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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

色づいた穂が風になびく麦秋を迎え、収穫適期を診断中!

2012年06月29日 16時08分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 美里地域は県内で最も小麦作付けが多く,現在 700haを超えています。
 平成23年産の収量はシラネコムギが301kg/10a,ゆきちからが233kg/10a,1等麦と2等麦の割合は99%以上と,収量・品質とも県内トップクラスです。
 今年も麦の穂が色づいてきましたが,収穫適期をより的確につかむため,普及センターではJAみどりのと協力して収穫前の穂水分測定を実施しています。これは北海道中央農業試験場が開発した技術で,小麦の穂水分は成熟期までは1.5%/日,成熟期以降は3~5%/日ずつ低下するという規則性を利用して,採取した穂の水分と,乾燥機に入れた後の水分の差から収穫適期を診断するもので,収穫の半月位前から予想が可能です。
 今年は6月19日~22日にかけて76点の測定を実施しました。最も早いものは6月27日頃から,多くは7月1日頃から収穫適期という診断になり,積算気温から見た収穫適期とほぼ同じとなりました。
  管内では,6月25日から刈取り前の現地検討会が開催されており,この測定結果も活用しながら適期収穫を呼びかけ,高品質麦が収穫できるよう生産者を支援しています。

 <問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班
   TEL 0229-32-3115         FAX 0229-32-2225

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