今日は呉東・呉西の名所を巡ります。東京勤務時代にご一緒し、今は富山で働いているベッキーさんと久々に再会。観光ガイドを引き受けてくれました。(ありがとうございます!)
本日の行程表です。
(富山駅近くのホテルをスタートし、新幹線の新高岡駅がゴールとなります。)
今回のブログのタイトルにも使っている「呉東・呉西」という言葉。今回の旅で初めて知ったのですが、富山県は呉羽山(呉羽山丘陵)を境に東西エリアをこう呼ぶそうです。各地域ごとに鋳物、養蚕、売薬など産業の特徴はもちろん、文化や生活慣習の面でも違いがあるらしいです。
朝、ホテルのレストランは6時半から営業。オンタイムで入店し、朝食をいただきました。最上階15階のレストランの窓からは立山連峰が見え始めています。
(今日もお天気に恵まれますように。)
ちなみに、こちらのレストラン、今日後程立ち寄る鋳物メーカー「能作」とコラボしています。
(「能作」の錫製のオシャレな皿に料理が映えます。)
8:50、ベッキーさんがホテル前に車で迎えに来てくれました。最初に訪れるのは呉東・呉西を分けている山「呉羽山」の展望台。❝壁❞のように迫ってくる立山連峰の絶景ポイントです。
(連峰の山々の名称と標高が書かれています。天気が良すぎて太陽の光がハレーションを起こしています。)
そして、絶景は、、、
(ズームなしの状態。)
残念ながら雲か霞か、抜けるようなクリアさがありません。ベッキーさんによると「(絶景度の)実力値の10%くらいですね。」とのこと。冬なのに今日が天気が良くて暖かすぎるのが裏目に出たようです。
ズームで「剣岳」(2999m)を写メ。
(富山で一番高いビルが中央にあります。インテックビル「タワー111」。その延長線上の高い山が剣岳。雲のように見えますが、全て稜線。クリアならこれが目の前に迫ってくるように見えるそうです。)
呉羽山展望台を出て、次は9月1日~3日に開催される「風の盆」で有名な八尾(やつお)の「おわら資料館」へ。途中、神通川の向こうに「富山きときと空港」が見えます。
(空港の向こうにぼんやりと立山連峰。)
「富山きときと空港」は全国で唯一河川敷にある空港。何となく地盤的に大丈夫なのかなと思いますが。(笑) 河川敷ならではで、ボーディングブリッジで堤防を乗り越えたりするとか。ちょっと使ってみたいですね。
「おわら資料館」に到着。
(説明好きの館長さんがいるそうです。)
資料館の横には「越中おわら発祥の地」の石碑が建っています。
(まだ「おわら」のことを学んでいないので、ピンときませんが。)
入館するとすぐにポスターがありました。
(そして館長さんがいらっしゃいました。(笑) さっそくいろいろと説明してくれます。このポスターは17年前のものらしく、踊り手の後ろの地方(ぢがた)の中にご自身が写っているとのこと。(笑))
この後、映像展示館で10分程度のビデオを観ます。館長さんの説明と相俟って、おわらのことがとても良く理解できました。ちなみに、ビデオにも館長さんがちょい映りしていました。(笑)
順路に沿って資料館をめぐります。町ごとに衣装が決まっていて、全町の衣装の説明があります。
(八尾の町は東町などの中心地から周辺に向かって広がっていったそうです。)
ビデオでは女性の着物の帯について、「黒い帯をしているのは、当時どこの家にもあった喪服の帯を使っていることの名残りです。」と解説がありましたが、上の鏡町の衣装はそれですが、東町の帯は金と黒の豪華な市松模様。館長さん曰く、これは町の中心であり銀行など羽振りのいい(力のある)家が多く、他の町と違う帯にしたとか。他の町は反対しなかった(できなかった)そうです。町単位の❝格差❞があったようです。
