ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

必勝寺文書が語るもの

2017-10-10 17:26:38 | 逆襲の藤隆
「ふぅ。小さな国の領主というものは大変だな。」
私は、 q 県の、小さな町 y 市の必勝寺という寺に来ていた。
ここの領主というものは、戦国時代から江戸時代にかけて、この地域を統治したのだが、
両隣りに甘辛藩と苦味藩という大国に挟まれた小国だった。
言い忘れたが、私は画家である。
「勢力のあるものに挟まれていると、中立を保つかわからないよな。」
古文書を読むことができる私は、東京の画壇の両派閥に挟まれていつも悩んでいる。
住職に頼み込んで読ませてもらったのが、 21 世紀に生きる私は益々悩む。
明日東京に帰るときどうしようか。スマホの飛行機の時間を確認しながら悩んだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする