ブルーシャムロック

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面馬家の野望/9

2008-12-18 21:43:55 | 逆襲の藤隆

「時間を捩じ曲げる。という事を知っているかね。」
遷の話を聞いていた仙三郎は
「はぁ。」
という顔をした。
「出木杉を殺した男は、おそらく歴史を変えたかったのだろう。」
遷は、座っている椅子の近くにある書架から、恐ろしく古い本を出した。
時代からすると明末清初というぐらいだろうか。
面馬長老傳と書かれている。
「だからだ、この中に、歴史を見ることが出来る物は、歴史を捩じ曲げる事を
すると・・。おそらく犯人は、出木杉がまんまと生き延びた行く末を見て、
出木杉を追いつめ、殺害を決意したのだろうな・・。」
と漢文で書かれた文章を仙三郎に指した。
「他に闇を司る男が出てくることを感じては居なかったのかもしれない・・・。」
仙三郎は遷を直視していた。
また話は秋田に戻る。
「くだんの、犯人のこと、東北連邦警察の議長に言いますか。」
クィベックの部下が言った。
其れを聞いたクィベックは・・・。
「そうだなぁ。でも信じないと思うよ。」
と軽くあしらった。
おわり

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