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珍装備が満載!、ヤマハ・GX750。(番外編vol.3644)

2023-06-27 10:25:24 | 日記

生産開始から1970年代初頭まで、特に2ストエンジンを搭載したモデルを得意としてたヤマハも、時代の流れや「環境問題の深刻さ」から、それ以降

4ストモデルの開発に乗り出します。そんな中「GX」シリーズの最高峰で、大型モデルとして1976年にこのヤマハ「GX750」が登場します。特に、

ヤマハが目指したのは設計の時点から「他社のオートバイとの差別化」を図る事を第1の目的として開発されたため、他では見ない「独自のオートバイ」

として誕生します。特に最大の特徴となるエンジンですが、空冷式4スト並列3気筒DOHC2バルブで、正式な排気量が747cc、最高出力は66psで、

最大トルクが6.3kg、車重は乾燥重量で237kgあり、ガソリンタンク容量が満タンで17リットル、市街地での平均燃費が大体17kmと言う感じになって

いました。また駆動系に関してはシャフトドライブが採用されており、面白いのは、現在までの国産から全車両を見返しても「3気筒エンジン」で

「シャフトドライブ」を搭載したモデルはこの「GX750」だけじゃないかって思われる点です。また、ガソリンタンクには「2つのフューエルコック」

があり、通常時とリザーブを別々に分けた仕様になっていました。いやぁ、色々と変わったバイクですよね(笑) で、フレームはスチール製のダブル

クレール式で、ホイールサイズはフロントが19インチ、リアが18インチとなっていました。もちろん機械式のキャブレターに、5速MTのトランスミッション、

全体的なフォルムは、ヤマハの別シリーズとなる「RD」と非常に似通っており、当時のヤマハのデザインを伺(うかが)うことが出来るものとなって

いました。またブレーキシステムはフロントがダブルディスク化されており、リアはドラム式、見た目としてはとてもスマートなデザインとなってて、

初期モデルはマフラーが左右2本出しでしたが、1977年式から集合管に改良されます。更に言うと非常に「丈夫」に出来ており、故障率が低かった事も

後の特徴となります。また最終モデルが1980年までとなっており、この最終モデルのみキャストホイールとなっていました。現在でも一部のマニアに

「珍車」として好まれてる傾向ですが、知らない人には全く知られていない車両の1つかも知れません。またボクがよく言う「迷走期」の時代だった事も

あり、この「GX750」に関しても、色々実験的にオートバイを開発してた事も装備や仕様から伺える感じですよね。特に「2つのフューエルコック」なんて

これ以降、搭載された車両なんて、ないんじゃないでしょうか?(笑) ただ3気筒エンジンに関しては現在「MT-09」や「XSR-900」でも使用されて

いますから、この時代からヤマハにとって実績があったとも言えますよね。で、最後に現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので100万円あたりから、

高いもので120万円前後で取引されている様です。年式やレア感から言えば妥当な価格帯と言えそうですが、車両数は非常に限られており、状態の良いもの

を探すとなると、そこそこ時間をかける必要があるかも知れません。さて、今日はそんなちょっと変わったオートバイ、ヤマハ「GX750」をご紹介しましたが、

いかがだったでしょう!(笑)





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