保健福祉の現場から

感じるままに

出産費用見える化とその周辺

2023年11月21日 | Weblog
R5.11.21朝日「出産一時金50万円を8割が超過 横浜市調査、「費用ゼロ」は可能か」(https://www.asahi.com/articles/ASRCK7FHWRCGULOB014.html)が目に止まった。R5.9.7朝日「出産費用、半数近くが値上げ 「出産育児一時金の増額」も理由に」(https://www.asahi.com/articles/ASR976DHJR97UTFL007.html)が報じられているように、出産費用が大幅アップしている機関が少なくないかもしれない。出産育児一時金(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/shussan/index.html)は「支給額については、令和5年4月より、42万円から50万円に引き上げられました。(※)妊娠週数が22週に達していないなど、産科医療補償制度の対象とならない出産の場合は、支給額が48.8万円となります。」とあるが、出産費用が値上げされており、政策効果は薄れているであろう。医療保険部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28708.html)のR5.9.7資料2「出産費用の見える化等について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001143706.pdf)p4「出産費用の見える化について(公表内容等)」、p3「出産費用の見える化について(スケジュール等)」で示すように、来年4月「見える化ウェブサイトで公表開始」である。ところで、以前、R元8.22朝日「「ボリビアで三つ子産んだ」 出産一時金を詐取容疑」(https://www.asahi.com/articles/ASM8P6F9CM8PULOB00M.html)が出ていたが、最近もR5.5.26FNN「「双子が生まれた」ウソの申請で出産一時金80万円を“詐取” ベトナム人の33歳男を逮捕…同様手口で1600万円以上受給か」(https://www.fnn.jp/articles/-/533219)が報じられ、R5.5.24「「海外療養費及び海外出産に係る出産育児一時金等の支給の適正化に向けた対策等について」の一部改正について」(https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T230526S0050.pdf)が発出されている(https://shaku-sr-office.amebaownd.com/posts/44194140)。R5.5.24全国健康保険協会「出産育児一時金の不正請求について」(https://www.kyoukaikenpo.or.jp/about/sb7090/PressRelease20230524/)が出ているが、表面化していない事案はないのであろうか。出産育児一時金の不正防止を徹底すべきと感じる。そういえば、R3.3.26現代「泣いて出てきた胎児をそのまま死なせ…中絶ビジネスの「壮絶すぎる実態」」(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81071)の「健康保険に入っている場合に受け取ることができる「出産育児一時金」が“悪用”され、ビジネス化」について、医療保険部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho_126706.html)のR2.12.2「出産育児一時金について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000700493.pdf)p8「【現状・課題】出産育児一時金は、12週以降の分娩には、人工妊娠中絶だけでなく、死産、自然流産の場合にも支給している。このため、12週を待って人工妊娠中絶を行う者がおり、母体保護の観点から望ましくないとの指摘がある。」「【対応案】人工妊娠中絶の区分を設ける」とあるように、中絶ビジネスを改善する必要がある。R2.7.3朝日「“格安中絶”のカラクリ ネット広告で危険な手術へ…元職員が告発」(https://dot.asahi.com/wa/2020071000015.html)、R2.7.13朝日「母体のリスク高い“格安中絶” 神奈川県のX産婦人科院長との一問一答」(https://dot.asahi.com/wa/2020071000018.html)はゾッとする。
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