平成24年6月6日(水)にJA名取岩沼の増田支店加工施設で,JA女性部員を対象に地元産食材を使用した加工研修会を開催しました。
当日は,女性部員22名が参加し,当普及センター職員が講師となって地元産いちごを使った「ジャム」と,それを使った「ムース」の実技研修を行い,農産加工の技術に磨きをかけました。
研修会は和やかな中にも真剣な雰囲気で進み,受講者は額に汗をしながら熱心に受講していました。参加者の中には,いちごジャムを作ったことのある経験者も多くいましたが,今までは勘と経験に頼って作っており,ペクチンのゲル化の原理,作りたいジャムの形態により異なる砂糖やレモン果汁の投入タイミング,ジャムの煮詰め終了を判断する「スプーンテスト」等については,今回初めて知ったという方が殆どでした。
また,今回は「ジャム」の他にその応用として「ムース」の試作も行い,受講者は忙しく手を動かしながら,ジャムの新しい利用方法について勉強しました。
試作が終わり,自分たちの作ったジャムとムースの試食・評価をしたところ「今回の研修会は大変参考になった」という声が多く聞かれました。
普及センターでは,今後も地元食材の活用提案により,地域農業の振興を支援していきます。
<連絡先> 亘理農業改良普及センター 先進技術班
Tel. 0223-34-1141 FAX.0223-34-1143