「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

高野山にて

2015年04月30日 | 小さな旅

開創1200周年を迎えた高野山に行きました。東日本大震災の翌月に訪れたので、4年ぶりになります。今回訪れて改めて感じたのは、高野山というのは、数多くのお寺や墓所が集まる正真正銘の「祈りの場所」であり、はるか昔から信仰を集める存在であったということです。

まずは、山麓の寺社を参拝。こちらも世界遺産に指定されているんですね!

 

高野山を開いた弘法大師の母上が滞在した慈尊院は、女人禁制だった高野山の歴史を物語るお寺で、子授け、安産、乳がん平癒など、女性のお願いにご利益があるそうです。お守りも女性の乳房をかたどったもの。こちらでも、開創1200周年を記念した御開帳が行われていました。壇上伽藍の根本大塔を思わせる塔が、高野山に来たということを感じさせます。

慈尊院から石段を登ったところにある丹生官省符(にうかんしょうぶ)神社は、この土地の神様である丹生明神と、黒と白の2匹の犬に扮して弘法大師を高野山へと導いた狩場明神を祀る神社。導き(縁結び)の神、安産子授けの神として知られているようです。静かな境内には、犬に導かれた伝承を示す大きな絵馬のほか、世界遺産を示す幟、開創1200周年を知らせる幟が建てられ、由緒ある神社であることが感じられます。

 

そこから高野山へと車で15分ほど登ると、紀伊国一之宮とされた丹生都比売(にうつひめ)神社。天照大御神の妹神「丹生都比売大神」を祀り、弘法大師も、このご神領を借り受けて高野山を開いたとか。淀君が寄進したという朱塗りの太鼓橋が印象的。全国にある丹生神社の総本山らしく、拝殿は丹生(=)水銀の赤色)が目立ちます。

 

高野山の入り口として、どれも身が引き締まるような静寂な空間でした。

 


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