goo blog サービス終了のお知らせ 

mirojoan's Blog

世界びっくりニュースへのコメントだよ!
HPは http://salvadordali.jp です。コピペしてね!

テレビゲームが人生を向上させてくれる15の方法

2016年07月25日 | 世界びっくりニュース
おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

4_e27

 ゲーム脳とか、ゲーム廃人とかネガティブなイメージも多いテレビゲームだが、お年寄りにとっては脳の活性化に効果的であることは証明されており、使い方次第では人生を向上させてくれるひとつのツールなのである。老若男女が一緒に楽しめるゲームは、使い方次第では生活に彩を与え、生きる希望を与えてくれるのだ。

 ここでは、ゲームが人々の生活を豊かにしてくれている15のメリットを見ていくことにしよう。

15. 理想像の獲得

1_e34

 ゲームには数多くのヒーローが登場する。勇敢で、強い意志を持つそんなヒーローたちを目にした人はきっと強く励まされ、少しでもそこに近づこうと思うだろう。自分の理想とするヒーロー像を手に入れることは、人の成長には欠かせないことだ。そうした理想像があってこそ、今の自分に何が足りなくて、どのような面を伸ばすべきか考えることができる。


14. チームワークを養える

2_e31

 世界中には数多くのプレイヤーが存在する。開発者が彼らが同時にプレイできるシステムを開発しようと考えるのもごく自然なことだ。そうしたゲームはチームワークを養うにはうってつけである。

 ゲームによってチームが行うべきことはいくぶん違ってはいるが、戦略を練らなければいけないという点では共通している。まずはチームの目標だ。それから特定の状況に応じた戦術を練る。だが、状況は刻一刻と変化しており、思い通りに行くことは滅多にない。そうした場面では、柔軟かつ迅速な決断力まで要求される。

 また対戦ではメンバー同士が常にコミュニケーションを取り合い、状況に応じた行動をとれなければならない。まさに現実の戦争と同じような手段が取られているわけで、チームワークが養われるのも当然なのだ。


13. お金を稼げる

3_e31

 なんらかのゲームで人並み外れた腕前を発揮するようになったら、ひょっとしたらそれを仕事にできるかもしれない! プロゲーマーを目指すのなら、特定のゲームのテクニックを磨き、それについてあらゆることを知り尽くしたエキスパートにならなければならない。

 長く苦しい道のりに思える? そうかもしれない。どんな分野でもプロになるには情熱とひたきさが必要なのだから当然だ。
 
 プレイヤーの頂点を目指すのでなければ、他の方法でお金を稼ぐこと考えてみよう。その好例がユーチューブやツイッチなどに数多く投稿されている実況プレイだ。自分の実況プレイにファンがつけば、そこから広告収入を得ることも夢ではない。やる気さえあれば自宅ですぐにビジネスを始められる。


12. テクノロジーを学べる

4_e27

 ゲームのプロになりたければ、プログラムやアドオン、ゲームに適したハードウェアといったゲーム関連の知識を学ばなければならない。そういった方面に強くなれば、現代社会についての理解も深まるはずだ。

 案外、そうした事柄に長けた人は少ないもので、仕事や友達との付き合いなど、ゲーム以外の場所でも大いに重宝されることだろう。その専門性を活かせば、いつのまにか自分の許に多くの仕事が集まってくるはずだ。


11. 寝ないで済む方法がわかる

5_e28

 楽しそうだって? その通り。ゲームで徹夜したことのある人なら、時間が進む速さはご存知なことだろう。体に悪くないかって? プレイが楽しいのならそれほどでもない。では睡眠の質はどうか?

 ゲームをプレイしている最中、体が消費するカロリーは動き回っているときよりは少なくなる。つまり長時間ゲームのプレイしても、それほど問題はないということだ。体が疲れないのならば、あえて眠る必要もないだろう。眠りは結局回復するためにあるのだから。

 いつもより睡眠時間日々がほんの数日続いても、ただ眠れなかっただけの日よりも快調なはずだ。


10. 記憶力を強化

6_e27

 いくつもの研究から、ゲームによって脳のパズルやクイズの解決能力が向上することが示されている。有名なものがカリフォルニア大学アーバイン校による3Dゲームが海馬に与える影響だ。海馬は複雑な学習や記憶力と関連のある領域だ。被験者の一部はゲームによって12%も能力が向上しており、長期間続ければさらに改善される可能性も指摘されている。

 いずれにせよ重要なのは生涯にわたって学習を続けるということらしい。もし楽しみながら学習能力を向上させたいのであれば、スピーディなアクションゲームやストラテジーゲームをプレイするといいだろう。そこで鍛えられるのは膨大な情報を考慮しながら、迅速な決断を下す能力だ。


9. 体の連携を養う

7_e26

 様々な体の部位をうまく連携させて動かす方法を学びたいならゲームが一番だ。ゲームプレイでは、画面上の状況に常に目を光らせつつ、腕を動かしボタンをクリックする。つまり2つの作業を同時にこなしているのだ。こうした能力開発に対するゲームの威力は抜群で、初めて手術に臨む外科医などはゲームプレイを推奨されることすらある。
 
 科学者が勧める最も効果が得られるジャンルは、ファーストパーソンシューターだ。ここでは運動能力を鍛えつつ、素早い決断力も養える。ペースの速い仕事についている人には大いに役に立つことだろう。


