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若い女性に「結婚してるの?」と訊かれて、「ああ、してるよ。でも、もう冷めちゃっててね」。などと答える既婚男性は多いはずだ。「汝、姦淫するなかれ」 はモーセの十戒の7番目に出てくる戒めで、キリスト教信者の多いアメリカ人の80%以上が姦淫は、人間のクローンや自殺、一夫多妻よりもさらにあるまじきことと考えているようだ。
しかし、こうした不倫をある程度受け入れている、あるいは楽しい悪徳と考える国も多い。フランスでは大統領が若い女性と一緒のところを見つかっても、誰もなにも言わないが、官能映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を12歳かそこらの子どもに適切だと判断する国になにを期待できるだろう?
この10年の間に性に対する意識も変化しているようだ。既婚者向けのオンラインデートサイトや米大手避妊具メーカーが、どこの国に不倫が多いのかを徹底的に調査した。ただし、収集できるデータがある国が対象となっているので、もっとすごい国がランキングに含まれていない可能性もある。
10位:フィンランド:36%
基本的に、フィンランド人は裏切り行為はしない。男女が同等の関係だからだ。おもしろいことに、2010年の中年と若者の不倫の割合はかなり減っている。フィンランド人のあるブロガーは、この国の性交渉は、とても有意義な体験ととらえられているため、体験できるチャンスがあれば、それを追い求めることは社会的に容認される傾向にあるという。既婚男性の5人にひとりは、少なくとも10人の女性と浮気していて、その割合は女性の7倍だという。
9位:イギリス:36%
調査によると、イギリスにおけるモラルと性には、アングロサクソン的厳格主義の明らかな証拠があることがわかった。イギリス人はヨーロッパの中では不倫に対しての罪悪感が強い。不倫をしたことがあるというイギリス人回答者の約半数が、それを後悔する割合はフランス人の2倍だという。このランキングは、一般人のみの調査結果のようだ。王室のメンバーを含んだら、この国のランクはすぐにトップ5入りするだろう。
8位:スペイン:39%
映画『それでも恋するバロセロナ』の撮影後、ウディ・アレンはペネロペ・クルスにぞっこんになった。この国のマチスモと官能的な女性はさぞかし不倫もお盛んだろうと思われるが、宗教やしきたりが婚外交渉を抑制しているという調査結果が出た。
スペインは伝統的にカトリックの強い国で、不倫には社会が眉をひそめる傾向にある。にもかかわらず、スペインでは離婚率が60%以上と驚くほど高い。スペイン人はまずひとつの関係を終わらせてから、新しい関係に乗り出すことを好むのだろう。
7位:ベルギー:40%
この国は不倫の温床であることよりも世界で一番おいしいフライドポテトを食べられることのほうが広く知られているが、既婚者のためのオンラインデートのサイトには、110万人がメンバー登録している。これはベルギーの全人口の10%の人が不義の男女関係を望んでいるということになる。恋人や愛人をもつことはごく普通のことで、秘密にしておくようなことではないのだ。
6位:ノルウェー:41%
夏の間は、不倫サイトの新規登録者数が78%にも跳ね上がる。この白夜の国に住んでいたら、短い夏が限られた交配シーズンのようだ。長く寒い厳しい冬はデートする気も失せるのかもしれない。
ノルウェーのカナダ人と称するあるブロガーは、ノルウェーは小さな国でみんなが互いのことを知っているため、不倫も少ないのではと考えていた。不倫相手の先祖をたどったら血縁である可能性が高いのだ。
5位:フランス:43%
オランド大統領に若い恋人がいても、それをとやかく言うフランス人はほとんどいない。こうしたことはフランスの大統領にはお決まりのことなのだ。フランスは愛の言葉、異性に対する情熱で知られている。だから、フランスが不倫大国ナンバー1でないのはほとんどショックといってもいいくらいだ。
この国では不倫はほぼ市民権を得ていて、国民の大多数が不倫はモラル的に受け入れられないものではないと思っている唯一の国だ。63%のフランス人が生涯のうちに配偶者を裏切って誰かほかの人を愛する可能性はあると思っている。不倫を後悔している人は28%だけ。フランス人は少なくとも宗教的には、もっとも不誠実な国民なのだろう。
4位:ドイツ:45%
ドイツ人既婚者がフランス人よりも好色だと思っている人はほとんどいないだろうから、これも驚きのランキング。しかし、ドイツ人はただ寡黙で、自分たちの不義についてあまり語らないだけなのかもしれない。
