言うは易し、行うは靖

三浦 靖の成幸者をめざす

空席

2013年11月19日 | Weblog
昨夜は、波根まちづくりセンターでの報告会でした。

「雪起こし」と思われる雷が鳴り響き、我々の話す声が掻き消されてしまう程でした。

そんな悪天候の中にもかかわらず3名の参加者があり感謝申し上げます。ありがとうございました。

確かに会場では空席が目立ちますが、「やまざる」さんのコメントに励まされ、懲りずに諦めずに頑張らなければなりません。


本日、臨時議会が開かれました。

議案は人事案件であり、教育委員会委員と公平委員会委員、監査委員の任命・選任同意です。

教育委員には大国教育長の再任、また岩根教育委員長に代わり、梶伸光氏が任命されました。

公平委員会委員の河原氏と監査委員の丸山氏は再任です。

そして、注目の副市長人事は蓮花副市長が退任されることになり、しばらくの間、空席という状況となりました。

大田市職員生え抜きの蓮花副市長は、まさにミスター大田市役所であり、豊富な経験と知識で安定した事務方のトップとして職責を全うされてきました。

議会では舌戦を交えることもありましたが、的確な答弁にはいつも敬服していました。

さて、副市長の職務とは、地方自治法の167条に「副知事及び副市町村長は、普通地方公共団体の長を補佐し、普通地方公共団体の長の命を受け政策及び企画をつかさどり、その補助機関である職員の担任する事務を監督し、別に定めるところにより、普通地方公共団体の長の職務を代理する。また、第2項、市町村長の権限に属する事務のうち委任を受けたものについて、執行する」と規定されています。

東日本大震災では町長が行方不明となり、副町長が職務代理者として陣頭指揮をとられた自治体もありました。

つまり首長に何か不測の事態があった時に職務代理者となる重要なポストであります。

近隣自治体では、議会の同意が得られず空席となったケースを聞いたことがありますが、後任が見つからず空席というのは危機管理上において大きな問題があります。

副市長人事は市長の専権事項ですので、ただ意中の適任者がいないということでの空席、今回の事態は極めて準備不足と言わざるを得ません。

市長3期目の門出に水を差すようで申し訳ないとは思いますが、「大田市は人材不足です」と言っているようなものです。