<script src="http://karapaia.livedoor.biz/js/sp_karapaia_middle_300x250.js"></script>

8. ストレスやうつを解消

8_e24

 大きなストレスを抱えて気が滅入っている? それならプラズマロケットランチャーを手に異星人の侵略から地球を守りに行こう。ゲームプレイとストレスやうつの低減との関連性を示した研究はいくつもある。
 
 ゲームがそうした効果を持つ理由は、プレイ中は現実を忘れて目の前のことに集中できるからだ。例えば、『アングリーバード』ならどんな性格タイプの人でも手軽にリラックスできる。こうして現実世界の嫌な出来事から意識をそらすことで、気持ちが軽くなる。さらに視点をずらしたことで、素晴らしい解決法が思い浮かぶことまである。


7. 判断力が向上

9_e22

 “ラン&ショット”タイプのゲームでは判断力が向上する。激しい攻撃が降り注ぐ中、生き残るためにはプレイヤーは常に状況判断を強いられるからだ。隠れるのか、防衛拠点を探すのか、生き残りをかけて攻勢にでるのか、命をかけて判断しなければならない。

 ときには善悪に関する自らの価値観にまで挑戦を突きつけてくることもある。そうした選択肢に正解はない。すべて自分の判断次第なのだ。『ウィッチャー』、『ドラゴンエイジ』、『フォールアウト』がそうした判断を迫るゲームの代表格である。

 こうしたゲームのプレイを通して、プレイヤーは自らを知ることになるだろう。いつの日か、似たような状況が実際に起きたとすれば、ゲームでリハーサルをしていた分素早く行動出来るだろう。こうした経験がきっと役に立つ。


6. 視覚を研ぎ澄ます

10_e21

 一部のゲームは視力改善に役に立つ。最も効果の期待できるのが、ファーストパーソンシューター、リアルタイムストラテジー、混戦が予測されるMMOのような展開が早く、動きも多く、多くの判断を要求されるゲームだ。

 この効果が得られる理由は、画面の隅々まで目で捉えておく必要があるからだ。隅から隅まで目を動かすことは目の筋肉を鍛える格好のトレーニングで、なおかつ一点を長時間見つめることによる緊張を解きほぐす結果にもつながる。

 簡単に言えば、一部のゲームは目の健康的なトレーニングルーチンである。ヨガでも目の健康を保つエクササイズがあるが、ゲームほど楽しく続けられるものはないだろう。


5. 全身エクササイズにもなる

11_e12

 肥満が社会問題となっている今日であるが、ゲームクリエイターは運動が不足しがちな現代人をもっと動くように仕向けている。これは不健康な体型を引き締める効果がある。しかもそうやってゲームで体を動かす習慣のついた人は、それ以外にもスポーツを嗜むようになる傾向があるそうだ。

 また同じ研究によれば、ゲームと同じスポーツを現実でも挑戦してみようという気になり、周囲の人にやってみようと勧めるようになるという。つまり、ゲームのプレイが、いつの間にかより健康的な運動を交えた生活習慣につながるということだ。バーチャルリアリティの登場はこうした傾向に拍車をかけることだろう。


4. 強い絆が芽生える

12_e10

 デジタル化が進む世界は、ともすれば人々の結びつきが弱まり傾向にある。これは人々の孤独感を強め、特に田舎などでは話し相手にも事欠くことにもなりかねない。そこでゲームの登場だ。最新のゲームでは同時プレイやチャット機能、新しく友達を見つけるグループ機能などが強化されているのだ。

 もちろん最新ゲームとはいえ、現実での人付き合いに完全に取って代われるだけの機能はない。そうではなく、現実の人間関係を強める1つの方法と捉えるといいだろう。また、ある研究によれば、現実では友達作りが下手な人でも、ゲームの世界なら自分をうまく表現して、満足のいく関係を作りやすいことも示されている。

 プレイを通じてコミュニケーション力を養ううちに友達が増え、以前より強い絆を育むことができるようになるだろう。ゲーム好きが孤独な引きこもりだという昔からある偏見など嘘だということだ。


3. 創造性と想像力が鍛えられる

13_e

 ゲームは創造性や想像力の敵と考える人もいるかもしれない。が、これは考え方次第だ。例えば、ピカソをはじめする有名な人々がアイデアを他の偉大な先人から借りたことを認めている。

 これは即時的な効果を得られる話ではなく、幸せな人生をおくるために人が必要としていることについての話だ。つまり喜び、愛、感謝、あるいは向上心に関連している。こうした事柄を自分の中に発揮させない限りは、いかなる想像力も創造性も何の意味もない。

 もし自分の創造性や想像力を表現する優れたアイデアが欲しいと望むのであれば、『ワールド・オブ・ウォークラフト』、『ファイナル・ファンタジー』、『エルダー・スクロールズ』などのファンタジーを舞台とするゲームをお勧めする。


2. 歴史や文化への関心を引き立てる

14_e10

 歴史や文化に関連したゲームをプレイすれば、当然そうした方面に関心を抱くようになるだろう。そうしたゲームとして、例えば『エイジ・オブ・エンパイア』、『アサシン・クリード』、『トータルウォー』などが挙げられる。

 こうしたゲームでは、歴史の出来事、文化、建築、哲学、思想といった様々な要素がたっぷりと詰め込まれている。プレイするうちに自然と頭に入ってくることだろう。

 研究によれば、ゲームから現実世界に関する事柄を学んだ子供は、本から学んだ子供よりも上手にスキルを応用する傾向にあるそうだ。子育て中の方なら、彼らの好奇心を満たすゲームをチョイスして与えてあげるといいかもしれない。


