三連休最終日。クリスマス。
今日は、所用で午前中に四条畷から飯盛に行ってました。
(四条畷駅のバス停はかなり分かりづらい。)
雪が降るなんて予報もありましたが、今日も快晴です。

飯盛山からバスで京阪大和田駅へ。
何となくですが、「そうだ、京都へ行こう」ということで、京阪電車に。最近私のお気に入りの京阪電車ですが、妻も特急のシートの高級感と乗り心地を気に入ったようです。
四条の南座は「まねき」が掲げられていました。年末の風物詩ですねぇ。

花見小路は人の波がすごいです。といっても、半分はJRAの場外馬券場を目指しているおっちゃんですが。

お茶屋さんの玄関にはもう注連縄が。「笑門」のお札が印象的です。京都と大阪でも注連縄が微妙に違うことに文化を感じます。

WINS前。有馬記念ですから混雑も仕方ないですかね。結果はどうだったのでしょうか。

何となく京都最古の禅寺「建仁寺」に行ってみることに。すると、ちょうど襖絵「雲龍図」の特別公開をやっているようです。来年の干支、辰を観て、運気をいただきましょう。

WINS脇の北門から入山です。

さっそく方丈へ。
(建仁寺の境内は何度か通ったことがありますが、方丈に入るのは初めてです。)
すぐに出迎えてくれるのは、国宝「風神雷神図屏風」の複製。

複製とはいえ、なかなかのものです。しばし見つめていました。
(絵馬はなぜか風神ばかり。)
中庭には名残の紅葉が。

方丈の大広間には、「風神雷神図屏風」を「書」で表現した作品が展示されています。先日テレビで特集していましたので、ご存知の方も多いのでは。間近で見ると迫力満点です。

この書に出会えたのも望外の喜びです。
それにしても、大広間、素晴らしい開放感です。

そして、襖絵「雲龍図」のある部屋へ。

素晴らしいです。運気をいただけたような気がします。
法堂(はっとう)へ移ります。1765年に建立されたお堂の天井に2002年に描かれた「双龍図」。

200年以上の時間ギャップがあるとは思えない調和です。阿吽の龍が協力して秘法を守る様はすごい迫力です。一見の価値あり。
龍の「動」の一方、豊臣秀吉ゆかりの茶室「東陽坊」が「静」を感じさせてくれます。
(カップルの背丈と比べれば茶室の小ぢんまり感がお分かりかと。)
外に出て法堂を眺めます。重厚。
(小さく写っていますが、巨大建築です。)
さてさて、お昼も大きく過ぎて14時頃。遅めの昼食といきたいところです。ノープランでしたが、ぶらぶら歩いていると、食運の持ち主まるちゃんに教えてもらって以前行ったことがある「天ぷら 圓堂」に当たりました。
(敷居が高そうに見えますが、リーゾナブルなお値段で質の高いお座敷天ぷらをいただけます。)
ぎりぎりお昼のコースに間に合いました。
(京都の雰囲気全開のアプローチ。)
カウンターで揚げたての季節の食材の天ぷらをいただく。最高の贅沢です。夫婦そろってお座敷天ぷらが大好き。
(清潔そのものの店内。天ぷらを揚げる音も料理のうちと思うような心地よい響きです。)
それでは、かなりしつこくなりますが、「圓堂」のお昼のコース「葵」をフルラインアップでご紹介。
お通しの汲み上げ湯葉。

最初の「海老パン」(パンの裏に海老のすり身が塗られたもの)の写真は撮り忘れたので、2つ目の「とうもろこし」から。「圓堂」の名物だそうです。
(猛烈に美味しいです。)
いきなりヤマ場で「海老」。

ボリューム満点の「椎茸海老」(だったかな?)。椎茸の裏に海老か魚か忘れましたが、すり身がたっぷり入ってます。

「鱒のシソ巻き」。

最近すっかり知名度を得た「こごみ」。
(「美味しんぼ」で、入院中の栗田さんに士郎が泥だらけになって採ってきたこごみの蒸し物を食べさせてあげるシーンがありましたよね。)
昨年末の秘湯旅行で買って来て以来、その美味しさにすっかり大ファンになった「下仁田ねぎ」。
(さつま芋クラスの太さ。これだけの太さの下仁田ねぎはかなりの上物です。)
「琵琶湖のもろこ」。泳ぐ様で供される演出がにくいです。
(お隣は「ぎんなん」です。)
その名も「京かんざし」。京にんじんを若いうちに収穫したものです。

