予算100万円以内で買える大型バイク、特に「ミドル級クラス」が昨年あたりから数多く販売されていますが、
中には新車価格が70万円代で買えるバイクも。
エンジンが2気筒以下であることや、排気量が750cc以下である条件こそありますが、
大型バイクでありながら「安くてハイパフォーマンス」なバイクが続々と登場していますよね。
これらの安く販売されてるモデルは共通してコストを抑える「秘策が秘められている」と考えられます。
オートバイを作るにあたって、メーカーが行うコストを抑える方法には、
「素材」の見直しや「部品点数」を減らすこと、
そして最大の問題である「製造コスト&人件費を抑える」ために、東南アジアでの製造が必須であり絶対条件になってきます。
また、素材の見直しに関しては「フレームとサスペンション」など、
どうしても安価なものを使わないとコストが合わなくなってしまいます。
確かに安く作られてるバイクを見るとフレームはスチール製、
サスペンションは正立、ブレーキは1世代古い機構であったりします。
しかし、逆に設計自体は新しいので、車体構造は素晴らしく「乗りやすく速いバイク」だったりします。
ボクが思う国産車の優れている所はここにある気がします。
コストを無視して開発出来る高級なバイクの場合、極端な言い方になりますがどこのメーカーでも作ることは出来ます。
コストを抑えながらも優れたバイクを作ることが出来るのは、やはり国産。
日本車ですね!(笑)
中でも、ボクが特に注目するバイクはスズキ「SV650-ABS」とヤマハ「MT-07」です。
とにかくどちらも安くて性能が良い。
70〜80psのパワーは大型バイクとしてちょうど良いし、軽くて扱いやすくそれでいて速い。
双方スタイルこそ好みになってきますが、素晴らしいバイクと言えます。
スズキ「SV650-ABS」に関しては元々安く提供することを念頭にしてるスズキだけあって、
価格以上の電子制御が装備されています。
また、V型2気筒エンジンであることからスマートなデザインとなってて、昔の400ccクラス感覚で乗れる利点があります。
ヤマハ「MT-07」に関しては「ザ・ハイコストパフォーマンス」と言える車両で、
全てが上手くまとまっています。
各所に安く出来るアイデアが詰まってて、お手本のようなバイクだとボクは思っています。
あとは、もっと沢山売れることで「より安く販売出来る」ようになれば、最高ですね!(笑)