1. 幸せになる

15_e9

 世の中で最も大切なことは、今行っていることを楽しむことだ。自分の趣味について他人が何を言おうと、そんなことはどうでもいい。好きなものを思う存分行って欲しい。「必要性」などと口にする人たちよりもずっと幸せに生きることができる。

 結局のところ、数多くの情熱的なプレイヤーはeスポーツのプロとして活躍するようになり、ゲームを生業とするようになった。例えば、『リーグ・オブ・レジェンド』、『ドータ2』、『スタークラフト2』などでは大金を稼ぐ多くのプレイヤーがいる。無論成功を掴み取るには強い意志を持って、厳しい鍛錬を積む必要がある。が、そうして勝ち得る対価はちょっとした起業すらできるほどのものだ。

注:以上の文章は、海外サイトに掲載されていた英文を抄訳したものです。言語も文化も違う海外での独自情報の為、信憑性に関しましては文献を各自調べていただくことをお勧めします。

via:15 Ways That Video Games Can Actually Improve Your Life

☆「テレビゲーム」ちゅう言葉がいまだに使われといるのか?

おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

ジオエンジニアリングからキメラ、死者の復活まで、人が神の領域へと踏み込んでしまった10の科学プロジェクト

2016年07月22日 | 世界びっくりニュース
おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

9_e7

 私たちの生活は科学のおかげで飛躍的に快適になった。世界はずっと便利な場所となり、自分たちやこの世界について理解する手助けもしてくれた。科学の発展は、すなわち人類の発展だ。革新をもたらし、人類全体に利益をもたらす科学プロジェクトを推し進めたいと願う科学者は大勢いる。だが、そうした中には人が神の領域に足を踏み入れるようなものもある。

10. 絶滅した動物を復活

1_e14

 フランスとスペインを分かつピレネー山脈にはブカルドというヤギの亜種が生息していた。数千年前は大量にいたブカルドだが、乱獲によって絶滅の淵まで追い込まれた。しかし、最後に残ったブカルド(セリアと名付けられたメス)が死ぬ前に、科学者はその細胞を保存することに成功。

 正式に絶滅が宣言されてから数年後、フランスとスペインのチームが『ジュラシック・パーク』にも似たプロジェクトを遂行する。セリアのクローンを作り、絶滅したブカルドを蘇らせたのだ。残念ながら、セリアは長く生きなかった。代理母から生まれてわずか10分で死んでしまった。

 科学者はこの試みを反絶滅(de-extinction)と呼んだ。2003年にブカルドを反絶滅したときに使用された装置はかなり原始的なものだった。現在では数多くの改良が加えられており、やがて反絶滅手法の完成を見るだろうと期待されている。消え去った種が地球に再び姿を表すのは時間の問題かもしれない。


9. 地球の自然システムを操作

2_e16

 世界的な気温上昇による気候変動は着実に悪化している。それにもかかわらず、これまで実施された対策はいずれも効果を上げていない。そこで、この問題の切り札として大勢の科学者が提唱するのがジオエンジニアリングだ。無論、これに対しては賛否両論ある。あまりにもリスクが高すぎる、あるいは真剣に検討するには突飛すぎるというのだ。

 ジオエンジニアリングとは地球の環境的プロセスに対して意図的に介入しようというものだ。いくつも方法が提案されているが、特に二酸化炭素除去と太陽放射制御の2つが注目を浴びる。

 二酸化炭素除去は低リスクだが、比較的高コストだ。またその効果は最小限度のもので、目だった成果が現れるまでには時間がかかるかもしれない。他方、アルベド修正とも呼ばれる太陽放射制御は、低コストだが、リスクが高い。その効果は高く、すぐに地球の気温を下げるだろう。しかし天候パターンが変わってしまうなど、取り返しのつかない被害が出る可能性もある。しかもテロリストあるいは政府の兵器として利用されるおそれもある。

8. 遺伝子操作蚊

3_e15

 マラリアは世界的な問題だ。2013年の感染者は1億9,800万人を超える。ワクチンがあることはあるが、効果的ではない。しかもマラリア原虫はすばやく薬剤への耐性を身につける。こうしたことから根絶が非常に難しく、現在においても主要な対策は殺虫剤と蚊帳でしかない。

 が、希望はある。カリフォルニア大学アーバイン校の科学者がマラリア原虫に寄生されない遺伝子改変蚊の開発に成功したのだ。この蚊はその特性を後世に伝えることができるため、すぐに大集団となる。批判もある方法であるが、マラリア問題を緩和する助けとなるだろう。さらに他の昆虫を媒介として人間や作物に被害を与える病気の予防にも応用できると思われる。


7. 星間塵の再現

4_e11

 宇宙の構成と進化の理解はNASAが主要な目的として掲げているものの1つだ。しかし、そこには難題があった。宇宙や惑星の素材を実験室で作り出すことだ。長年に渡るチャレンジであったが、2014年にNASAはついにブレークスルーを果たす。まるで神のように星間塵を作れるようになったのだ。

