今回の旅行で楽しみにしていたお宿、「山荘 わらび野」。
JR由布院駅を起点にすると、湯の坪街道は東側、湯布院ICは西側で、「わらび野」は西側、湯布院ICへ行く途中にあります。
ゆっくり過ごすために、チェックイン時刻に合わせて到着です。
ここが入口ですが、その奥に見える建物がレセプションの「草門」です。
「わらび野」は、全室離れタイプの宿です。
(敷地内の小径脇に立っているMap。3500坪の広大な敷地に客室は7棟13室。)
小径の一番奥から敷地内を振り返ると、こんな景色。
(この大きな建物は、レストランの「中屋敷」。)
「わらび野」は、2016年4月14日の熊本地震による大きな被害で休業を余儀なくされ、源泉以外は全て撤去し、2019年2月、全面建て替えで営業を再開したそうです。
こちらが建て替え前の敷地内の景色。
(ネットより拝借。)
一見、現代的な建物に完全イメージチェンジという印象ですが、「由布院の風景を纏う宿」というコンセプトの通り、石造りの棟は雑木林に溶け込んでいて、何の違和感もありません。それもそのはず、建物の外壁は、日本初の杉の特殊型枠を使用してつけられた模様だそうです。
こちらが私たちが泊る棟で、メゾネットタイプの客室が二戸一になっています。
(「メゾネットスタイリッシュスイート」。)
1階の中心にあるリビング。
リビングを中心に、ベッドルーム、ウオークインクローゼット、キッチンコーナー、トイレ、洗面・浴室が配置されています。
リビングから専用庭に出て、外から見るとこんな感じ。
(手前、源泉かけ流しのお風呂、向こうはリビング。)
洗面の壁に据え付けられている「タオルヒーター」が優れもの。
(バスタオルやフェイスタオルがふんわりカラッと乾きます。)
2階のリビングからテラスの方を見るとこんな感じ。
このテラスの椅子に座ると、遠くに由布岳が見えます。
2階にも源泉かけ流しのお風呂があります。
(2階のお風呂は、半露天になっています。)
ちなみに、温泉の泉質はアルカリ性単純泉(肌触りはサラッとしています)、効能は神経痛・関節痛・冷え性・疲労回復といったところです。
1階のリビングに戻って、テーブルに置かれているウエルカムスイーツのカヌレでお茶をします。
(今日立ち寄った「CARANDONEL」のカヌレ「クラシック」(プレーン)です。)
ウエルカムスイーツのカヌレを食べ終わった後、今日買ってきたカヌレを置いておきました。(笑)
(手前から左回りに、「胡桃ショコラ」、「日本茶」(湯布院産の茶葉使用)、「カフェラテ」、「りんご」。「りんご」はバラの花のように作られていたのですが、散策している間にちょっと形が崩れました。)
5種類のカヌレが「CARANDONEL」でガラスケースに整然と並んでいる様は芸術品のようでした。
妻と交代で1階と2階の温泉を何度か楽しんだ後は、夕食です。
今回は、とにかく部屋でゆっくり過ごしたいということで、夕食は「わらび野」特製弁当プランにしました。
(指定した時刻に部屋に持って来てくれます。)
「おおいた和牛ステーキ弁当」と「冠地どり炭火焼き弁当」、、、たいへん美味しゅうございました。
今回の旅行から写真はiPhone11で撮っていますので、「ナイトモード」を試すべく、部屋の玄関前からレストランの方向を撮ってみました。
(19時半頃の景色です。iPhone11の「ナイトモード」、おそるべし。)
この後も気の向くまま何度か温泉に浸かって就寝。
翌朝、目覚め即温泉。(笑)
2階のテラスから太陽が昇る由布岳の方を撮ってみました。
(なかなか幻想的な景色です。)
朝食も弁当。
コンビニ弁当かと見紛うシンプルさですが、素材は全て地のもの(ご飯は自家米)で、とても美味しかったです。
そしてまた温泉へ。
(陽の光はさしているのですが、小雨が降っています。)
チェックアウトは11時ですので、まだまだゆっくりできます。
風呂上がりには「ゆふいんサイダー」。
チェックアウトの時には雨も上がりました。
(昨晩「ナイトモード」で撮った方向の今朝の景色です。)
「山荘 わらび野」、上質で贅沢な時間を過ごすことができました。
機会があれば再訪したい満足感でした。
最終日は、「道の駅ゆふいん」に立ち寄って、ランチを食べて帰路の予定です。
(湯の坪街道にお店のある「Milch」(ミルヒ)のドーナツなどを購入。)
ランチは、湯布院IC近くの高台にあるピッツァハウス「櫟の丘」へ。(「櫟」は「くぬぎ」です。)
どこに行っても人がいないので、ここもすんなり入店かと思いきや、どんどん車が入ってきて、お客さんがいっぱい。
15分くらい待ったでしょうか、入店です。
(お店に入るとすぐ石窯があります。)
そして、まさかの店内最高の絶景テラス席に案内されました、、、超ラッキーです。
私たちの席からはこの絶景。
(フレームに収まり切らない由布院盆地の大パノラマが広がります。)
料理です、、、全品激ウマでした。
「トウモロコシの冷製スープ」。
(トウモロコシだけでこの甘さ、驚きです。)
ピッツァは「エクストラマルゲリータとクアトロフォルマッジのハーフ&ハーフ」。
(クアトロフォルマッジの方にはお好みでハチミツをかけて。)
当店一番人気メニュー、「スペアリブの石窯焼き」。
(ナイフが添えられていますが、手づかみで豪快に。)
〆は、「ピスタチオの自家製ジェラート」。
(トッピングはひょっとしてドライかぼす?)
絶景と美味しい料理、旅の締めくくりとしては出来過ぎのランチでした。
「櫟の丘」のテラス席、そして料理の数々、超おススメです!
今回の旅行、コロナ禍ではありましたが、安西旅館やわらび野はもちろん、飲食店、施設もしっかりと感染予防対策をとっていました。
訪ねる私たち自身と、訪ねる先の施設、きちんとすれば旅行を楽しめることが分かりました。
これまでとは違う緊張感は必要ですが、心と人生を豊かにする旅をこれからも楽しみたいと思います。