60%の人が不倫をモラル的に受け入れられるものと考えていて、この割合はフランス人に次いで2位だ。さらにこうしたこととは男女ほぼ同等なのか、不倫を告白した男性は40%、女性は43%になり、EUの中で女性がもっとも性に対して積極的だ。あちこちにあるドイツの領事館が若い男性ばかりになったら、その理由はわかるだろう。
3位:イタリア:45%
ベルルスコーニ元首相前大統領が、未成年の少女を買春したことがスキャンダルになったこともあるこの国が不倫大国の上位にきても驚きはない。
ヴェネチアは女たらしで有名なカサノヴァの出身地でもあり、今日に至るまでイタリア男はプレイボーイの名をほしいままにしている。カサノバは皇后にこう書いている。「実際に不名誉が生じるのは、裏切りが公になったときだけ」だが、当時は18世紀で、離婚弁護士が誕生する前のことだ。昨今は不名誉よりももっと多くのことが面倒な事態になる。イタリア人の離婚率が低いのは、カサノヴァのメンタリティのせいかもしれない。イタリア人は自分の脱線行為を隠すのがとにかくうまいのだ。
2位:デンマーク:46%
コペンハーゲンは、社交とエロチックの都市として健在だ。旅のガイドブックによると、アダルトショップやポルノ映画館がファミリー向けのきちんとしたホテルのすぐ隣に建っているらしい。不倫サイト「ヴィクトリア・ミラン」では、最近女性のメンバーが増えており、性に関しても男女の平等が進んでいることの表れだ。
1位:タイ:56%
タイのパッポン通りは世界でもっとも有名な赤線地帯だ。売春は経済のかなりの部分を担い、タイの多くの人々を困惑させている。また、男女とも既婚者の不倫のもっとも盛んな国でもある。
性産業と不倫の間に必ずしも直接の関係があるわけではないが、こうした産業がタイでの性行動を際限なくしている一因になっている。パッポン通りは旅行者が初めてあるいは時々見るほんの一面だが、自分の国を離れてやってきた男たちにとって、タイの若いガールフレンドはひとつのステータスシンボルなのだ。裕福な男たちの間では、”Mia Nois”という古い一夫多妻制度がまだ残っている。
☆アメリカが入ってないとは以外やねぇ!
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若い女性に「結婚してるの?」と訊かれて、「ああ、してるよ。でも、もう冷めちゃっててね」。などと答える既婚男性は多いはずだ。「汝、姦淫するなかれ」 はモーセの十戒の7番目に出てくる戒めで、キリスト教信者の多いアメリカ人の80%以上が姦淫は、人間のクローンや自殺、一夫多妻よりもさらにあるまじきことと考えているようだ。
しかし、こうした不倫をある程度受け入れている、あるいは楽しい悪徳と考える国も多い。フランスでは大統領が若い女性と一緒のところを見つかっても、誰もなにも言わないが、官能映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を12歳かそこらの子どもに適切だと判断する国になにを期待できるだろう?
この10年の間に性に対する意識も変化しているようだ。既婚者向けのオンラインデートサイトや米大手避妊具メーカーが、どこの国に不倫が多いのかを徹底的に調査した。ただし、収集できるデータがある国が対象となっているので、もっとすごい国がランキングに含まれていない可能性もある。
10位:フィンランド:36%
基本的に、フィンランド人は裏切り行為はしない。男女が同等の関係だからだ。おもしろいことに、2010年の中年と若者の不倫の割合はかなり減っている。フィンランド人のあるブロガーは、この国の性交渉は、とても有意義な体験ととらえられているため、体験できるチャンスがあれば、それを追い求めることは社会的に容認される傾向にあるという。既婚男性の5人にひとりは、少なくとも10人の女性と浮気していて、その割合は女性の7倍だという。
9位:イギリス:36%
調査によると、イギリスにおけるモラルと性には、アングロサクソン的厳格主義の明らかな証拠があることがわかった。イギリス人はヨーロッパの中では不倫に対しての罪悪感が強い。不倫をしたことがあるというイギリス人回答者の約半数が、それを後悔する割合はフランス人の2倍だという。このランキングは、一般人のみの調査結果のようだ。王室のメンバーを含んだら、この国のランクはすぐにトップ5入りするだろう。
8位:スペイン:39%
