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日本辺境論 (新潮新書) 価格:¥ 777(税込) 発売日:2009-11 |
今年最後の本は、
大好きなウチダ先生・・・。
いつものことですが、
スッゴク面白かったです・・・。
777円の新書ですが、
私にとっては、77,000円くらいの価値。
(養老孟司さんも絶賛。)
著者によると、日本人ほど、
自国の文化論が好きな国民はいないそう。
(確かに、私も大好き・・・かも。)
日本人が辺境人であるということについて
様々な文献から引用しています。
例えば、丸山眞男は・・・
「日本人はたえず外を向いてきょろきょろして
何か新しいものを外なる世界に求めながら、
そういうきょろきょろしている自分自身は
一向に変わらない。」
その他、梅棹忠夫「文明の生態史観」や
川島武宜「日本人の法意識」。
アメリカのオバマ大統領は、就任演説で
アメリカの理念を建国のときに求めましたが、
その演説を受けた日本の総理大臣は、
日本について、「世界第二位の経済大国として・・・」と述べました。
これは、ロックのミュージシャンが
「オリコンチャート二位の音楽家として」と発言することと同じで
かなり“ナンセンス”な発言だそうです。
(で、これをヘンだと思わない国民も問題。)
つまり、日本というのは
他国との比較を通じてしか、国家戦略を語れない国。
でも、こういう国だからこそ、
「学び」に対する効率はものすごくいいし、
外来の未知のものに対する
見極めの感覚が鋭いのだそう。
“辺境人”としての日本人の成り立ちを、
日本語の特殊性から説明した最後の部分は
「トリプルアクセル!!」という感じでした。
今年も今日で終わりですね。
1年間、美味しいそうな記事や、面白そうな本の記事などを読ませていただきました。
ありがとうございます。
今年最後の本、「日本辺境論」、私も読んでみようと思います。
それでは、良いお年をお迎え下さい。
今年も宜しくお願い致します。
お互いにブログ頑張りましょうね!
今年もumekoさんの記事を楽しみに
参考にさせていただきます♪
良い一年になりますように。
こんばんは。コメントありがとうございます。
「日本辺境論」は、かなり大風呂敷な感じの本です。(でも時間軸をしっかり意識して書いています。)
内田さんの文章は、大学入試によく出るのですが、好みが合うかどうかは、一度「内田樹の研究室」というブログで確認したほうがいいかもしれません。
(私は大好きなんですけど・・・。)
2010年もよろしくお願いします。
たかさんへ
明けまして、おめでとうございます。
ブログ頑張ります!
たかさんのブログも楽しみです!!
苺茶さま
明けましておめでとうございます。
うれしいです・・・。励みになります。
多分今年も路線は変わらないと思いますが、よろしくお願いします。