 使用したのは、コズミック・シミュレーション・チャンバーという低圧力室だ。これは極端な温度と真空状態を模倣して、宇宙の環境を再現する。

 これによって死にゆく星の周囲に広がる極端な条件が作り出される。赤色巨星と呼ばれるライフサイクルの末期にある星は、厖大な星間塵を放出し始める。これは惑星形成の基礎であり、宇宙の進化の主要な要素であると考えられている。こうして作られる物質を再現することで、広大な宇宙の謎を解き明かすことができるとNASAの科学者は期待している。


6. 人工精子の開発

5_e11

 不妊はデリケートで、かつ世界的な問題である。男性も女性もこの問題を抱える可能性があるが、主なのは男性の側だ。男性の不妊は睾丸の生殖細胞が減数分裂を行えない場合に発生する。減数分裂が起きないと、生殖細胞はきちんと機能する精子細胞になれない。これに対して現段階では精子の提供を受けるしか方法がない。

 しかし中国の科学者が実験室で人工精子の開発に成功した。マウスから未発達の幹細胞を抽出し、これを化学物質に暴露させることで、始原生殖細胞を作り出したのだ。そしてこれを性ホルモンと精巣細胞に暴露。しばらくすると完全に機能する精細胞が誕生した。これをメスのマウスに受精させて、健康な赤ちゃんを出産させることにも成功している。

 研究チームは今後、猿で実験を継続する予定だ。首尾よく行けば、今度は人間で実験することになるだろう。賛否両論あるだろうが、子供を持つことのできない男性にとっては、生物学的な子供を授かる希望となる。


5. 人間と動物のハイブリッド臓器

6_e11

 臓器提供者の不足は世界的なことだ。アメリカだけでも毎日22人が臓器移植を待ちながら亡くなっている。こうした状況を受けて、数多くの科学者が革新的だが、賛否のある方法を研究し始めた。人間の臓器を動物の体内で育てるのだ。
 
 キメラという動物と人間のDNAのミックスは、ギリシャ神話に登場する蛇とライオンとヤギの怪物に因んだ名だ。キメラを作るには、まず動物のDNAのある部位を切除する。この部位は何でもいい。例えば脾臓の成長がコード化された部位といった具合だ。それから人間の幹細胞を動物の胚に注入。すると幹細胞がDNA内の切除された部位を発達させ始める。胚には免疫が備わっていないので、拒絶反応が起きることもない。

 この手法は毎年大勢の命を救う可能性がある一方で、批判もまた激しいものだ。人が神の領域に踏み込んでいることはもとより、宿主となる動物の中で人間の脳が発達するという懸念もある。その場合、人間と動物の中間にある生物は何かを考えることができるのだろうか?


4. 脳死患者の蘇生

7_e9

 死者の復活など、まるで宗教上の逸話や超常系の物語のようだ。だがバイオクォークというアメリカの企業はこの不可能に挑戦している。そしてつい最近、治験審査委員会から第一歩を踏み出す認可を得た。このステップはリアニマ(ReAnima)と呼ばれており、インドで法的かつ臨床的に死亡診断をされた20名が対象となる。

 バイオクォーク社が実験対象としているのはあくまで脳死患者であることに注意してほしい。対象者は確かに死亡しているのだが、生命維持装置の助けで生きているのだ。

 脳死患者の蘇生には、ペプチド注射、幹細胞、神経刺激といったいくつかの方法が採用される。これによって中枢神経系を目覚めさせ、脳の特定の領域を魚や両生類が行うように再生させるのだという。この実験に成功すれば、今度は人間の完全な蘇生が待っている。


3. ヒト遺伝子の編集

8_e9

 かつて遺伝子の編集は動物と植物だけが対象だった。が、今やそれは人間も含むようになっている。これを行なっているのは、ロンドン、フランシス・クリック研究所の研究者だ。

 ここで採用された技術はCRISPR(Clustered Regularly Interspaced Palindromic Repeat)という。これによって遺伝子の特定、除去、書き換えができるようになった。CRISPR自体は新しいものではなく、犬の遺伝子を編集して大型化したり、豚を小型化したりするような使い方をされていた。

 この技術には賛否両論あるが、目的は崇高であり、ガン、流産、出生率の改善といった病気の根絶を目指す。とはいえ、倫理やリスクに関するパンドラの箱であるとも評される。例えば、遺伝子編集の影響は世代から世代へと受け継がれる。また、科学者が編集でミスを犯さないとも限らない。だが、おそらく最も議論を呼ぶのはデザイナーベビーの問題だろう。優生学の支持者が長年待ち望んでいたことだ。


2. 合成DNAを持つエイリアン生命

9_e7

 地球上の生命は実に多種多様だが、驚いたことにC-GとA-Tというたった2対のDNAを基にしてコード化されている。だが最近、第3のペアを含む生命体が人工的に作られた。

 この生命体は大腸菌から作られた。地球上のあらゆるDNAと異なる点で、人類初のエイリアン生物といえる。長年、生命が進化する唯一の方法は私たちが持つDNA構造を通してであると考えられてきた。しかし、この合成DNAを持つ生命体は、それ以外の遺伝子コードでも生命が成り立つことを証明している。つまり、他の惑星に存在する生命は、地球とは全く異なる発達を遂げている可能性があるということだ。

 この成果は医療やナノテクノロジーなど、様々な分野で応用可能だという。


1. 人工生命

10_e7

 遺伝子学界のパイオニア、クレイグ・ヴェンター博士は15年の歳月をかけてついにその夢を実現した。人工生命の創造だ。これが発表されたのは2010年のこと。それは化学物質を混ぜて作られた完全に新しい合成生命体だ。

