「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

善光寺御開帳

2015年05月12日 | 小さな旅

高野山開創1200周年の後、巡礼の旅は7年ぶりの善光寺御開帳へ。善光寺は、長野出張の度に境内は訪れるのですが、御開帳に行くのは初めてでしたでしょうか。

行った日は、御開帳期間中最も重要な儀式が行われる日と言うことで、混雑を避けてまずは門前町をぶらぶらしながら行きました。駅で草笛のくるみそばを食べたばかりでしたが、とりあえずおやきもゲット。「おやきで町おこし」が有名な小川の庄のおやき、りんごとシメジが美味しかったです。

 

仁王門をくぐったところで、すや亀の味噌ソフトクリームも。

さて、御開帳。この日は稚児行列を先頭にお坊さんが大勢行列する荘厳な法要があったようです。(夕方のニュースを見て、その行列にドローンが落下、という事件があったようですが)我々が境内に入ったは、その行列がちょうど戻ってきたところでした。浄土宗のお上人様が本拠とする大本願で、その稚児行列の子供たちを見ることができました。

伊勢神宮の式年遷宮に合わせて、摂社もすべて遷宮されるように、善光寺御開帳に合わせて、周囲のお寺でも回向柱が建ち、七色の幕が張られるんですね。

そして、善光寺の山門(拝観料500円)へと向かおうとしたとき、大行列を目にしました。

これは前立本尊と結ばれる回向柱に触るための列でした。さすがにこれは並んでられないと思い、とりあえず山門の上に上りました。はいつくばって登るような急な階段の上には、文殊菩薩と四天王像、弘法大師と四国八十八か所の本尊を模した仏像などが並んでいました。何よりも、この行列に驚きましたが。

ここから本堂までも、回向柱に触る人の大行列が伸び、さらに前立本尊を近くで見るための内陣に入るためにも行列ができています。この行列はパスして、頭に宝印を押しあててもらい、極楽浄土が約束されるというご印文頂戴をしてもらい、この日は宿に入りました。

 

次の日の早朝、善光寺から徒歩10分ほどの宿をとったので、早朝に行けば空いているだろうと思ったのですが、朝5時半前に数百人が行列を作っていました。目当ては、朝のお勤めのために本堂へ向かうお上人様に数珠で頭をなでてもらう御数珠頂戴。こんな大勢でできるのかと思いましたが、きちんと露払いの人が「もっとも前に詰めて、合掌して頭を下げて」と案内してくれて、その通りに人混みの隙間に入り込んで頭を下げていると、一人一人の頭を数珠で撫でてくれました。(赤い傘の下がお上人様)

そして、お上人様が通過した後は、皆一斉に回向柱へ向かい、手や額を押し当てて、五色の糸で結ばれた前立本尊とのご縁を願っていました。

 

その後は、内陣観覧券(500円)を購入して内陣へ。ここでも、朝5時半からの朝のお勤めを見るのに大勢の人がすでに行列しています。行列をしながら、和尚さんが大勢でお経を唱えるのを聞いてありがたい気持ちになり、前立本尊の扉が開かれると、いよいよ内陣へ。読経の声を聴きながら、煌びやかな一光三尊阿弥陀如来像を拝観するのは、なかなか恭しい気持ちになりました。

2週間ほどの間に、開創1200周年の高野山、式年遷宮を終えた直後の伊勢神宮、御開帳の善光寺と周り、後厄の年になんだかありがたい気持ちになりました。


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