かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

月見泥棒

2013-09-21 08:48:13 | アズワンコミュニテイ暮らし

 何日か前、妻がクッキーをつくっていた。

 「それ、何だい?」と聞いたら、”月見泥棒”とか言って、近所の

子どもたちがお菓子をもらいに来るという。

 それが、昨日だった。

 車でわが家に帰ろうとしていたら、なにやら手に袋をもった

子どもたちの群れの遭遇した。

 どんな様子か見てみよう。

 

 中秋の名月。

 往古、子供たちは、竿のような長い棒の先に釘や針金を

つけてお団子を盗んだ。

 子供たちは月からの使者と考えられていたといわれ、...

この日に限り盗むことが許されていた。

 今は、月見どろぼーです」と言いながら、地域の家々で

お菓子をもらう。

 鈴鹿の阿古曽町、算所の子どもたち、地図を見ながら、

おっ月さんのお供えを盗んで廻った。

 

 あとで、聞いてみると、この行事には自治会はかかわって、

いないそうだ。

 阿古曽町や算所に住む若いお母さんの有志が、そういう

行事が消えてほしくないと、もう何年も前から、続けている。

 子どもたちは、二つのグループに分かれ、17軒の家々を

まわった。まだ、学校に行っていない子も混じっていた。

 お菓子をくれる人も、おばあさまだけでなく、若い人も

いた。

 子どもたちから、見たら、この街はどんなに、見えるのだろう。