 採用された手法はかなりストレートである。世界最小の細菌であるマイコプラズマ・ジェニタリウムの遺伝子コードの配列を解析し、コンピューターに保存。データを基に人工的にDNAを再生した。オリジナルと識別するために、これには”透かし”が加えられている。最後に元のDNAをすべて取り除き、人工的に再生したコードを置き換える。こうした作られた合成細胞は複製を作ることができる。生命の基本的な定義は複製を作る能力と考えれているため、これは非常に重要なことだ。

 ヴェンター博士はこの成果が、汚染を吸収したり、ゴミを燃料に変えたり、病気のワクチンとなるような、もっと複雑な人工生命の開発につながることを願っている。しかし、彼はこの神のような所業によって様々な方面から批判を浴びることになった。これが生物兵器として使われる可能性についても指摘されている。

via:10 Scientific Projects Where Men Played God

☆いずれは全て実現するんだろうなぁ!

おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

世はまさに世紀末。生き残った少女が野生動物たちと共に荒廃した世界を探検する。そんな未来を描いたハイパーリアリズム絵画

2016年07月20日 | 世界びっくりニュース
おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

1_e

 北斗的な意味で、世はまさに世紀末。海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。だが人類は死滅していなかった!なぜか少女のみ生き延びたのだ。

 少女たちが荒廃した都市を野生生物と共に生きる道を探していく。そんな未来のアナザーストーリーを描いたのは、アメリカ、テキサス州在住のハイパーリアリズム(超現実主義)の画家、ケヴィン・ピーターソンである。

 クマ、キツネ、オオカミ、ライオンやハイエナなど、猛獣たちを従え、勇敢に生きる道を探していく。

 ピーターソンの作品は、人生の旅路をテーマに描かれるものが多い。少女らは壊れた世界で暮らし、トラウマ、恐怖、孤独にさいなまれながらも、たくましく生き延びていくための術を身に着けていく。少女の持つ清廉さ、若さ、無邪気さは、荒廃し荒れ果てた世界のコントラストとして描かれている。

1.
2_e

2.
3_e

3.
4_e

4.
5_e

5.
6_e

6.
7_e

7.
8_e

8.
9_e

9.
10_e

10.
11_e

11.
12_e

12.
13_e

13.
14_e

14.
15_e

15.
16_e

16.
17_e

17.
18_e

18.
19_e

19.
20_e

20.
21_e

21.
22_e

22.
23_e

23.
24_e

24.
25_e

25.
26_e

26.
27_e

27.
28_e

28.
29_e

29.
30_e

30.
31_e

31.
32_e

32.
33_e

33.
34_e

34.
35_e

35.
36_e

36.
1_e

☆服が真っ新なのが不自然なんじゃ!

おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

3秒ルールからご飯のチンまで、食品にまつわる12の誤解

2016年07月18日 | 世界びっくりニュース
おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

0_e16

 食材を冷凍していいのは買ったその日だけと考える人はイギリス人の半数にも上るそうだ。また調理済みの肉を再冷凍してはけないと信じている人は38%いるという。

 英国食品基準庁が実施した世論調査によれば、冷凍食品の安全性についてかなりの範囲で誤解が見られ、各家庭は週に6食分に相当する食材を捨てているという。冷凍食品以外にも過去1月の間に、パン、野菜や果物、あるいは料理の残り物など、まだ食べられると思われる食材を捨てたことのある人は3分の2にも上る。

 大切な食べ物を無駄にせず、かつ安全に食べるためにも、食品に関する真実をここで明らかにしておこう。

誤解その1. セロリを食べると燃焼カロリーがアップする
1_e17

真実
 ダイエット中の人にはお気の毒だが、セロリを食べたからといってカロリーの燃焼は促進されない。よってぜい肉がことさら燃焼されるということもない。が、茎1本あたりたった2キロカロリーで、食物繊維も豊富だ。ダイエット中のおやつに丁度いいことは間違いない。


誤解その2. 冷凍や缶詰の野菜/果物は生より栄養面で劣る
2_e21

真実
 缶詰や冷凍される野菜/果物は、通常収穫後すみやかに処理される。つまりそこに含まれるビタミンやミネラルのほとんどが残っているということだ。一方で、生野菜や果物は収穫後に産地から運ばれ、スーパーの棚に並び、さらに消費者のキッチンで保管される。この間、ビタミンCや葉酸は失われてしまう。


誤解その3. 生のニンジンは調理したものより栄養がある
3_e18

真実
 ニンジンを調理すると実は栄養価が上がる。硬い細胞壁が壊れ、ビタミンAを作る際に利用されるβカロテンを摂取しやすくなるからだ。軽く脂肪を加えてもいい。βカロテンの吸収が良くなるからだ。少量のオリーブオイルで炒めるといいだろう。


誤解その4. 高コレステロールの卵は食べないほうがいい
4_e13

真実
 長い間、高コレステロールの卵は体に良くないと考えられてきた。だが最近では、卵のコレステロールは血中コレステロールにそれほど影響を与えないことが判明している(ただし体質的に高コレステロールになりやすい人は別)。

 実は血中のコレステロールを上昇させるのは、飽和脂肪の摂りすぎだ。これは心臓病などの健康リスクを高める。むしろ卵は安価で良質な高タンパク源だ。ほかにも亜鉛、鉄分、ビタミンDなどの栄養もたっぷり含まれている。。


