国産のメーカーの場合、ご存知の通り「多種多様な車種」を排出する傾向にありますが、
個人的な意見を言うと海外のメーカーの場合、国産に比べ決して同じ流れを目指してるとは限らない気がします。
日本のメーカーの場合、車種が違えば同じメーカーのオートバイでもエンジンからフレームまで、
何から何まで違うものを作ります、なので言い方を変えればメーカーの「個性が薄い」イメージです。
それに対して海外のメーカーはある程度の一貫性があって、それを主軸にバリエーションを持つ傾向を感じますよね。
例えばハーレーの場合は、ほぼ全ての車種がクルーザーであり違いと言っても細かな部品に差がある程度です。
また、BMWやドゥカティ、はたまたトライアンフやKTM、アプリリアやハスクバーナに関しても似た様な傾向があり、
同一のエンジンで車種を増やしたり、同じコンセプトで全体的なオートバイ作りを目指してる気がします。
これはお国柄を示すと言うより、逆に「日本製の方が独特」と言う考えの方がしっくりくる感じですかねぇ。(笑)
日本のメーカーはコストを考えて共通部品を使いますが、オートバイのそのものの作りは車種によって全く違う傾向で、
それが器用に応用されてる事で世界に大きなシェアーを獲得してる、販売台数を考えればある意味「成功してる」と言えます。
確かに個性は薄いですが、世界全体を見ればこの事は確実に言えますよね。(笑)
逆に海外のメーカーは歴史や伝統を重んじる傾向で、バリエーションを増やしてもそこから大きく外れる事をしません。
要するに同じ技術を基本として時代に合わせ進化させてるやり方です。
これは「不器用」という言い方が正しいかどうか分かりませんが「シェアーを狭めてる」状況にある事は確かだと言えます。
それだけに「コアなファン」は付きますが、オートバイ好きに対して「万人受け」する訳ではないので、
そこをとっても販売マーケットが「限られてしまってる」ことが事実として言える気がするんですよね。
ボクがよく分からないのは、日本製が世界でたくさん売れてる状況を「海外メーカーはどう見てるのか?」って事です。
我々に真似は出来ないって思っているのか? それとも販売数より伝統が優先と思っているのか?
どうすれば売れるか?ある程度の状態は日本製を見ればわかってるはずですが、あえてそうしない様に思えて仕方ありません。
資本的な問題なのか? それともマーケティングが下手なのか?
いやぁ、日本人意識の強いボクとして疑問は尽きないですね。(笑)
海外のオートバイメーカーの運営は複雑で、提携と言うより親会社がありブランドだけが残ってるだけの傘下にある傾向なので、
自由が効かないのか? いわゆる中小企業と言う枠の中でもがいてるのか?
誰か、このお話を「納得できる説明」で教えて欲しいものです。(笑)