言うは易し、行うは靖

三浦 靖の成幸者をめざす

来年度予算

2009年12月29日 | Weblog
 先般、鳩山内閣は平成22年度当初予算の政府案を閣議決定しました。
 
 一般会計総額で過去最大の92兆2992億円となり、新規国債発行額は44兆3030億円と空前の規模となりました。ちなみに税収は37兆3960億円。国債発行額が税収を上回るのは当初予算ベースで戦後初のこととなります。一般家庭に置き換えた場合、収入よりも借金が上回るという異常事態です。
 マニフェストで掲げていた「子ども手当て」や「農家戸別補償」など公約通り実行されるようで、来年3月に衆議院を予算案が通過するころにはマスコミから選挙目当てのバラマキと批判されるのが予想され、野党・自民党も財源不足やプライマリーバランスと声高に攻撃を仕掛けると思われます。財政規律を守り、後世へのツケつまり借金を減らす努力は当然しなければならなりません。日本の信用力・国債の発行も未来永劫続けられるものではありません。とはいえ、ある程度の経済活性化は必要不可欠で、日本経済の潤滑油・特効薬である景気対策は時期を間違えると取り返しのつかないことになりかねません。
 国民が圧倒的な支持で誕生させた鳩山政権です。国民自ら見守って監視しなければなりません。有権者としての責任から逃れることは許されませんので。
 
 3ヶ月後に迫った大田市議会議員選挙も有権者としての責任を持って投票していただきたいと切に願うものです。