誤解その5. 熱には小食
5_e15

真実
 食欲が減退して、いつもほど食べれなくなることはあるかもしれないが、熱っぽいときに食事を制限する医学的な根拠はない。熱が出ると、体の代謝率は上昇し、より多くのカロリーを消費する。だから多めにカロリーを摂ることは大切なことだ。

 だが、まず優先すべきはきちんと水分を補給すること。熱で汗をかくと体から水分が失われるため、脱水症状になりがちなのだ。


誤解その6. グルテンを含まない食材は健康的
6_e11

真実
 セリアック病(小麦・大麦・ライ麦などに含まれるタンパク質の一種であるグルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患)でもない限りは、わざわざお金をかけてグルテンの入っていない食材を手にいれる必要はない。実はグルテンフリーを銘打つ食材の多くには、脂肪、塩分、糖分がかなり多く含まれている。


誤解その7. 赤肉は体に悪い
7_e10

真実
 赤肉はプロテインが豊富で、ビタミンやミネラルもたっぷりだ。とはいえ、やはり食べ過ぎには注意したい。大腸癌のリスクが高まるからだ。イギリス保健省が推奨する赤肉および加工肉の1日の摂取上限は70gである。またできるだけ新鮮な肉を食べることも促している。魚や鶏肉に変えるのもいい。


誤解その8. 3秒ルール
8_e9

真実
 うっかり床に落としてしまった食材にはほんの1,000分の1秒で細菌が付着する。3秒以内に拾ったからといって平気だということはない。きちんと水で洗おう。


誤解その9. 子供は糖分を摂ると落ち着きがなくなる
9_e9

真実
 糖で子供が過活動になるという証拠はない。だが甘いものが習慣になっていると虫歯や肥満のリスクが高まる。特に糖分が大量に入った飲み物は体重増に効果テキメンで、糖尿病にもなりやすくなる。4~6歳の子供なら1日あたりティースプーン5杯以上の砂糖を摂取してはいけない。6~10歳でも6杯が限度だ。


誤解その10. 寝る前にチーズを食べると悪夢を見る●
10_e10

真実
 チーズどころか、特定の食材で悪夢を見るという証拠はない。が、チーズは飽和脂肪が豊富なので、コレステロール値は上がるかもしれない。


誤解その11. ちゃんぽんで悪酔い
11_e3

真実
 朝、目が覚めたら喉がカラカラで頭はガンガンする。一体どうやって家に帰ったのかも覚えていない。そうか、ウォッカを飲んで、さらにビールにワインも飲んだか……。

 こうした経験のある方もいるかもしれないが、ちゃんぽんしたからといって二日酔いが酷くなることはない。問題なのは消費したアルコールの総量だ。ついでに言うと、迎え酒も止めたほうがいい。それで気分がよくなるというのは誤解だ。体が分解しなくてはならないアルコール量が増えて、苦痛が長引くことにしかならない。


誤解その12. 米を再加熱してはいけない
12_e4

真実
 加熱していない米にはセレウス菌の芽胞が含まれている。セレウス菌自体は熱で死ぬが、芽胞はこれに耐える。そのため炊いた米を常温で放置しておくと、細菌が成長し、食中毒や下痢の原因となる。

 だからといって、残り物の米を食べていけないということではない。炊いた後は1時間ほど冷ましてから、密閉した容器に入れて冷蔵しよう。1日くらいは問題なく食べられる。再度加熱するなら、熱い蒸気でくまなく蒸らすこと。また再加熱は1度だけだ。

via:mirror

☆1つも知らなんだ!

おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

人類の歴史が変わったかもしれないほどの大きな秘密を墓場まで抱えてこの世を去った10人

2016年07月15日 | 世界びっくりニュース
おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

0_e22

 誰にだって人に知られたくないことはある。1つも隠し事がない人物などいないだろう。大抵の場合、そうした秘密は本人にとっては重要でも、世界を揺るがすほどではないだろう。

 だが中には歴史的に重要な秘密もある。もしその秘密が明かされていれば人類の文明の歴史を大きく塗り替えるほどものものまで。

 ここで紹介する10人は、その内容に関して現在まで様々な憶測が流れるような秘密を意図的に、あるいは人に伝える前にこの世を去ってしまった科学者たちや、秘密を知る重要人物である。

10. アルネ・バーリング
鉄壁の暗号「T52」の解読法

1_e20

 1940年、動乱のヨーロッパではナチスがノルウェーに侵攻し、フィンランドでもソ連が軍事作戦を展開していた。両国に挟まれたスウェーデンは中立を貫くため、どちらにも加担することなく、じっと情勢に聞き耳を立て、将来の戦いに備えていた。

 ドイツからノルウェーへの通信回線には当時最先端の暗号技術が使用されていたが、スウェーデンはこれを解読することに成功。暗号機エニグマは優れていたが、第二次世界大戦最高の装置ではなかったのだ。そこでドイツではジーメンス・ウント・ハルスケ社がT52というより高度な暗号装置を開発。エニグマを凌駕する複雑な暗号を生成できるT52は、超重要機密の伝達に利用された。

