言うは易し、行うは靖

三浦 靖の成幸者をめざす

12月定例議会開会

2012年12月06日 | Weblog
本日、12月定例会が開会しました。

議長が諸般の報告をされ、3つの常任委員会の行政視察報告があり、次に2つの特別委員会の中間報告、さらには閉会中に審査された付託案件の結果報告と計6名の委員長報告が続きました。

私も行財政改革特別委員会の委員長報告を行っています。

以下の通りです。

 それでは、9月定例会終了後、閉会中に2回開催しました行財政改革特別委員会の報告をいたします。委員会における審議内容・主だった質疑・意見を報告いたします。

 まずは10月3日、第4回についてです。当日は、蓮花副市長をはじめ、関係する多くの部長に出席していただき、第二次大田市行財政改革推進大綱・実施計画の23年度実績についての説明を受け、質疑を行いました。事前に資料を頂戴し、委員各位、熟読の上、活発に議論いたしました。主な質疑は次の通りです。
 1点目、23年度、大田市で初めて実施された外部評価に関して、事業を数値化することは時間と労力を膨大に要する作業であり、また、評価委員の十分な事前準備が非常に困難であることなど課題も多く、賛否両論の中、解り易く表現すれば、結果的には外部評価そのものが事業仕分けされたということになり、今年度の実施は見送られ次回開催の目途はたっておらず、市議会において当行財政改革特別委員会が設置されていることや様々な機会を通じて、議員各位より意見具申をいただきたいと執行部からの答弁がありました。
 2点目、情報公開と情報共有に関し、各種計画に対するパブリックコメントの伸び悩みが懸念されるという意見に対し、インターネットや出先機関を十分に活用し、他市の状況を参考にしながら、より良い手法を考えていきたいとのことでした。
 3点目、定員管理・給与の適正化について、職員の定員適正化計画の進捗に伴い、人件費抑制額2億1600万円という効果をもたらしており、引き続き、数値目標達成に向け、事業展開するとのことでした。さらに、職員数の年次別一覧表を追加資料として提出いただいています。

 次に、11月14日開催の第5回ですが、蓮花副市長をはじめ、富田総務部長、ほか担当課長に出席いただき、かねてより懸案の入札制度に関して集中審議を行いました。
 なお、大田市議会基本条例の理念である、市民との積極的な意見交換行い、その意思を的確に反映しうる合議体としての責務を果たすべく、10月31日に、事前準備として当特別委員会全委員と建設業関連4団体の代表者の方々と入札制度に関しての意見交換をさせていただいておりますことを申し添えておきます。
 委員会では、委員各位より、先の意見交換会で頂戴した要望を執行部に対し伝え、より一層、公平性、公正性、透明性を重視しつつ、入札制度改革に取り組むことを具申し、来年度、実施に向け、検討作業中であるとの答弁でした。
 委員会で取りまとめた入札制度改革に関する具申内容は、
1、 電子入札等の早期導入に取り組み、さらには透明性を高めるために大田市独自の工夫を検討すること。
2、 積極的な情報公開の観点から、入札後の工事内訳書の公表を行うこと。
3、 公共工事の地産地消を推進し、地元業者の育成に努めること。以上です。
 
 新年度に向け、検討中の入札制度改革においては、特別委員会からの提言に十分留意いただき、取り組むことを強くお願いいたしまして、行財政改革特別委員会の中間報告といたします。



本会議終了後、全員協議会が開催され、
①三瓶山国立公園指定50周年記念事業について
②音声告知端末の普及について
の2件が議題でした。

①は、来年、三瓶山が昭和38年に大山隠岐国立公園に指定されてから50周年という節目を迎えることから様々なイベントが催されます。
実行委員会が各種団体により構成されるそうです。
50周年を契機として、何がしたいのか明確にテーマと目標を設定し、事業を推進していただきたいものです。
実行委員会の事務局は、観光振興課ではなく環境衛生課ということで、いろいろな意味で期待しています。

②は、音声告知端末の普及のために、経済的弱者に対し、更に上乗せ助成を図るというものです。
とりあえず苦言は呈しておきましたが、主戦場は常任委員会です。