ブルーシャムロック

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純情の秋田市に捧げる牡丹/7

2008-11-19 21:35:28 | 信・どんど晴れ

「あの2人不思議と馬が合うよね。」
久留美が淡雪にささやく。
「うん。似たもの同士なのかも。」
少し燥いた感じの淡雪の口調。
「最初、佳奈ちゃんに出会ったときは、何とも彰ちゃんに似たような物を
感じたわ・・・。」
と、淡雪の言葉に
「でも、淡雪もあの彰という人を避けているような・・・。」
と心配をした。
「そうねぇ。なんだか彼女が少し鬱陶しくなったのかな・・・。」
淡雪はそういって里芋を剥きだした。
再び佳奈と彰の会話に戻る。
「へぇ。平成ウルトライダーか。」
と傍らにあったテレビ雑誌を見て佳奈がつぶやいた。
「平成ウルトライダーか。私にとってはウルトライダーは篠田弘だと思うけれども・・。」
と彰が話題に乗りかかってきた。
ウルトライダーとは佳奈たちが住む世界では、伝説の特撮としてなだかい作品で
今なお、是にInspireされたアニメ・特撮関係者は多い作品である。
「実は加計呂麻島の実家にウルトライダー全話を入れたVideoがあってさ。小学校
1年の時にケーブルテレビで放映されていて嵌ってしまって・・・。」
彰は少し考えて・・・。
「確か、それ秋田でも放映されていたよ。えっ奄美の方でも?!」
佳奈は黙って頷いた。
「私も確かそれで最初に見た・・・。周囲の人からは渋い選択だと言われたけれどもね。」
佳奈と彰の会話を聞きながら、淡雪は・・・。
「今度高校時代の友人と繁華街で新年会があるのよ。久留美も連れていこうかと思っている。
あそこの2人も来るかもしれない・・・。」
と言った。
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