言うは易し、行うは靖

三浦 靖の成幸者をめざす

6月一般質問

2012年06月15日 | Weblog
今議会の一般質問です。


私は、先に通告しました「教育旅行の受入れ体制の推進」について、一問一答方式で質問しますので、執行部の皆様には簡潔明瞭に答弁いただき、これまで以上に、議論が深まるようご理解いただきたいと思います。

昨年12月定例会におきましても同様の質問をしています。
世界遺産石見銀山と国立公園三瓶山を核とする多くのすぐれた観光資源を有する大田市において、教育旅行・修学旅行の誘致に対するその必要性と重要性に関しましては、執行部の皆様とは共通した認識であったように記憶しています。
今回は、この教育旅行の誘致と様々な受入れ体制の整備方について、ここ半年間の取り組み状況を具体的に質問したいと考えています。
まず一つ目に、前回もご紹介いたしました財団法人・日本修学旅行協会に関することです。おさらいとして、協会の概略を申し上げますと、1952年に設立されました文部科学省や国土交通省などの公益法人であり、修学旅行を中心とした学校における旅行、集団宿泊的行事を広く教育旅行としてとらえて、教育旅行が安全、低廉かつ適正に実施されるよう、広く情報発信などをされています。また、修学旅行に関する相談や助言も行っていらっしゃり、月刊誌やデータブックの発行、修学旅行を中心とした教育旅行の実態、それから、シンポジウム、セミナーなども開催されており、学校関係者ばかりでなく、修学旅行を誘致しようとする全国の自治体関係者からも参考にされている団体です。
この財団法人日本修学旅行協会が、さきごろ、月刊誌「教育旅行」の取材として島根県へ視察に来県されたそうです。その行程中には、大田市にもお出でになったそうですが、その時の状況と対応方について伺います。いつ・どこへ・そして、だれが大田市の魅力を紹介するために随行されたのか、お聞かせ下さい。

次に、修学旅行を受け入れるに当たって、最も重要な体験メニューの策定に関してです。
前回の質問でも「都会地ではできない自然体験、第1次産業関連の農作業など農業体験、地場産業や伝統工芸に関するものづくり体験、単なる施設見学や学習に加えまして、さまざまな体験プログラムの作成が急務だと考えているところであり、本来であれば観光協会がその主体となるべき」と答弁されていますが、体験メニュー・研修プログラム作成の進捗状況をお聞かせ下さい。世界遺産登録5周年事業で多忙な日々を送られている関係者の皆さんに、そんな余裕があるとは到底思えませんが、いかがでしょうか。

最後に、宿泊等の受入れ体制の整備についてです。
これは何も新しい宿泊施設を建設すべきと主張するものではありません。既存の国立三瓶青少年交流の家と北の原キャンプ場、山村留学センター、この3つの公営施設と志学地区にある民間の宿泊施設をどのように連携をして教育旅行を受け入れるのかということや、温泉津地区の温泉旅館、波根の旅館などを有効に活用して、更には民泊をシステム化していき、団体旅行の受け入れで、どうしても宿泊先の確保が障害となってきたという課題の解決につなげなければならないと考えます。前回の答弁では、「関係団体と連携を図りながら、取り組んでいく」とのことでしたが、その後の状況をお聞かせ下さい。