こちらは春夏秋冬の歌の中での代表的な踊りのポーズを表わしたもの。
(館長さんが春夏秋冬の歌に隠された本当の意味を教えてくれました。)
館長さんの説明によると、春夏秋冬の歌には何とも艶っぽい本当の意味があるようです。
〔春〕揺らぐ吊り橋 手に手を取りて 渡る井田川 オワラ 春の風(=駆け落ちの歌)
〔夏〕富山あたりか あのともしびは 飛んでいきたや オワラ 灯とり虫(=遠距離恋愛の歌)
〔秋〕八尾坂道 別れてくれば 露か時雨か オワラ ハラハラと(=不倫の歌)
〔冬〕もしや来るかと 窓押し開けて 見れば立山 オワラ 雪ばかり(=片思いの歌)
「おわらの由来」。
(確かに地名に「おわら」とはありませんので、越中八尾おわら節の名の由来は気になります。館長さんは第1の説(❝大笑い❞説)を言っていました。)
記念撮影スポットがあります。
(笠で顔を隠すのは、見る人に顔ではなく踊りに注目してほしいから。これも館長さん曰く、夜零時を回ると、笠を取ってもいいとか。ちなみに、この衣装は町から踊り手に支給されるそうですが、25歳?までの未婚者限定だとか。私の想像ですが、町を途絶えさせないための男女の出会いのイベントという意味合いもあったのではないでしょうか。)
館長さんにぐいぐい勧められるがままに、男踊りの「トンビ」のポーズで記念撮影、、、。(笑)
(意外と肩が上がって、まんざらでもない。(笑))
「おわら資料館」、満足度大です。館長さんがいれば所要時間が大幅に増えますが、「風の盆」のことを楽しく学べてラッキーです。「風の盆」、特に夜の部をいつか見てみたいと思いました。
次は昼食へ向かいますが、道中❝アイス休憩❞を。もなかの皮だけを作っているお店が皮を食べてもらいたいがために「もなかアイス」を売っているという、何ともそそられるお店です。
(見過ごしそうなお店です。「最中の皮屋のもなか」、「高野もなか店」、、、店名がいろいろややこしくて混乱します。(笑))
「もなかアイス」、100円。
(抹茶にしました。)
こちらが実物です。
(ゴルフボール大はあるでしょうか。)
食べてみるとかなりハイレベルな一品です。アイスは別のお店のものらしいですが、アイスも皮もとても美味しい。夏場なら、バニラ、イチゴ、抹茶、全種類イケますね。❝皮商品❞も販売中。
(勢いで買ってしまいそうになりましたが、挿むものに困りそうなので、がまん。)
お店を出て景色を見てみると、立山連峰が先程よりもクリアになってきました。
(いい景色!)
昼食までに少し時間の余裕があるので、有名な「散居村」の景色を展望できる高台に寄って行くことに。ベッキーさんおススメの展望台まであと少しという所で、道路が冬季閉鎖、、、残念。閉鎖されている手前から見た景色がこちら。
(ベッキーさん曰く、もっと点在している感じとのこと。)
帰宅後、私の愛読書(笑)「日本の美景」に載っているのではと調べてみました。
(もう10年以上昔から手元に置いているバイブルです。)
ありました! 夜景ですが「散居村」(と漁火)の景色です。
(ベッキーさん、散居村、見ましたよぉ。)
散居村を生では見ることができませんでしたが、ここからも立山連峰のいい景色を見ることができました。
(何度見てもすごい迫力です。)
少し遠回りしましたが、昼食のお店に到着しました。「農家レストラン大門」(おおかど)。
(散居村の家々の特徴そのものです。散居村の景色は見ることができませんでしたが、散居村にあるであろう民家を堪能できました。)
ここから見る景色がこちら。
(肥沃な土地に農家が点在する散居村の特徴そのものです。絶景!)
