな。)
初めて食べましたが、これはうまい! ビールのおつまみに最高ですね。鱗付きの鯛の皮を揚げればいいという単純なものではないような気がします。(そもそも鯛を鱗ごと皮を引くのは素人には難しいと思います。)
そして、イカの活き造り!
(大きい! 多分40cmはあるのではないでしょうか。)
コリコリとした甘いイカ、何だか久々に食べた気がして、しみじみと「美味しいなぁ~。」と懐かしくなります。
私のリクエストで、博多地鶏の唐揚げ。
(地鶏のせいか(?)、思ったよりも小ぶり。)
これまた私のリクエストで、牡蠣フライ。
(九州と言えば「一粒牡蠣」ですが、こちらは思っていたよりも大ぶりの牡蠣。)
揚げ物連発ですが、唐揚げもフライも美味しい!
〆は「よし田名物 鯛茶」。ここまで結構食べていますので、ハーフサイズを。(ご飯のおかわりはたっぷりあります。)
(まずはそのままご飯とおかずとして。次にご飯に乗せてお茶をかけて。)
私はお茶漬けにする時にゴマダレも全部入れました。美味しかったですねぇ。
昨晩に続き、今日も楽しい時間はあっという間に過ぎて行きます。名残惜しいという気持ちとも少し違う気持ちを感じながら、次の再会を約束して解散となりました。新年しかも連休初日にありがとうございました!
夜の博多駅。
転勤してまだ半年ですが、随分と時間が経ったように感じます。博多には仕事であれプライベートであれ、また訪れたいと思います。
「如水庵」のウィンドウディスプレイが面白かったです。
(いろいろな「〇〇大福」の断面の数々。(笑))
この後、明日の朝食をコンビニで買ってホテルに戻りました。大浴場でゆっくりと体を休めて、部屋でのんびり。人間ドックの検査結果はどうか分かりませんが、今回の小倉と博多での新年の集いで生命エネルギーは充填できたような気がします。
翌朝は大浴場で朝風呂からスタート。ゴッホ展の事前予約時刻には早いですが、今日も散歩しようと思い、出発。博多駅のコインロッカーに荷物を預けて、地下鉄で一駅手前の赤坂駅で降りて美術館まで散歩です。
冬枯れのハスでいっぱいのお堀。
(見渡す限りハス。)
鴻臚館跡前の広場。
(写真奥の建物の中に遺構が展示されています。)
福岡城跡の梅園。
後先が逆となりましたが、福岡城跡の登り口。
そして、大濠公園です。
(昨日も不思議に思いましたが、なぜかコスモスが満開。)
福岡市美術館に予約時刻の30分以上前に到着しました。係の人に入場できるか聞いてみると、大丈夫のようですので、QRコードをかざして無事入場。結構な人混みでしたが、十分鑑賞できました。
ゴッホ展とは一転してガラガラのコレクション展示(当美術館所蔵作品を常設的に展示)も観ました。
(昨日ガラス越しに観た作品。)
1階に下りると、これからチケットを買い求める人が並んでいました。こちらはチケットブースの真裏の記念撮影パネル。
(絵は、「夜のプロヴァンスの田舎道」と並ぶ本展覧会の目玉作品「黄色い家(通り)」。)
ゴッホの有名なコレクターの所蔵作品の展覧会なので、❝ゴッホと言えば❞というタッチの作品だけでなく、初期から最期までの画業の変遷を観ることができる、貴重な機会だったと思います。ありがとうございました!
さて、これにて今回の人間ドックと、小倉、博多での滞在は終わりました。博多駅の「いっぴん通り」で弁当とスイーツを購入。
美味しそうだったので買った、「エヴァダイニング」というお店の弁当。よく見れば「ヴィーガン」というシールが貼ってありました。
(人間ドックの帰路に健康志向の弁当、いい感じで〆となりました。(笑))
ただ、食後のスイーツを買ってしまいました。「伊都きんぐ」の「どらきんぐ生」。
(断面はパンフの写真をご参考に。大きな「あまおう」が丸ごと入っています。)
新幹線は広島あたりから徐々に乗客が増えてきましたが、小さな子ども連れのお母さんが目立ちましたので、お正月を実家かどこかで過ごして自宅に帰る日なのかもしれません。
15時過ぎには帰宅。連休明け、仕事モード全開に備えたいと思います。