保健福祉の現場から

感じるままに

保健医療分野AI開発

2020年12月23日 | Weblog
12.23Web医事新報「AIを用いた内視鏡の今後の展望について」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=16204)では「専門医を超えるAIの実現は難しいが,診療サポートとして必須になるだろう」とある。「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」(https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000490834.pdf)の成果発表シンポジウム「AIなしでは医療は難しくなっていく」(https://medicalai.m3.com/news/191112-report-aihospital?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=AI191115&mc.l=527522477)の「(1)正確な画像診断・病理診断補助)」は当然の流れであろう。保健医療分野AI開発加速コンソーシアム」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kousei_408914_00001.html)の資料「日本における重点開発領域」(https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000515847.pdf)では、①ゲノム医療、②画像診断支援、③診断・治療支援、④医薬品開発、⑤介護・認知症、⑥手術支援の6分野が位置付けられているが、我が国では、「人工知能技術を利用した医用画像診断支援システムに関する評価指標」(https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000515843.pdf)が出ているように、②画像診断支援が先行している感じかもしれない。おそらく、今後、遠隔診断支援も当たり前になるであろう。保健福祉の分野では、最近は、質的データ(記録、インタビュー、写真・ビデオ等)を活用した調査・研究も重視されているようであるが、例えば、NHK「子どもの虐待と保護の判断をAIで支援 初の実証実験」(https://www.nhk.or.jp/d-navi/sci_cul/2019/05/news/news_190528-3/)のような自治体で蓄積されている記録・資料を積極的に活用できないものであろうか。総務省資料(http://www.soumu.go.jp/main_content/000632218.pdf)p25~27「2030年代に実現したい未来の姿」にある「I インクルーシブ」「C コネクティッド」「T トランスフォーム」の新しいICTにも期待したい。「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000101520_00002.html)の「健康寿命延伸プラン」(https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000514142.pdf)、「医療・福祉サービス改革プラン」(https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000513536.pdf)が打ち出されているが、「2040年」とはいわず、例えば、10年以上前倒しできないものであろうか。とにかく、未来の医療・福祉・介護・保健は従来の延長ではない。
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