それでは入店します。
(「大門」、このあたりの地名は「だいもん」とも読むようですが、「おおかど」もエリアの名のようです。深掘りしたくなります。)
富山県民の持ち家比率が高いとか(若いうちに家を持つ)、一戸あたりが広いとか、いろいろ富山の特徴を道すがら教えてもらいましたが、この農家(民家)もめちゃめちゃ広いです。
(テーブルスペースのこの部屋だけも広いですが、まだまだ他にも部屋があるようで、全体が分からないくらいです。そもそも玄関だけで住めそうな広さでした。(笑))
仏壇も超豪華。
(仏壇が豪華なのは呉西の特徴だとか。私の背丈よりも大きい。金もふんだんに使われています。)
晴れ着でしょうか、所々に飾られていますが、どの着物も豪華です。
(この着物の柄と関係があるかどうか分かりませんが、お嫁入もかなり盛大に財を費やすそうです。本家・分家という概念もしっかりしているとか。)
3種類ある御膳のうち、真ん中の「白雪姫」。
(箸袋の裏に書かれていましたが、使われている漆器は、地元で100年以上大切に使われている輪島塗。持つと驚くほど軽く、朱色のしっとり感など、素晴らしい器の数々です。)
そして、並ぶ料理は、砺波の地産地消の健康的な郷土料理でもある「伝承料理」。
(「よごし」は大根の葉をゴマ油で炒めたものだそうです。「ゆべし」はどうも見覚えがあると思ったら、「赤坂浅田」で「ゑびす」として出てきた一品です。)
「具入り丸揚げ」、「ゆべし」、「根菜いとこ煮」などが並びますが、中央のカラフルな3つの玉は「くずきり」。
(左下の四角い小鉢が「よごし」。器の陰になってしまいました。(笑))
地名を冠した名物「大門(おおかど)素麺」も出ています。
(渦巻きのかまぼこは富山名物で、ご一緒した高岡出身のお二人は日本全国のかまぼこが渦巻きだと思っていたそうです。(笑))
大門素麺も説明書きがありました。
(特徴は、真っすぐではなく、手こねで丸髷髪型に仕上げること。ベッキーさん曰く、かなり圧縮して玉にしているので、ゆでると量が激増するらしく、一人前だと割って半分以下にして使うそうです。)
最後にニンジンのデザートが出て来て「白雪姫」は終了です。
(かなりニンジンの味が生きています。甘さ控えめで美味しい。)
「白雪姫」以外の御膳は「恋茜」と「黄小町」。いずれも砺波地区のチューリップの名前だそうです。ごちそうさまでした。
さて、次は井波地区に移動します。井波は木彫りの里として欄間や獅子頭などの伝統工芸が産業です。井波の名刹「瑞泉寺」に駐車して街を歩きます。
(これまで九州はじめ様々な旅先で名刹を訪れていますが、トップクラスの山門の巨大さ。そして、作りの細やかさは随一だと思います。)
山門の下に立って見上げると、龍の木彫りなど、全ての部材に見事な細工がされています。
(一木から彫り出す欄間の木彫りの技術。目を見張るものがあります。)
お寺にしては珍しく、境内は有料エリアになります。本堂が養生されているようですし、有料エリアには入らず、山門下から境内を見て、心の中でお参りして終了としました。
(背景の山を借景として、雄大で荘厳な雰囲気を醸し出しています。養生が取れたらさぞ素晴らしい景色でしょうね。)
木彫りの里の街並みを散策します。
(彫刻師の工房が一番多いですが、歴史を感じる酒蔵などもあります。街並みを美しく見せるために工夫しているなぁと感心したのが、電柱に統一的な街灯を付けて最大限景色を損ねないようにしていること。)
さすが木彫りの里です、バス停も木彫り。
(バス会社は「加越能バス」。呉西エリアはこのバス会社で、呉東は「富山地方鉄道バス」。)
瑞泉寺の駐車場に戻って、「道の駅 井波」にある「井波彫刻総合会館」へ。
(手前の獅子は木工です。)
「世界最大 井波彫刻欄間 十二支の図」。
(「ご自身の干支の前で記念写真をどうぞ」という趣旨の案内板がありました。)
館内は、井波彫刻の歴史や、現在の彫刻師の作品の展示、販売など。工芸品なので基本的には撮影禁止。獅子頭、欄間、天神様(菅原道真公の像)が数的には一番多かったです。お値段は10万円台から100万円を超えるものまで。
ちなみに、井波彫刻がここまで発展したのは、先程訪れた瑞泉寺が過去に何度も焼失し、その都度再建されたためだとか。唯一無二の技術で全国の寺社も数多く担当していることが大きいかもしれませんが、ご当地の文化、お正月など慶事での獅子舞、一家に一像という天神様信仰なども産業を支える土壌となったのではないでしょうか。
「井波彫刻総合会館」を出て、せっかくなので道の駅にも立ち寄ってみました。ベッキーさんによると、ここのレストランのウリは「爆盛」らしく、発祥の地?だとか。
(揚げ物の爆盛、見ているだけで胸焼けしそう。(笑))
ソフトクリームの「十段巻」というのもここが発祥だとか。
(何とお値段200円。「恩返し価格」とはいえ安い!)
