「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

越前漆器の町・河和田にて、アートで町おこし

2014年09月23日 | 福井のミミより情報

畑のある鯖江市河和田地区は越前漆器の町。ちょっと路地を入ると、木地、塗り、など工程ごとに分業化された漆器職人さんの工房があります。その河和田地区で、10年前の災害時のボランティアがきっかけで町おこしアートに取り組む学生とのコラボレーションで、町中にアートを飾ったり、路地に出店を出したりして、路地をぶらりと歩いてもらおうというイベントが開かれました。

  

普段はなかなか入りづらい職人さんの工房が解放されていて、そこで掘り出し物が売られていたり、古民家を利用して学生がカフェを営んだり、ギャラリーが開設されていたり、路地ではフリーマーケットや出店が出ていたり…。町中にそこはかとなくアート作品も飾られ、天気も良いので結構な数の人も街歩きを楽しんでいて、なかなか良い雰囲気です。

  

路地の奥にあるその名も漆器神社では、4年に一度しか開帳されない漆塗りの格子天井を見ることができました。

 

瀬戸内国際芸術祭や越後の大地の芸術祭など、アート作品展を通した地域活性化が盛んですが、ここでもこじんまりとした街の中に学生と地元の人たちとの取り組みがコラボレーションしていて、また地元の人の話に聞き耳を立てていると、地元の祭りに学生が参加して大いに盛り上がるなど、地域コミュニティにも新たな風を吹き起こしてくれているようです。

通り沿いの民家を解放した臨時食堂で、地元の人によるうちたてのおろしそばを越前漆器で食べながら、そんな手ごたえを感じました。

 

ゴールは、漆の里会館。最近できた越前塗の小型山車には、東尋坊、一乗谷朝倉氏遺跡、呼鳥門、西山公園のレッサーパンダなど、観光名所が描かれています。これぞ職人技。

 

 

 


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