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セーラム魔女裁判で実際に行われていた魔女を見分ける10の方法

2012年08月15日 | 世界びっくりニュース


 セイラム魔女裁判は、米マサチューセッツ州セイラム村(現在のダンバース)で1692年3月1日にはじまる恐ろしい裁判で、200名近い村人が魔女として告発され、19名が処刑され、1名が拷問中に圧死、5名が獄死した。理不尽な妄想、まったく根拠のない、このおぞましい裁判は、厳格主義に煽られた集団ヒステリーの暴走の例として著名となった。

 魔女のレッテルは貼られた者たちは、残酷で痛ましい方法で裁判にかけられ、その罪が“証明”された。ここでは、セーラム裁判で行われた、魔女であることを証明するための10の方法を見てみることにしよう。

ソース:10 Tests For Guilt at the Salem Witch Trials

10.実態のない証言

このタイプの証拠は、夢や幻視の中で、ある人物が悪魔の命令に従って魔術を行うのを見たという、告発者の主張に基づいている。悪魔は姿をもつものであるとか、その本人の許可なしに体の中に入り込むことはできないという反論があるものの、この手の証拠は、もっともらしいと思われている間は、告白された者を有罪にするのに十分だった。



9.悪魔のしるし

黒魔術を使うのを見たとされる魔女の容疑者たちは、全身に「罪のしるし」をいれているという。告発の多くは、死や病気が魔術によって引き起こされると信じられていたことから、端を発していた。これが裁判官に提出されて、確かだと思われると、魔術にとりつかれている、悪魔と盟約を結んだといった罪に問われ、逮捕につながる。



8.魔女のケーキ

ブードゥー教の取調べでは、ライ麦と、魔女の邪悪な魔術に苦しんでいる少女の尿でできた魔女のケーキを、犬に食べさせる。すると、魔女だとされている者は痛みに叫び声をあげるはずだという。これは、魔女が目には見えないが、邪悪なものを具体化した自分の一部を送って、犠牲者にたたり、それが犠牲者の尿の中に現れるからだという。そのケーキが魔女の分身となっているのだ。



7.魔女の乳首

“魔女の乳首のように冷たい”という表現を聞いたことがあるだろうか。魔女の乳首とは、ほくろや痣、皮膚の珍しい傷跡などのことをさし、魔女ならみんな(ほとんどどの人間も)持っていると言われていた。これを針で突いても、血が流れたりせず、何も感じなければ、被験者は魔女だとされた。よく、針はわざとなまくらなものが使われたため、何も感じないのを簡単に“証明”することができた。



6.人工物

告発された者の家を探し、有罪判決の証拠として使える魔術につながる人工物を見つける。人形や、薬の入った大釜、手相や星占いに関する本など。また、空飛ぶ箒、しゃべる黒猫、とんがり帽子を持っているのも要注意だった。



5.主の祈り

告発された者は、主の祈りをどもったり、言いよどんだりせずに、間違いなく暗誦できるかを試される。普通の人にとっても難しいことだが、神の目の元では、間違いは許されないこととされた。また、知恵遅れの人や、医学的なヒステリー症、幻覚症の人に聖書を正確に読むことを強要したという。



4.接触

魔術に苦しみ、興奮している者が、告発された者に触れられると、急におとなしくなるという。触った者はたいてい魔女であるとされる。取りつかれた者の魂を蝕んでいた、魔女の目から発せられるという邪悪な毒気が、邪悪な宿主に戻るからだといわれている。



3.水に沈めて、自白を強要

疑いをかけられても、魔女だと認めようとしない者は、たいてい拷問によって自白を引き出された。その方法のひとつは、根を上げるまで繰り返し水の中に沈められることだ。



2.圧迫

重い石で圧迫して、自白を強要する拷問だが、これではしゃべることはおろか、息をすることすらできない



1.縛って水に沈める

告発された者は、手足を縛られ、重い石をつけられて水の中に放り込まれる。体が水に浮けば、魔女だと証明され、別の方法で処刑される。沈めば無実だということになるが、誰でも沈むに決まっている。



セーラム魔女裁判:魔女狩りの物語
Salem Witch Trials: The Story of the Witch Hunt


☆魔女裁判で自らを魔女と認めた女はいるのだろうか?