道の駅を出発して、次はワイナリー「ドメーヌ・ボー」へ。
(オシャレな建物です。写メに全体が写っていませんが、コンクリート打ち放し以外の壁と屋根は赤ワイン色。)
広大な土地にブドウ畑が広がります。
(目の前はメルロー種の畑。)
1万株から初めて4年目(だったかな)で、現在6万株(だったかな)まで増やしているそうです。
(畑の区画とブドウの品種を印した地図。)
工場見学させていただきました。予約制で、社長が惜しげもなくいろいろなことを話してくれます。
(機械は全て外国製(国の名前は失念しました)。まだ新しい感じです。)
樽はフランス製のオーク樽を使っているそうです。
(アメリカ製は樽そのもの香りが強く、ワインの仕上がりとしてはバランスが悪くなるので、メインはフランス製の樽で、アメリカ製の樽で発酵させたワインは香り付けなどのブレンド用に使っているそうです。)
試飲(200円)と購入ができます。
(まだまだブドウの生産量が十分でないので、足りない分は甲斐地方からクオリティーの高いブドウを仕入れているとか。)
試飲は新酒をチョイス。運転手のベッキーさんはブドウジュースを。
(新酒の白はスッキリとした味わい。けれんみの無い、「ドメーヌ・ボー」の「情熱は伝播する」という姿勢そのものの素敵なワインです。)
ということで、お正月用(あるいは単身住まいでのお楽しみ用)に、試飲した新酒の白と、、、
(ビックリマークのようなエチケットのデザインは、太陽と雫を表現。このエチケットはここのブドウで作られていることを表わしているそうです。)
ベッキーさんが試飲して美味しかったというブドウジュースも購入しました。
(こちらのエチケットのデザインは、甲斐地方など他の畑のブドウを仕入れて作ったことを表わしているそうです。)
工場見学しながら社長が話してくれたこと。
・ワインづくりは収穫から数日で行うことから、出来上がるワインのクオリティーの決め手は、ブドウの出来が90%、その後の工程が10%。よって、いい畑でブドウを育てることが非常に重要。
・富山のこの地は、気温、日照など決してブドウ畑に適地とは言えない。勝沼なども1、2度の気温が上昇してブドウの質に影響が出ている。今はブドウの適地は北海道かもしれない。(それでもこの地でがんばる。)
・ここはご覧の通り抜群の景色なので、近い将来、カフェを作りたい。子どもたちが遊べるアスレチックを備えたキャンプ場も計画している。
・ワインづくりの作業のピークと日本酒づくりのピークはうまい具合にずれているので、人出を融通し合いたいのだが、まだ実現できていない。
などなど。ワインづくりへの情熱と、続けていくためのビジネスとしての工夫を感じるお話でした。
「ドメーヌ・ボー」、とても良かったです。機会があれば再訪して、その後どんな発展をしているか見てみたいですね。
最後の訪問スポットは、鋳物メーカーの「能作」。錫の独創的でオシャレな器などで全国区で有名です。
(仏具工場からスタートし、時代の荒波を乗り越えて、今や全国区のブランドに。私も九州から転勤する時に送別の品でぐい吞みのセットをいただきました。)
観光バスもやってくる大繁盛ぶり。建物に入ると大ホールの吹き抜けになっていて、見せる倉庫の現役の鋳型たちが迎えてくれます。
(全て鋳型。カラフルです。)
1階はショップ、2階は「能作」の歴史などを展示しているコーナー。実際の工場を見ることができます。
(今日は土曜日なので、工場はお休み。平日なら普通に作業されているそうです。)
1階のショップ。クリスマスツリーオーナメントや干支の箸置きなど、購買意欲をガンガン刺激してくる(笑)グッズでいっぱい。
(箸置きはお手頃価格。プレゼントにも最適品。商売上手です。(笑))
鋳物製作体験もできます。
(トレーや小皿など。結構「満席」です。自分で作ったものをプレゼントするという提案。商売上手ですねぇ。(笑))
錫婚式(結婚10周年)を「能作」でできるそうです。(ほんと、商売上手です。(笑))
(人気商品の風鈴。巨大風鈴が屋外に設置されています。カップルや子どもたちに人気だとか。)
「能作」、錫製品が素敵で思わず欲しくなりますが、何とかこらえました。(笑) いただいたぐい吞みを持って帰って一杯やりたくなりました。
これにて呉東・呉西の旅の行程は一区切りです。この後は高岡市街に入って、時間の許す限り美味しいお酒を。(ベッキーさんは家に車を置いてきます。)
15時からやっているという人気店「たかまさ」。
(居酒屋巡りのプロ、太田和彦さんや吉田類さんがふらっと来そうな雰囲気のお店。16時入店。)
まずはビールで乾杯。
(お通しは魚のアラ、イカ、里芋の煮付け。)
食べ物は、昨晩お刺身をたらふくいただきましたので、生魚以外の富山名物を。車中でも話題に出た「かぶらずし」。
(カブにサクラマスを挟んで発酵させたもの。ほんのり甘くて大好きな味です。)
魚のすり身揚げも名物。
(さつま揚げとは違ってかなりふっくら柔らかいです。これも美味しい。)
ベタかもしれませんが、白エビのから揚げ。
(最高です。(笑))
真子(魚の卵)の煮付け。
(うまい!)
