ブルーシャムロック

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セブ島と日本のファッションショップ

2017-10-04 21:43:21 | 逆襲の藤隆
「この水着って、この前、温泉旅行に行った店員の店で買ったんだよね。」
僕、日下部浩一郎は、萌美ちゃんの水着を見た。
「そうよ。」
萌美ちゃんはそう強く言う。
「よく似合っているよ。」
僕はそう言うしか言えなかった。本心を言うと彼女がいま着用しているビキニより、
昔のようなワンピース水着の方がいいかもしれない。
でも、彼女のビキニ姿は彼女の強さと美しさを強調している。
それは、東映特撮のヒーローやプリキュアが変身後の出立みたいに。
セブ島から日本に帰った時、僕は萌美ちゃんと一緒にファッションショップに赴いた。
「いらっしゃい、萌美ちゃん。あ、温泉の時に話していた彼氏君だ。」
自動ドアが開き、出迎えてくれた女性は、現在ハタチの僕と萌美ちゃんからみて
1 つ 2 つ年上ぐらいの女性が出てきた。
彼女は、スモモのようなブローチをつけていて、腰まである長い髪が特徴の可愛らしい女性だ
「彼氏君、ようこそファッションショップへ。」
そう言われても、店は女性ばかりで、僕は場違いな感じもした。
「男性向きがないから恥ずかしいです。」
それをみた萌美ちゃんは、
「私の付き合いできたから、そこら辺大丈夫だよ。貴陽ちゃん、メンズも開発するとか。」
ショップの女性貴陽ちゃんは黙って頷いていた。
コメント
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