息をするように本を読む

初めて読んだ本も、読み返した本も、
ジャンルも著者もおかまいなしの私的読書記録
と、なんだかだらだら日常のことなども

これを食べてはいけない

2014-07-06 10:17:35 | 著者名 か行
郡司和夫 著

何も知らない人が読んだらかなりショックかもしれない。
とくに加工食品が好きだったり、ひたすら底値の食品を
探していたりすると、これらのものへの遭遇率はグッと
高まってしまう。

ただし、鵜呑みにしてあれもこれも避けるというのも現実的では
ないと思う。
山奥で自給自足でもしない限り無理があるし、よくよく知識と技術が
ない限り、栄養バランスを取るのも困難だ。考えすぎると精神的に
参ってしまうのではないか。

で、高校時代にさんざんこういう教育を受け、保育の学校でさらに
上書きをされ、生活クラブだのパルシステムだのとのお付き合いも
20年以上になる私は何も感じなかったかというと、そんなことはない。
改めてやっぱり怖いよねえ、気をつけようと心を新たにした次第だ。

我が家は貧しいわりにエンゲル係数が高い。かといってたいしたものを
出しているわけではない。
豚肉だの卵だの牛乳だのしいたけだの蓮根だの、それなりに安心できて
かつ美味しいと思うものを買い続けている結果である。
あと、加工肉とか冷凍食品はほとんど買わない。
ファストフードもほとんど食べない。
別に食べたくないからであるが、このあたりはかなり危険回避になって
いると思う。
しっかりしたポリシーなどないのだが、美味しくない食べたくないという
本能みたいなものは、それなりに育つのではないかな。
日常的に食べなければ。食べれば慣れるのだろう。

でも、忙しいときはコンビニおにぎりもカップ麺も食べたりするし、
一流店ばかりで外食することなど無理だから、穴だらけなんだけどね。
まあ、気を付けないよりはましです。
で、知識はあったほうがいい。
そういう意味では一度は見ておきたい一冊。