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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

黒川温泉1泊旅行①〔「黒川温泉御処 月洸樹『弓張』」編〕

2021年10月21日 | 旅行記

インプラントの定期メンテナンスということで約3ヶ月ぶりに博多に来ました。

(中央やや右寄りの赤いTシャツの人は、福岡ローカルタレント、❝うどんの人❞岡澤アキラさん。多分、人気番組「うどんMAP」の街頭取材中。)

いい季節ということもあり、今回の来福を利用して、黒川温泉に一泊旅行することになりました。歯科医院で歯のメンテが終わったら、レンタカーをピックアップ、一足先に着いていた妻と合流です。

今回の旅は、これまで何度も泊っている、黒川温泉の「月洸樹」でのんびり過ごす予定ですが、お天気も良さそうですので、道中、阿蘇の大観峰に寄って、その後昼食、それから宿へ、ということにしました。

 

博多から2時間弱、大観峰に到着。お天気が心配でしたが、秋らしい晴れとなりました。

(パラグライダーが写り込んでいます。)

大観峰には何度も来ていますが、パラグライダーの体験飛行を見るのは初めて。さすがに誰も申し込まないのか、インストラクターらしき人がPRフライト。

(今まさにテイクオフ。雄大過ぎて怖いかも。)

ススキとパラグライダー。

(妻撮影。)

阿蘇の雄大な景色を写メするのですが、どこを切り撮ってもパラグライダーが写り込みます。(笑)

(狙っているわけではないのですが。)

何度見ても大観峰からの絶景、最高です。

(心の洗濯というか、体も心も❝整う❞感覚になります。)

登って来たコースとは違う、ちょっと遠回りの散策路で戻ります。

(駐車場と売店などの建物。建物の一番右端の道から登ってきました。)

秋晴れに爽やかな風が気持ちいい散策でした。駐車場に戻りました。

(大観峰の駐車場でひときわ目立っていたBMW。)

X2の専用色「ガルバニック・ゴールドか?」と思ったら、M4というシリーズの「サンパウロ・イエロー」とかいうイエロー系のようです。なかなかきれいな色でした。(イエロー系には他に「フェニックス・イエロー」とか「オースチン・イエロー」とかいろいろあるらしい。)

大観峰を存分に堪能したら、阿蘇神社の門前でランチするために出発です。

大観峰から下ってきてしばらく走ると、阿蘇神社のある一の宮へと続く真っすぐな道。絶景に思わず車を降りて写真を撮りました。

(ギザギザですぐ分かるのは根子岳。右隣は高岳かな。)

久々にあか牛の牛カツ重を食べたいと思い、「はなびし」に行ってみましたが、20~30分ほど待つそうですので、別の店へ。

(いつも空いているのに、初めて待ち行列に出くわしました。)

「はなびし」から数軒の所にある「結び風」というお店にイン。

(あか牛ではなく地鶏料理のお店。洋風です。)

私は地鶏の炭火焼き定食、妻は地鶏のスパイシーカレー。店内ガラガラでどうかなと思いましたが、とても美味しかったです。

時刻は2時過ぎ。ここから黒川温泉「月洸樹」へは30分ってところですので、ちょうどいい時間です。

 

順調に到着。「泊まることが旅になる、、、」で始まる、とあるテレビ番組のナレーションが流れてきそうな、いつもの入口。

チェックインタイムは15時ですが、「月洸樹」に来るお客さんは、結構早めの到着が多いです。私たちも毎度15~20分ほど早く到着しますが、今日は3組目のようです。

フロントでお客さん同士が会わないように、ここで車の中でしばし待機。

(いつもここはすぐに通過してしまうので、ちょうど良かったです。紅葉が始まった景色を写メ。)

今回予約した離れは、まだ泊まったことがない「弓張」です。ここ何度かはカートで登って行く上の方の離れが続きましたが、「有明」以来のレストラン前を歩いて行く、ちょっとした山になっている当宿の敷地で言えば❝麓❞に位置する離れです。

(紅葉が始まっています。先日10℃を下回る日もあったそうです。)

離れの配置図。(黄色に塗ったのは泊まったことがある離れ。赤線で囲ったのが「弓張」。)

(まだ泊まったことがないのは、残すところ「宵待」と「天心」となりました。)

