宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

震災から復旧し,生産開始したいちごハウスで幼稚園児のいちご狩りが行われました

2012年06月14日 15時56分50秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成24年6月8日,南三陸町入谷地区でいちごを生産している西城善昭さんのパイプハウスで,地元の幼稚園児を対象としたいちご狩りがおこなわれました。
 西城さんは,東日本大震災による津波で住居といちご生産施設をすべて失いましたが,昨年東日本大震災農業生産対策交付金を活用したパイプハウスのリースを受け,志津川地区から入谷地区に生産拠点を移していちごの生産を開始しました。
 今回のような地元の幼稚園児を対象としたいちご狩りは,震災前も実施していましたが,昨年は実施できませんでした。西城さんは,「いちご生産を再開して,シーズンの最後にいちご狩りを子供達にさせることができて本当に良かった。」と話していました。
 当日は,南三陸町志津川と入谷の2つの幼稚園児約90名を受け入れました。
 園児達は,ハウス内で思い思いにいちごを摘み取っては食べ「おいしい」と歓声を上げていました。
 西城さんのハウスでは,いちごの出荷はほぼ終了し,今後はハウスの片付けと9月定植用苗の管理作業に入ります。
 現在,南三陸町では震災で被災した生産施設の復旧が進んでいますが,普及センターでは引き続き被災農家の経営再開と再開後の技術と経営に対するアドバイスをしていきます。

 <連絡先>
 宮城県本吉農業改良普及センター
 先進技術班
 〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
 電話 0226-29-6044


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高品質のぶどう作りに向けて栽培講習会を開催

2012年06月14日 13時35分42秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  去る平成24 年6月8日(金),丸森町市民農園管理組合不動直売会員を対象に,ぶどうの栽培講習会を開催しました。直売会では,平成13年から水稲育苗ハウス等を活用したぶどう栽培に取り組み,生産物を不動直売センターで販売しています。

 講習会当日は,会員と丸森町農業創造センター担当者が出席し,現地ほ場での摘房・整房等の実技指導を交えながらぶどうの房づくり技術の講習を行いました。ぶどうの房づくりは,作業のタイミングや良否で果実の品質を左右する重要な作業です。参加者からは,樹勢管理,房づくりや病害虫防除に関すること等について質問が出されるなど,栽培技術向上の意欲が伺えました。今後,普及センターでは,ぶどう栽培技術向上に向けた取り組みを支援していくこととしています。

 〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 

       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138


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