ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「そういう遠慮のないところ、いいと思うよ」

2019-04-10 23:56:00 | 家庭生活
今週、月曜日にケン太と買い物に行きました。

前日に「明日、家にいる?買い物に行こうよ」と。
「連れて行って」の間違いでは?

実はなかなか予定が合わず、結構前から「行こうよ」と言われていたのです。
やっと予定が合いました。

靴とカバンが欲しいとのことでしたが、
ケン太のご指定の、まずはイケアへ。





友達に頼まれた物があるということでして・・・
何故、そのために私がケン太を連れて行くのでしょうね・・・と思いましたが。

まずは、グルっと順路に従って歩きます。

久々のイケア。
見て回るだけでも楽しい~
ケン太も見るのが好きだし、急かされることもないし、
ペースが一緒なので、買い物を楽しむことができます。

私もケン太も気ままに彷徨うので、よく見失います。

最近は、ケン太が私を探すことの方が多くなってきたかも。

「俺の後、付いてこないし~」と戻ってきたり、
「もう~ウロチョロすんなよ~」と(笑)

ケン太にとっては、大事なスポンサーですからね。
はぐれたら大変(笑)

友達に頼まれた買い物は、テーブルの脚。
1本250円の、定番商品らしいです。

結局、売り場で見つからず、最後の倉庫のところまで来てしまった。
陳列してある商品の番号を控え、自分でその番号の棚から商品を探すというシステムのイケア。

私ならまた戻って、商品を探すか、店員さんに聞くけど、
ケン太はスマホでサクサクっと番号を調べていましたよ。

スマホで番号がわかると知っていたわけではなくて、
わかるんじゃないかという予想の元に調べて、わかったという。

「ほらね。今はこういうことが出来るようになっているんですよ」とご満悦のケン太。

こういうことは若者にはかなわないですね。







目的のテーブルの脚。
色が、白、黒、ベージュ、シルバー、青と5種類。
「何色だろ?」

色、聞いてないんかい
つか、友達も言ってないんかい!(笑)

友達に電話して、確認できたからいいものの、
連絡つかなかったら、どうすんだろうね。




これも買いました。
中サイズのはあったけど、一番、大きいのが欲しかったので。
イケヤのショッピングバッグ。

これまで、ブルーと黄色の配色のバッグだったけど、新しいデザインが出たんですね。

かなり大きいですが、199円也!
他でも使えます。コストコのピザも入る~!


イケアの後は、ショッピングモールへ。

結局、ランチしただけで、
ケン太の目的のシューズとカバンは、気にいったのがなかったので買いませんでした。



牛タンにしました。

私はレギュラーで、ケン太は厚切りの1.5倍。
お値段も倍近く違うという

もちろん、ケン太の牛タンをもらいましたよ。

最初、運ばれた時に一切れ。
そして、食べ終わる頃。
ご飯おかわりもしたので、お腹が一杯のようで「もう一切れ、食べていいよ」と。

私は遠慮なく、ひょいっと箸で牛タンを掴んだのですが、

「さっき、一番大きいところ持っていったでしょ?今も一番、大きいの選んだよね。
そういうの好き」

「一番、大きかった?選んだつもりはなかったんだけど
でも、それが好きって?」

「大きいの持っていっちゃうとかさ、そういう遠慮のない所、いいと思うよ」

そうなんだ~
この言葉にはびっくり!

この時に、ふと思ったんですが、
以前、ケン太の暴言、暴力があった時、

ほんの些細なことでも引き金になってしまったので、
腫物に触れるかのように接していたんですよね。

そんな時期があったからかなと思った。

親に気を遣われるなんて、子どもにとって決して嬉しいことではない。

遠慮なく物が言えたり、出来たりする。
自然体で緊張せずに家族が過ごせることがなにより。

ケン太はそれを感じとっているのかもしれないね。




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校則がない学校

2019-04-10 00:33:20 | 感名を受けた話
今日、ネットニュースで、興味ある記事を見つけました。

「校則が消えた理由」という記事。

公立中学で校則のない学校があるのだそうです。

かつてはあったけど、10年前に今の校長先生が赴任してきてから、
ひとつひとつ見直していくうちに、最終的には「校則廃止」になったそうです。

例えば、なぜ、靴下は白でないとダメなのか
校長が、生活指導主任の教員に問うと、答えられない。
校則で決まっているけど、なぜ決まっているのか、誰も理由を言えるものがいない。
「それはおかしい」と言うと、「では、紺でもいいことにしましょう」となった。
でも、それも訳がわからない。
白でなきゃいけない理由もわからない。
紺でもいいことにする理由もわからない。
それなら、校則そのものを止めましょう・・・こんなふうに。

校則を廃止するのが前提だったわけではなくて、ほんとうに必要な決まり事なのかを考えていった結果、
「いらない」となったそうです。


校長が先生にいっているルールはただひとつ。
『自分ができないことを頭ごなしに子どもたちに云わない』

校則で決められていなくても、教員は子どもたちに対して「ダメ」と云いがちである。
子どもたちに注意したり叱るのが教員の仕事だと思い込んでいる?
これもダメにしたそうです。

やってはいけないことであれば理由を説明すれば子どもたちも納得するはず。
説明もできないのに押しつけるべきではない。
頭ごなしに抑え込めば、子どもたちが反発するのも当然といえる。
だから止めなければいけない。

実際に起きたこと・・

雨が降ってきても校庭で遊んでいる生徒に『雨が降っているから教室にはいれ』と校内放送した先生がいたそうな。

雨が降ってても、それでも自分で遊ぶと決めて遊んでいるんだから、それでいい。
風邪をひくのが心配なら自分が外に出ていって、そう云えばいい。
放送で頭ごなしに叱るようなことはやっちゃいけない。

そう、校長は叱ったそうです。

子どもたちは、「ダメ」と云われる環境で育ってきている。
だからダメと云われないようにしたり、ほかの子と同じようにしなければならないと思い込んでしまっている。
ダメだと云われることを前提にしていると、子どもたちは何も云わなくなる。
新しいアイデアもだそうとしない。
それでは、得るものが何もない。
やって失敗したら『次はこう工夫してみよう』となる。
それでこそ得るものがある。

子どもたちにとって大事なことはチャレンジすることであり、
そのためには教員が「ダメ」と抑えつけるようなことはするべきではない。



こんな学校があったんですね~
校長先生、素晴らしい~

「ダメ」は子ども達のためを思って言うのだと思います。
でも、貴重な失敗という経験も奪ってしまいますね。

「ダメだと云われないように、他の子と同じようにしなければならないと思い込んでしまっている」

そうなりますよね。
でも、横並びすればいいだなんて・・・
横並びできなくて、不登校になってしまう子もいるのでは?


子ども達が、「ダメ」と云われない環境に慣れるのは1年くらいかかるそうです。
それだけ根付いているということですね。

「ダメ」と言われなくなったからといって、
すぐ自分でどうしたらいいのか?どうするべきなのか?
これまで自分が考えなくても答えを出してもらっていたら、
すぐ思いつくものでもありません。

それまでの思考の癖?を変えるわけですから。
徐々に徐々にですね。

これは家庭でも実践できますね。
いや、家庭でこそやるべきなんでしょうね。



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