「弓張」は「有明」のお隣ですね。この石階段から「弓張」のアプローチが始まります。

玄関の大きな引き戸を開けると、部屋の全景が目に飛び込んできます。

(ウッドデッキへの窓は全開口のタイプ。開けていてちょうどいい気温。)

離れの間取りは、一段下がった畳のスペースを中心に取り囲むように配置されていますので、シンプルで分かりやすい。

寝室とウッドデッキ。

(細かな段差がたくさんある作り。変化があって楽しいですが、足元注意です。)

視線を振ると露天風呂。

(テレビが掛けられている壁の向こうが洗面室と内風呂、トイレ。)

食事処となる囲炉裏は玄関三和土の隣。

(障子の月景色が素敵。)

「弓張」の名を象徴しているのかどうかは分かりませんが、外壁を挟んで室内とウッドデッキに通じている足湯があります。

この蓋を開けると足湯。

ウッドデッキに出て、こちらが室内から続く足湯。

室内、ウッドデッキでちょうど半円形になっていますので、「これは弓張月の形を表しているのでは?」という私の勝手な想像です。ところで、この足湯、どんな利用シーンとなるのか。カップルで室内とウッドデッキに座って壁の窓越しに見つめ合う?(笑)

ウッドデッキには露天風呂の上から大きく張り出すように屋根がありますので、雨でも大丈夫です。

庭に下りてウッドデッキ、奥の露天風呂を見た景色。

そして、「弓張」最大の特徴、この離れだけにある「洞窟風露天風呂」。実際に来て見るまでこの全景は分かりませんでしたが、よくぞこれだけの巨岩を組んだものです。

(流木風の手すりも味があっていい。)

ウッドデッキと通じている内風呂は離れ共通の総檜風呂。

(ウッドデッキ側の出入口から洗面室の方向を見た景色。「月洸樹」は離れごとの特徴ある露天風呂だけでなく、この総檜の内風呂も素晴らしい。)

黒川温泉の源泉の淡い色が美しいです。

(豊富な湯量が可能にする正真正銘の源泉かけ流し。肌当たりは❝さらさら❞タイプ。ここで一泊すると肌の調子がとてもいい。)

さて、離れ各部と露天風呂・内風呂の恒例の❝探検❞を一通り終えて、ウエルカム和菓子をいただきます。

(水まんじゅう(❝ドライタイプ❞ですが(笑))、美味しい!)

今日は日差しが強くてちょっと暑かったです。さっそく温泉に浸かってさっぱり。すっかり落ち着いたので、冷蔵庫のビールを。

(「GEKKOUJU」ブランドのクラフトビール。食事にはイマイチ合いませんが。(笑))

夏から秋に季節が移りつつあります。九州でも日の入りの時刻が早くなってきました。

(オシャレなデッキチェアですが、座るとお尻が痛い。(笑))

洞窟風露天風呂の灯りをスイッチオン。ちょっと幻想的な雰囲気になったところで、今日何度目かの温泉に浸かります。

そんなこんなでゆっくりまったり過ごしているうちに夕食の時間となりました。

 

本日の献立表。

(献立を見ても、夏から秋への季節の移ろいを感じます。)

■先附け:粟餅揚げ出し(菊花あん) ■小鉢:柿白和え(湿地(しめじ)、やーこん) ■旬菜:子持ち鮎甘露煮、栗渋皮煮、松葉銀杏、サーモン寿司、落花生豆腐(キャビア、山葵)

(夏・秋盛り合わせという感じで楽しい。渋皮煮の栗はこれで半分、どれほどの巨栗だろうかとびっくり。)

■椀盛:清汁仕立て(鱧、松茸、法連草)

(「月洸樹」の料理の真骨頂、出汁の美味しさ全開です。)

■割鮮:鮃、伊勢海老、烏賊、中とろ、熊本の馬刺し

(献立には「天草の雅鯛」と書かれていますが、鮃とのことです。烏賊は紋甲烏賊。全種絶品ですが、伊勢海老が激ウマです。)

馬刺し。

(うまい! 今や「月洸樹」の食事の楽しみです。)

ということで、馬刺し、おかわり。(笑)

(やっぱりうまい!)

