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加計呂麻島余話_2

2011-02-13 18:04:09 | 信・どんど晴れ
「飴か。」
小禄は黙りながら、佳奈の話を聞こうとした。
「まあ、この追浜彰、蛇が嫌いでな。椋鳩十という作家の本を読んでだな、ハブが嫌いだという。」
佳奈はにやにやしながら、黒糖をつまみながらハイビスカスティーを飲む。
「ハブって秋田にはいないから余計怖いよ。」
小禄は表情が厳しくなった。
「ああ。秋田にはMamushiがゐるはずだがね。」
佳奈は、うーんという顏をしていた。
「三浦金沢市から、鎌倉あたりの山にいるMamushiは、毒が強くない。でも、最近沖縄本島には
サキシマハブとの交雑しているのがいるから、奄美のホンハブより毒が強いから・・・。」
小禄は、一緒に行った彰をからかっているのかと思っていた。
「どうだか・・。まあ安心させてやった。私もこうやって生きていると・・。」
佳奈は小禄の表情を見ていた。
小禄自身、表情は明るくなっている。
つづく

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