化野燐 著
シリーズだ。『葬神記』の続きである。
前作で大活躍だった考古探偵はタイトルどおり不在。
考古学の学芸員・呉から、半ば強引に出雲の山奥へと
連れてこられた遺跡発掘アルバイトの古屋。
しかし、あるはずだった「鬼の頭蓋骨」は古墳から消失していた。
そして周辺に眼帯をした男が出没していた。
宿泊するセミナーハウスは、かつての学長の趣味で鬼をデザインした
奇妙なつくりになっていた。
そこで連続殺人の幕が切って落とされる。
殺人の犯人はともかくとして、事件の謎や怪しげな人物の正体などは
かなり早い時点で見当がつく。
しかし、古屋はまったく気づかない。
っていうか、彼がひたすらに振り回されるというのが話の主軸だ。
それにしては人がバタバタ死んでいくし、何やらしかけは大掛かりだし、
これは好みが分かれるかなあ。
相変わらず歴史のうんちくなどは面白くて、リズムに乗って読むには
なかなかよかった。
シリーズだ。『葬神記』の続きである。
前作で大活躍だった考古探偵はタイトルどおり不在。
考古学の学芸員・呉から、半ば強引に出雲の山奥へと
連れてこられた遺跡発掘アルバイトの古屋。
しかし、あるはずだった「鬼の頭蓋骨」は古墳から消失していた。
そして周辺に眼帯をした男が出没していた。
宿泊するセミナーハウスは、かつての学長の趣味で鬼をデザインした
奇妙なつくりになっていた。
そこで連続殺人の幕が切って落とされる。
殺人の犯人はともかくとして、事件の謎や怪しげな人物の正体などは
かなり早い時点で見当がつく。
しかし、古屋はまったく気づかない。
っていうか、彼がひたすらに振り回されるというのが話の主軸だ。
それにしては人がバタバタ死んでいくし、何やらしかけは大掛かりだし、
これは好みが分かれるかなあ。
相変わらず歴史のうんちくなどは面白くて、リズムに乗って読むには
なかなかよかった。