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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

~初代開拓者の思いによせて~栗原市花山の小豆畑地区できびを播種

2012年06月18日 10時03分58秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 6月10日,栗原市花山の小豆畑地区において3アールの畑に集落住民等約25名が参加してきびを播種しました。
 当地域は栗駒山麓南東部の丘陵地にあり,戦後に開拓地として入植した地域です。高齢化が進んでいますが,行政区長(菅原一之氏)を中心にまとまりがあることから,平成22年に集落力向上支援事業(宮城県企画部地域振興課)が導入されました。集落支援員や宮城大学地域連携センターの支援を受け,集落活性化ビジョン作成やビジョンの実現へ動き始めています。関係機関も加えた話し合いの中から,遊休農地を活用した地域特産物の振興へ向けた第一歩として,きびを栽培することになり,集落住民総出で播種作業を行いました。
 きびは60年前初代開拓者の飢えを癒してくれた思い入れの深い作物であることから,多くの住民が集まり,和気あいあいと作業を行うことができました。そして,秋の収穫祭には昔を偲びながら,様々な加工品を試食することを皆楽しみにしていました。今後,間引きや草取りなど労力を要する作業が続きますが,区長の呼びかけで多くの人に参加してもらうことになっています。
 普及センターでは,平成24年度から「遊休農地を活用した地域特産物の生産と利活用」をプロジェクト課題としており,当地域における地域振興へ向けた雑穀類の栽培と生産物の活用について今後も支援していきます。

   花山小豆畑地区の皆さん      

 

      みんなで並んで楽しく種まき

 <連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター地域農業班

 TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144

 


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今年の図柄は「熱気球に乗るジャイアントパンダ」

2012年06月18日 09時41分21秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 6月2日,栗原市瀬峰地区の水田1.2ha(JR東北本線沿い)を会場に田んぼアートの田植えが行われました(主催:瀬峰地区循環型農業推進会議(愛称エコせみね))。
 5年目となる今年は,東北大学熱気球クラブとコラボし,「熱気球に乗るジャイアントパンダ」の図柄と「エコ・せみね」の文字を田んぼに描きました。田植えには,地域住民や子供会,地元のサッカーチーム「瀬峰FCジュニア」の選手のほか,JA栗っこの青年部,共催団体の関係者ら80名が参加し,事前に小牛田農林高校農業技術科2年の37名が測量・マーキングを行った水田に,色が異なる6つの品種を手植えしました。7月中旬には葉が緑,紫,黄,白,ピンクになり,田んぼにアートが浮かび上がります。さらに,見頃となる7月下旬には,田んぼアートの観賞を兼ねた交流イベントも企画しています。
 推進会議では,「安全・安心・おいしい!瀬峰農場=循環型農場のまちせみね」を合い言葉に,良質堆肥を使った環境にやさしい栽培方法による農産物「エコ・せみね」のブランド化に取り組んでおり,田んぼアートは,「エコ・せみね」ブランドの認知度を高め,循環型農業システムの取組みとして広くPRする目的で平成20年度から開催してきました。 普及センターでは,今後も本活動を支援するとともに「耕畜連携」,「農産物のブランド化」の取り組み成果を栗原市全体に波及させていきたいと考えています。

 

 
「熱気球に乗るジャイアントパンダ」     

 

小学生が泥だらけになりながらの田植え

 <連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班  TEL:0228-22-9404   FAX:0228-22-6144

 


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