保健福祉の現場から

感じるままに

健康増進計画

2006年11月30日 | Weblog
昨夜は、管内U市の健康増進計画策定委員会に参加した。本来ならば、もっと以前に計画が出来上がっていてもよかったかもしれないが、今年度の策定になったのは、おそらく市町村合併の動向が影響していたのであろう。新たな市総合計画の開始に合わせたこともあるかもしれない。しかし、今年度の策定にも異論があるかもしれない。老人保健事業は平成19年度までで、平成20年度からは医療保険者による特定健診・保健指導が始まる。県の健康増進計画や医療計画は来年度改定されるとともに、医療費適正化計画が策定される。平成21年度からは第4期介護保険事業計画が始まる等、保健・医療・福祉の状況が大きく動いているからである。但し、それらを待っていては、いつまでたっても市の健康増進計画は出来上がらないかもしれない。その時には、また新たな大きな動きがあるかもしれないからである。さて、事務局から示された資料には、国や県と比べて良いデータもあれば、かなり悪いデータもある。昨夜は公募委員をはじめ、皆さんが日頃の活動を踏まえて積極的に発言されていた。やはり、ありのままのデータを出すことが大切であることを実感したところである。ところで、健康増進計画の策定にあたっては、健康日本21の中間見直し(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/09/s0915-8.html)を考慮するのは当然として、食育の推進(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/06/dl/s0613-8i.pdf)や介護予防事業(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/topics/051221/index.html)等も考慮されている。今年度からの高齢者の生活機能評価の分析(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/topics/051221/dl/03a.pdf)は経年的に把握できる有効な健康指標の一つになるはずである。今年度の市健康増進計画の策定は、なかなか良いタイミングではないか、そんな感じがしないでもない。しかし、委員の方々の発言を聞いていると、計画の策定はいつでも最高なのかもしれない、とも感じたところである。
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