トリはもちろん「あなご」。この肉厚さはすごいです。

おまかせの十串強。全部最高の美味しさです。お店が醸し出す京都の上質の雰囲気と相まって、贅沢な気分に浸れますよ。
お口直しふうにサラダが出ます。天に乗っているのはさつま芋を糸のように刻んでカリッと揚げたもの。
(混ぜていただきます。口の中がさっぱり。)
そして、ご飯もの。「かき揚げの天丼」。
(小柱、さつま芋などが入っていると思います。)
うまい! 言うことなしです。
氷菓は「紅玉(りんご)のシャーベット」。人工的な甘さを一切感じない、リンゴ100%って感じです。

いい昼食でした。ごちそうさまでした。
「圓堂」、京都にお越しの際は、是非訪ねてください。おススメですよ。
満腹なので腹ごなしも兼ねて、清水寺を目指して歩くことに。
細い路地から「八坂の塔」が見えてきました。
(いい風情です。)
「二年坂」をそぞろ歩きます。

おっ、こんな所に「満月」が。NEGINISHIさんの紹介で知ることとなった「阿闍梨餅」を妻に紹介。さっそくお土産に購入。
(「阿闍梨餅」、ハイレベルのお菓子ですよね。)
清水寺に到着! 仁王門が冬の日差しに映えます。

さっそく「清水の舞台」=本堂(国宝)へ。
本堂前に、山伏が修行で使うという鉄の錫杖(?)と鉄下駄があったので、持ち上げてみますが、あり得ない重さ。本当にこれで修行してんのかね、、、

おっ、「今年の漢字」の実物もあった。

本堂では、寿司ネタ並みのラインアップでお守りなどが売られています。

クリスマスにお寺。日本人の寛容さですが、多いですわ。人。

清水の舞台からの絶景を堪能したら、順路に沿って、今度は舞台そのものを鑑賞するスポットへ。桜もなく、紅葉も終わった冬枯れですが、ひたすら美しい日本の美です。
(素晴らしい!)
「音羽の滝」は大混雑。

すっかり夕方。夕日に塔が赤く染まります。これも風情ですなぁ。

夫婦ともかなり久々の清水寺でしたが、冬の雰囲気に大満足。余韻を楽しむように産寧坂(三年坂)を下りて行きます。
お土産物屋さんで一番気に入った置物。「大笑い辰(特大)」。

辰が魚を背負って大笑いしています。ビッグサイズで¥19000。さすがに買えませんでした。ミニバージョンを店内で探したのですが、無かった、、、
祇園までぶらぶらと戻ってきました。鴨川も夕暮れ。今日一日、そんなに堪える寒さではなかったです。

もう一ヶ所、妻にお土産物を案内したくてやって来たのは、漬物の「村上重」。

京都で漬物といえば「西利」が有名ですが、私はここ「村上重」がごひいき。特に「千枚漬」は絶品だと思います。
安くはないですが、お土産を。
(お取り寄せもできますよぉ~。)
冬の京都散策はこれにて終了。
阪急電車で大阪に戻って、妻が変貌ぶりに驚いたと言っていた大阪駅ビルに行ってみることに。こちらはクリスマスムード満点です。

恥ずかしながら、私が人酔いで疲れてきたので、退散することにしました。
本日の夕食は、、、これで。

阪神百貨店の「いか焼き」をテイクアウト。これもまた良し。
余力があれば、現時点私が一番美味しいと思っているお好み焼き、鶴橋の「オモニ」に行こうと思っていたのですが。電池切れです。
クリスマスですからケーキも買いましょう。
でも、阪神百貨店のケーキ屋はどこもどえらい人混み。結局、泉の広場に行く途中の名もないケーキ屋さんでショートケーキを2つ買いました。

これも、またまた良し。
先程、「いか焼き」を食べ、ケーキと紅茶でクリスマスみたいなことをしました。メリー・クリスマス!
これで妻が来阪したクリスマス三連休は終了です。いやぁ~、良く遊びました。良く食べました。
明朝、妻は帰京。私がEXカードで溜めたポイントを使ってグリーン車で帰ってもらいましょう。最後に妻の〆の言葉で。「来年も来るわ。」
クリスマス三連休記事
・八尾蒲鉾店 ~ クリスマスイヴイヴ
・播州赤穂 ~ クリスマスイヴ
・双龍居 ~ クリスマスイヴ
・そうだ京都に行こう、天ぷら「圓堂」 ~ クリスマス