■温物:肥後赤茄子、月かぶら、人参、海老芋、いんげん

(「天草大王地鶏の沢煮仕立て」と選ぶことができますが、夫婦ともにこちらにしました。写真では伝わりづらいですが、絶品です。)

■焼物:山女魚唐揚げ、太刀魚塩焼き

山女魚唐揚げ。

(一番太い背骨までいただけます。)

太刀魚塩焼き。

(太刀魚の下には金山寺味噌が敷かれています。この味噌が塩焼きと相性抜群。)

舞茸の天ぷらは共通で付いています。山女魚と太刀魚を妻とシェアしていただきました。

■強肴:炭火焼き(肥後赤牛、豊後牛、焼き野菜)

(焼き野菜は、ズッキーニとエリンギ。)

既にいこった炭を囲炉裏に入れに来てくれます。いつも同じ方だったのですが、今日はニューフェイスさんが登場。

(いつもの高級(そうな)炭。)

肉や野菜を焼きながら妻と意見が一致。いつもの方が置いた炭よりも火力が落ちるような気がします。やはり炭の置き方ひとつでも熟練のコツがあるようです。

■食事:小国米ひのひかり ■止椀:赤出汁仕立て

(お米がツヤツヤ。赤出汁には先程いただいた伊勢海老が入っています。少し身が残っていて嬉しい。(笑))

■デザート:洋梨のソルベ、南瓜プリン、抹茶ショコラ、季節の果物

(季節の果物は、巨峰、シャインマスカット、梨、メロン。)

飲み物はアイスコーヒーにしました。(妻は、何て言ったか忘れましたが、オシャレな名前のハーブティー。)

(入れる牛乳は「阿蘇小国ジャージー牛乳4.5」。この牛乳がめちゃウマです。)

シロップや牛乳に味の主役を譲らない濃いコーヒー。翌朝妻もいただきましたが、その濃さと美味しさに驚いていました。

季節感満点、最高の出汁(と素材)、演出と適量感など、大満足の夕食でした。今回もごちそうさまでした。

 

少し時間をおいてお腹がこなれたところで、再び温泉三昧。陽が沈むとどんどん気温が下がり、ひんやりした中で温泉に浸かると、何とも言えない贅沢な気持ちになります。満ち足りた気分で就寝。

 

翌朝。昨夕降り始めた小雨は夜半には一時本降りとなりましたが、朝には止んでいました。

(濡れたウッドデッキに樹々が映っています。早朝のほんの少しの間の景色。)

朝食はいつも一番早い設定時刻の8時にお願いしています。11時のチェックアウトまで余裕を持って温泉を楽しむためです。(笑)

朝食の献立表。

地元産の様々な食材を少しずついただくことができます。

(小鉢の中が見えませんね。(笑))

ちなみに、ご飯は、夕食のお米とは品種を変えて、小国米あきげしきという朝食向きのお米を使うのは、いつもの通り。

焼物もいつもの食材。

(甘塩サーモンが大好きなので、私は一切れおかわりしました。)

朝食にも囲炉裏を使いますので、炭を入れに来てくれました。❝炭担当❞は昨晩のニューフェイスさんではなく、いつもの方です。

そして焼物を始めるとすぐに、妻とこれまた意見が一致。炭の火力が明らかに昨晩よりも強い。

(何が火力を出すコツなんでしょうかね。)

デザートは、小国ジャージーヨーグルト。

(季節のフルーツが入っています。やはり阿蘇小国ジャージー牛の牛乳の旨さか、ひと味違うヨーグルトです。)

ゆっくり1時間の朝食が終わる頃にはすっかり晴れました。

(旅の出発前にチェックした天気予報で今日は雨を覚悟していたので、超ラッキーです。)

チェックアウトまでの約2時間、いつものようにコーヒーを淹れたり、温泉を最後まで堪能したり。

(昨日よりも涼しい、まさに秋の季語「爽やか」がピッタリの朝、何も考えずに温泉に浸かります。最高です。(笑))

こうして「弓張」での滞在は終わりました。日頃何かと忙しくしている妻もいいリフレッシュになったようです。

チェックアウトの時、随分と先の日程になりますが、「宵待」を予約しました。「弓張」と同じ岩風呂系ですが、眺望が抜けていてまた違った趣きがあるとのことです。

さぁ、出発です。帰路は、私が大好きな産山村を通って熊本市内へ。一度行ってみたかった「くまモンスクエア」に立ち寄ります。


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