 これに困惑したのがスウェーデンである。T52が生成する暗号文には彼らをもってしてもまるで歯が立たなかった。そこに登場したのが数学者アルネ・バーリングだ。

 彼は指令を受けてからわずか2週間でその解読に成功している。が、その手法については今もなお謎のままだ。一体どうやって解読したのか聞かれると、彼はこう答えたという。「手品師は種明しなどしないよ」と。それから46年後、彼は亡くなった。誰にもその種を明かすことなく。最近でも研究は進められているが、未だに成功していない。いずれにせよ、バーリングの機智のおかげで、スウェーデンはヒトラーのロシア侵攻計画を前もって知ることができた。


9. モーリス・ウォード
不滅のプラスチックの製造方法

2_e24

 炎に包まれた飛行機を目撃したことで、イギリスの発明家モーリス・ウォードは何にでも耐える素材の開発を決意した。そして作り出された耐熱プラスチックは10,000度に耐え、広島型原爆の75個分に相当する衝撃に耐えることができた。さらに軽量かつ成形も容易であった。スターライトと名付けられたこのプラスチックにNASAが大いに関心を示したのも当然であったろう。

 だが、ウォードはいくつかの企業が正当な報酬もなしにこの発明を利用しようとしていることに感づき、手放さないことに決めた。そのままスターライトの作り方とともに2011年に亡くなってしまった。生前、その製法について「21種の有機ポリマーとコポリマー、少量のセラミック」と話していたそうだ。しかし、これだけ再現するには情報が少なすぎる。


8. ニコラ・テスラ
ワイヤレス電気の送電装置

3_e22

 インターネットという大発明のおかげで、今となってはニコラ・テスラが何者であるか説明しなくてもいいかもしれない。が、ご存じないという方のために一応説明すると、交流電流というエジソンの直流電流よりもはるかに実用的で安全な電流を発明した人物だ。ほかにもテスラコイル、無線トランスミッター、蛍光灯などを発明した業績があり、アメリカ最大の電気技師の1人に名を挙げられる。

 しかし、おそらくは彼の代表的な発明になったであろうものは完成しなかった。すなわち無線で電気を送電する装置である。1905年、彼はJ・P・モルガンから資金援助を受け、ウォーデンクリフ・タワーの建設を開始。これは上空の電離層とその下の惑星全体を導電体として利用するものだった。だが、アメリカを襲った経済不況のために完成に至ることはなかった。

 1943年、テスラは亡くなり、そのアイデアを道連れにした。その後も大勢がテスラのメモを基に実験の再現を試みるが、成功した者はいない。テスラは映像記憶が非常に得意だった人物で、残されたメモはスケッチや書き散らかしでしかなく、ほとんど参考にならないのだという。


7. ヤン・スロート
革新的なデータ圧縮技術

4_e16

 オランダの電気技師ヤン・スロートは1990年代初頭に史上最も効率的なデータ圧縮方法を発明したと発表。これは10ギガバイトの動画を画質を損なうことなく8キロバイトにまで圧縮できるものだ。1999年7月11日に心臓発作で突然亡くならなければ、データ送信に革命を起こしたであろう。彼の命日はフィリップス社と契約を交わす前日のことである。

 それでも諦められなかった元CEOのロエル・ピエパーはスロートデジタルコーディングシステムの買収を進める。が、運命によってこのシステムを公開しないよう定められていたらしい。システムが記述されたキーフロッピーディスクが紛失しており、徹底的な捜索にもかかわらず発見されることはなかった。


6. アントニオ・ストラディバリ
完璧な楽器の製法

5_e18

 クラシック音楽が好きな人ならば、アントニオ・ストラディバリについてご存じだろう。彼は1644~1737年に生きたイタリアの弦楽器製作者だ。およそ1,100挺の楽器を製作したとされるが、現存するのは650挺である。またそのうち500挺はヴァイオリンだ。現在、最も高価とされるヴァイオリン12挺のうち5挺までが彼の作品であり、その頂点に立つ「メサイア」には2億円相当の価格が付けられる。

 その製法は現在に伝わっていない。ストラディバリが自分の楽器作成法について秘密を明かすことはなかったからだ。昔から科学的な研究対象とされてきており、板の厚みや、接着剤、樹脂、あるいはニスなどが天上の音色の秘訣とされることもあるが、はっきりとしたことはわかっていない。

5. ヨハン・ベスラー
永久運動の謎

6_e

 1712年、オルフィレウスの愛称で知られるドイツの起業家ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラーは、燃料や外部の力なしでも自ら動き続ける装置を発明したと発表。その1717年には、大勢の人物がその革新性を信じるようになる。ある実験では、誰も触らないのに54日間作動し続けたという。
 
 この装置は直径2mに近い車輪で、数ポンドの物を持ち上げることができた。実験の見学者の中には著名な科学者や数学者もいたが、誰もその仕組みを理解できなかった。ベスラーは秘密の対価として2万ポンドを要求。これにロシア皇帝ピョートル1世が関心を示し、ライデン大学の教授にその真偽を評価するよう依頼する。だが、ベスラーはこれを発明を盗むことが目的だと考え、装置を破壊してしまった。彼は1745年に亡くなり、その秘密が後世に伝えられることはなかった。

 この発明は無からは何も作り出せないというエネルギー保存の法則を無視するかのようである。現代の科学者たちはベスラーが残した記述からその仕組みを解き明かそうとしてきたが、今もって謎のままだ。案外、ベスラーは永久機関など発明しておらず、ただ人々が騙されていただけかもしれない。


