「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

小浜の放生祭(ほうぜまつり)

2012年09月16日 | 福井のミミより情報

命あるものをいただいていることに感謝し、捕獲した魚や鳥獣を野に放す仏教の放生会(ほうじょうえ)に
ちなんだ小浜の放生祭を見る機会がありました。

かつての城下町であり、京への魚などを水揚げする商人町であった小浜で、
二日間にわたり、12の地区の神楽や神輿、囃子などが町を練り歩き、
八幡神社に奉納される、若狭地方最大のお祭りだそうです。

小浜の街は、小浜西組といわれる一帯に、昔ながらの町人の町屋が残り、
風情ある街並みを醸し出しています。
「ふくいの伝統的古民家」という表札が掲げられた家も多数あります。

その街並みに、朝から、笛や鉦の音が鳴り響き、法被を着た地区ごとのグループが
暑い中を練り歩いています。

街並みのところどころには、本陣といわれる場所が地区ごとの拝所となっているようで、
兜や獅子舞の面や榊が飾られており、練り歩く一団は、その本陣の前で囃子や舞を披露しながら、
八幡神社を目指します。

昔ながらの細い路地に笛や太鼓の調子が響くからか、
「懐かしい感じの日本の祭り」という感じがします。

二日目には、すべての神楽や囃子のグループが一堂に会する盛大な催しもあるようですが、
お囃子の練り歩きを街角で眺めるのも、しめやかで情緒がありました。


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