映画『それでも恋するバロセロナ』の撮影後、ウディ・アレンはペネロペ・クルスにぞっこんになった。この国のマチスモと官能的な女性はさぞかし不倫もお盛んだろうと思われるが、宗教やしきたりが婚外交渉を抑制しているという調査結果が出た。
スペインは伝統的にカトリックの強い国で、不倫には社会が眉をひそめる傾向にある。にもかかわらず、スペインでは離婚率が60%以上と驚くほど高い。スペイン人はまずひとつの関係を終わらせてから、新しい関係に乗り出すことを好むのだろう。
7位:ベルギー:40%
この国は不倫の温床であることよりも世界で一番おいしいフライドポテトを食べられることのほうが広く知られているが、既婚者のためのオンラインデートのサイトには、110万人がメンバー登録している。これはベルギーの全人口の10%の人が不義の男女関係を望んでいるということになる。恋人や愛人をもつことはごく普通のことで、秘密にしておくようなことではないのだ。
6位:ノルウェー:41%
夏の間は、不倫サイトの新規登録者数が78%にも跳ね上がる。この白夜の国に住んでいたら、短い夏が限られた交配シーズンのようだ。長く寒い厳しい冬はデートする気も失せるのかもしれない。
ノルウェーのカナダ人と称するあるブロガーは、ノルウェーは小さな国でみんなが互いのことを知っているため、不倫も少ないのではと考えていた。不倫相手の先祖をたどったら血縁である可能性が高いのだ。
5位:フランス:43%
オランド大統領に若い恋人がいても、それをとやかく言うフランス人はほとんどいない。こうしたことはフランスの大統領にはお決まりのことなのだ。フランスは愛の言葉、異性に対する情熱で知られている。だから、フランスが不倫大国ナンバー1でないのはほとんどショックといってもいいくらいだ。
この国では不倫はほぼ市民権を得ていて、国民の大多数が不倫はモラル的に受け入れられないものではないと思っている唯一の国だ。63%のフランス人が生涯のうちに配偶者を裏切って誰かほかの人を愛する可能性はあると思っている。不倫を後悔している人は28%だけ。フランス人は少なくとも宗教的には、もっとも不誠実な国民なのだろう。
4位:ドイツ:45%
ドイツ人既婚者がフランス人よりも好色だと思っている人はほとんどいないだろうから、これも驚きのランキング。しかし、ドイツ人はただ寡黙で、自分たちの不義についてあまり語らないだけなのかもしれない。
60%の人が不倫をモラル的に受け入れられるものと考えていて、この割合はフランス人に次いで2位だ。さらにこうしたこととは男女ほぼ同等なのか、不倫を告白した男性は40%、女性は43%になり、EUの中で女性がもっとも性に対して積極的だ。あちこちにあるドイツの領事館が若い男性ばかりになったら、その理由はわかるだろう。
3位:イタリア:45%
ベルルスコーニ元首相前大統領が、未成年の少女を買春したことがスキャンダルになったこともあるこの国が不倫大国の上位にきても驚きはない。
ヴェネチアは女たらしで有名なカサノヴァの出身地でもあり、今日に至るまでイタリア男はプレイボーイの名をほしいままにしている。カサノバは皇后にこう書いている。「実際に不名誉が生じるのは、裏切りが公になったときだけ」だが、当時は18世紀で、離婚弁護士が誕生する前のことだ。昨今は不名誉よりももっと多くのことが面倒な事態になる。イタリア人の離婚率が低いのは、カサノヴァのメンタリティのせいかもしれない。イタリア人は自分の脱線行為を隠すのがとにかくうまいのだ。
2位:デンマーク:46%
コペンハーゲンは、社交とエロチックの都市として健在だ。旅のガイドブックによると、アダルトショップやポルノ映画館がファミリー向けのきちんとしたホテルのすぐ隣に建っているらしい。不倫サイト「ヴィクトリア・ミラン」では、最近女性のメンバーが増えており、性に関しても男女の平等が進んでいることの表れだ。
1位:タイ:56%
タイのパッポン通りは世界でもっとも有名な赤線地帯だ。売春は経済のかなりの部分を担い、タイの多くの人々を困惑させている。また、男女とも既婚者の不倫のもっとも盛んな国でもある。
性産業と不倫の間に必ずしも直接の関係があるわけではないが、こうした産業がタイでの性行動を際限なくしている一因になっている。パッポン通りは旅行者が初めてあるいは時々見るほんの一面だが、自分の国を離れてやってきた男たちにとって、タイの若いガールフレンドはひとつのステータスシンボルなのだ。裕福な男たちの間では、”Mia Nois”という古い一夫多妻制度がまだ残っている。
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