4. アーセン・ゴーダーティア
盗まれた名画のゆくえ

7_e13

 「ヘントの祭壇画」は15世紀初頭に描かれたフーベルト・ファン・エイクの傑作である。世界的にも重要な作品で、最も盗難被害にあった作品と言われている。同時に数度の火災や暴動でも難を逃れた強運にも恵まれている。しかし1934年のある月のない夜、聖バーフ大聖堂の外でパネルのようなものを携えた男2人が車に乗って立ち去る姿が目撃された。翌朝、12枚あったヘントの祭壇画のパネル2枚の盗難が発覚する。

 しばらくすると司教に身代金を要求する手紙が届く。窃盗犯と司教との間で何度も手紙が交わされ、犯人側は信頼を獲得するためにパネルの1枚「洗礼者ヨハネ」を返却までしている。しかし、これを境に手紙はぷっつりと途切れてしまう。

 これとは無関係に思える場所である出来事が起きていた。株ブローカーのアーセン・ゴーダーティアという人物が脳卒中で倒れた後、弁護士との私的な会見を要望したのだ。死の床の中で彼は弁護士に盗まれたパネルの在処を知っていると話し、洋服ダンスを指差した。引き出しの鍵について何事か告げると、そのまま事切れた。
 
 弁護士はタンスを開け鍵を見つけると、それで引き出しを開けた。そこにはなんと司教と窃盗犯の書簡が入っていた。まだ郵送前の手紙もあり、その1節に「正しき裁き人のパネルを周囲の注目を集めずに回収することは誰にもできません。私にも無理でしょう」とあった。その意味するところは不明だ。どこか目に見える状態で隠されているのだろうか? それとも公共の場や建物の中にでもあるのだろうか? ベルギー警察は現在も捜索を続けている。


3. ジョン・コナリー知事
ケネディ大統領の暗殺のカギを握る人物

8_e12

 1963年11月22日のケネディ大統領暗殺については様々な憶測が流れている。が、当時のテキサス州知事ジョン・コナリーが同時に重傷を負ったことについてはあまり話題に上らない。実は彼は暗殺の瞬間、車の前のシートに同乗していた。ウォーレン委員会では、1発の弾丸が大統領を殺害し、コナリー知事に重傷を負わせたと説明された。
 
 しかし陰謀論者によれば、車のシートの配置からいって、1発の弾丸がコナリー知事と大統領に同時に命中することはありえないという。もし本当なら、弾丸は空中で方向を変え、ジグザグに飛行したことになる。別の証拠からは2発目の銃弾が発射されていることが示唆されている。そして、知事本人すらオズワルドの単独犯説を信じていながらも、同じ弾丸で撃たれたはずがないと発言している。

 この謎に決着をつけるには、未だ元知事の遺体に残ったままとされる弾丸の破片を調べることだ。1993年、コナリーが死去すると、彼の遺体を掘り起こし、検死を求める請願書が提出された。遺族はこれを拒否し、現在に至るまで真偽は明らかになっていない。


2. エドワード・リーズカルニン
石を動かした魔法の正体

9_e11

 エドワード・リーズカルニンはラトビア系の米国移民で、1923年から死去する1951年まで、フロリダ州にコーラルキャッスルという建造物を作り出した人物だ。身長152cm、体重45kgという小柄な彼であるが、どういうわけか30トンもの石を運ぶことができた。

 作業は人知れず1人だけで行われた。作業の様子を唯一目撃したのは2人のティーンエイジャーで、ヘリウム入りの風船のように石が浮いているようだったと証言している。ほかには木製の三脚とロープでできた道具を見たという者がいるだけだ。が、これもまたそれほどの重量を支えられるような代物には見えなかったそうだ。また道具の中には彼が「永久運動ホルダー」と呼んだ謎の小さな装置もあった。

 1951年にリーズカルニンが死ぬと、コーラルキャッスルは人気の観光地となった。1986年、重さ9トンの回転ドアがヒンジが錆びたせいで動かなくなる。だが、それまでは小さな子供でも楽に動かせるほど完璧なバランスを保っていた。修理には8人の作業員と50トンクレーンが動員されたが、リーズカルニンがやったような見事な状態には修復できなかった。生前、彼は大ピラミッドが建築された方法を解き明かしたと話していたようだが、その秘密を明かさぬままこの世を去った。


1. ジェローム
両足を切断されサンディコーブの浜辺に倒れていた男

10_e12

 1863年9月8日、カナダ、ノバスコシア州サンディコーブの砂浜で1人の男性が発見された。この男性は膝上のところで両足が切断され、傷口に包帯が巻かれているという状態だった。名前を聞かれると何事かもごもごとつぶやき、ようやく「ジェローム」と聞き取りにくい声で話した。彼がジェロームと呼ばれるのはそういうわけだ。その後は一切口をきかず、動物のような音を発することしかできなかった。おそらくは脳にも損傷があったと思われる。

 数年もすると変わり者として知れ渡り、よそから見物に訪れる者も現れた。そして1912年、自分のことを一切語らぬまま亡くなった。どこから来たのか、なぜ足がないのか何もわからない。

 が、面白いのはその彼が21世紀のノバスコシア州で今も語られていることだ。彼について本が書かれ、1994年には『ジェロームの秘密(Jerome’s Secret)』という映画まで撮影された。ただ語るべきことがなかっただけかもしれない。だが、何も語らなかったがゆえに人々の想像をかき立てて止まない。

via:toptenz

☆好奇心に駆られる記事じゃ!

おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!