花に関心なかったらしい。
とくに、外来のカタカナの名の花々たち。
小学生の頃、何を思ったのか花図鑑を買って、花の
名前を覚えようとしたけど、出来なかった。
先日、安土亮さんのところに、開眼祝いに行った折り、
帰りに、亮さんが仕立てたアマリリスの鉢をいただいた。
すっくと立った茎の上に蕾がついていた。
「おいて置けば、咲くわよ」奥さんの由美子さん。
それが、5月7日。
「ねえ、蕾が開いてきたわよ」と妻小浪が叫んだのは
5月16日の朝。
夕方には一輪、見事に開き切った。
「わあ・・・」
この、自分の目で見る感動は、素人のカメラでは到底
表しきれない。
5月18日三つの蕾が開いた。
あと、一つ残っている。
「ねえ、見て。花が咲きそろってきたら、茎がまっすぐに
なってきた」妻の弁。
安土さんがまだ目が見えないとき、植物園に一緒に
行って、僕が花の名前を声に出して読み、買い物して
いた。
育てるの喜びの上に鑑賞の喜び。
おこぼれにあずかっている。
ラリラリラ理路を開くやアマリリス