確か、カマスの昆布〆。
(ほぼ刺身に見えますが、やはり昆布で〆られていることが分かる旨みです。)
飲み物はビールからハイボールへ。日本酒は、この後ベッキーさんチョイスの日本酒のお店でいただきますので、ハイボールでストップです。今日の旅の話や近況の話などで盛り上がりますが、私が大阪に戻るので、17:30には切り上げて、次のお店へ。
少し歩いて商店街の中にある「酒蔵 盛盛」(もりもり)へ。
(富山の日本酒などを幅広くそろえています。)
ベッキーさんの奥様も合流して、さっそく乾杯を。(本当に今日はお世話になりました。)
すり身揚げの食べ比べを。(笑)
(「たかまさ」のすり身揚げとは違ってボール状。ふわっと柔らかいのは共通で、味も意外と違いはないですね。美味しいです。)
イカ墨入りのイカの塩辛「黒つくり」。
(さすが日本酒のお店。塩辛、塩強めです。)
「ゲンゲの一夜干し」。
(有明海のワラスボ級のインパクトです。「身はほとんどないのでは?」と思って食べると、意外にもしっかりと魚の身を感じます。癖のない旨みのある白身という感じで、ハタハタに近いような。美味しいです。)
肝心のお酒の方は、私の新幹線の時間を考慮していただき、結構なピッチでいただきました。(笑) ちょっと記憶が曖昧ですが、こんな感じのラインアップだったかと。
・玉旭 マザー:日本酒の概念を覆す記憶に残る一本。健康にいい高級酢の味わい。
・玉旭 ブルー:マザーとは一転、本格派の一本。すっきりした万能選手。
・三笑楽:今日いただいた中で一番好きかも。すっきりした中にも一本筋の通った特徴ある味わい。
・幻の瀧:フルーティー&すっきり、ビールからチェンジして最初に登板するのがいいかも。
、、、この他、梵、曙などをいただいたかと。
美味しい料理とお酒、ベッキー夫妻との楽しいお話、名残惜しいですが、19時頃にお開きとなりました。奥様からお土産をいただきました。
(ありがとうございます!)
奥様の運転で新高岡駅に送っていただきました。本当に何から何までありがとうございます。是非またゆっくりとお話できればと思います。
富山2日目も素晴らしい旅でした。
(新高岡駅のコンコースで存在感を放っている巨大兜。高岡開町の祖、加賀藩二代藩主前田利長公が愛用したとされる「銀鯰尾形兜」(ぎんなまずおなりかぶと)の巨大版だそうです。高岡開町400年を記念し、高さ400cm、重さ40kg、高岡の若手職人らの制作。)
新幹線が入線してきました。
(「はくたか」です。)
金沢駅でサンダーバードに乗り換えて、10時半に大阪駅に到着。サンダーバード=揺れて疲れるというイメージですが、行きも帰りもなぜかそれほど乗り心地の悪さを感じませんでした。
無事帰宅して翌日朝、今回の旅で買ったお酒など(「ドメーヌ・ボー」のワインとジュース)と、いただいたお酒(日本酒「富山ブレンド」)を記念撮影。
(「富山ブレンド」、富山の地酒がブレンドされているそうです。ブレンドパターンって初めて知りました。)
この3本を飲む時、きっと今回の呉東・呉西の楽しかった旅のことを思い出すと思います。それもまた旅の醍醐味。富山、必ず旅の計画をして再訪したいと思います。
ベッキーさん、また会いましょう!