平成24年6月15日に,直播栽培に取り組んでいる農業者やこれから取り組みを計画している農業者,関係機関など41名が参加して,登米市及びみやぎ登米農業協同組合との共催で水稲直播栽培現地検討会を開催しました。
米価の低迷が続いている中,水稲栽培の一層の低コスト化が必要となっており,対応技術として水稲直播栽培への関心が急激に高まっています。
このような状況の中,直播栽培には多様な栽培方法があり,そのいずれにおいても収量や品質のばらつきが大きく,栽培技術向上による収量・品質の安定的確保が求められています。
現地検討会は,中田町の乾田直播栽培1か所,迫町の湛水直播栽培2か所(カルパー,鉄コーティング各1か所)を巡回して実施し,各ほ場の耕種方法の紹介,栽培農家の感想,普及センターから生育調査結果や今後の管理の留意点について説明を行いました。
参加者からは,出芽までの水管理や雑草防除,倒伏対策などに関する疑問や意見が多く出され,活発な意見交換が行われました。
次回の現地検討会は収穫前の時期に予定しており,普及センターでは今後も直播栽培の技術向上と普及・定着に向けて支援していきます。
〈連絡先〉
宮城県登米農業改良普及センター
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603
FAX:0220-22-7522