かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

逝く人、送る人ともども心の世界が・・

2016-07-09 19:44:03 | アズワンコミュニテイ暮らし

7月公開講座”死んだ時、どうしてほしい”が、7/9(土)
合同墓地”ニルヴァーナの森”をつくった鈴鹿宣隆寺住職
ゆはずさん、海洋散骨で送り人を任じる柳川真一郎さん
のお二人にきていただき、具体的な説明やそこでの体験談
など語ってもらった。会場は鈴鹿カルチャーステーション。
”死”の話題にもかかわらず、30人を越える参加者があった。

宣隆寺住職はお寺が檀家だけのものでなく、ひろく地域
の人たちと身近にありたいと考えてきた。

 

垣根をなくし、オープンな感じにして、合同墓地”倶会一処”には寝釈迦仏
を手彫りした。「誰でも、受け入れできますよ」
寝釈迦の下にお骨が入れば、いずれ自然に還れます。
年2回の永代供養で見守ってくれます。
 


「海洋散骨は違法ではない」という範囲で認められてい
と柳川さん。

実際していること。遺骨を預かる~臼で粉にする~
カヤックで沿岸3キロのところで散骨する~そのときの
写真など届ける。
青森でも鹿児島でもできる。カヤックをそこまで運んで。
51歳で、会社を辞め、海送舎を立ち上げ、専従している。
「もうかりません!」「生活もできません」
カヤックが好きで、若いときから遺言に海に散骨して
ほしい」と書いてきた。妻が、「あんたが死んだら、
できないじゃない?」といわれてはっとした。
そこから、彼の人生は転換したのかな?

お二人の話のあと、聞いていた人との懇談があった。
「死んだら、あとは残った人に”まかせる”っきゃないよね」
「いや、そうともいえない。逝こうという人はこうして
ほしいということは、残った人への愛情の現われかも
しれない」柳川さん。


「残った人が、逝った人とどうつながっていくかという
こともあるね」
「女房が亡くなった。ずっと泣いていた。最近、女房と
話をするようになった。泣かなくなった」




「なんかの形で先祖を供養するというのは、自分一人で
いきているわけじゃないと自覚するいい機会ですね」
ゆはず住職。



講座のあとも、コミュニテイカフェで懇談が続いた。

9月公開講座は、9月10日(土)13:30~15:30、
鈴鹿カルチャーステーションにて。
”自分らしく生きる、素敵に最期を迎える
ーー老いて死ぬということは、私の周りのつながりが
  欠かせないよね
 ゲスト あした葉会 伊世利子さん