保健福祉の現場から

感じるままに

後発医薬品の安定供給

2024年06月17日 | Weblog
R6.6.16読売「ジェネリック医薬品ごとの増産能力や在庫などメーカーが公表へ…厚労省、安定供給狙い」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240616-OYT1T50105/)で「厚労省は今年度、必要性が高い薬の生産状況や増産実績などを基に、後発薬メーカーを3段階でランク分けして、安定供給に貢献している製薬会社の薬価を高めに設定する優遇策を導入」について、安定供給にどれほどつながるであろうか。患者負担がその分上がることは認識したい。今のところ、厚労省「医療用医薬品供給状況」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kouhatu-iyaku/04_00003.html)では薬剤不足は解熱鎮痛薬に限らず広範囲に渡っている。R6.5.31「経口抗菌薬の在庫逼迫に伴う協力依頼」(https://www.mhlw.go.jp/content/001259615.pdf)の「経口抗菌薬が真に必要な患者に、円滑に供給できる状況を維持することが重要である一方で、医薬品の配分は過去の流通・販売実績に応じて行われることが多いため、経口抗菌薬の適正使用を遵守してきた医療機関ほど大きな影響を受けることが懸念されます。」とあるが、まずは安定供給が欠かせないであろう。「後発医薬品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_ryutsu-yakka_00002.html)のR6.5.22報告書(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40339.html)について、R6.5.16Web医事新報「【識者の眼】「産業構造を理解していない後発医薬品産業構造検討会報告書」坂巻弘之」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24319)が出ているが、R6.6.8朝日「品不足の後発薬、生産集約呼びかけへ サワイ社長」(https://www.asahi.com/articles/DA3S15953793.html)はどうなるのであろうか。
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